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ユーロが上昇、ギリシャ緊縮財政法案の可決観測強まる

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ユーロが上昇、ギリシャ緊縮財政法案の可決観測強まる
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 6月28日、ニューヨーク外国為替市場では、ギリシャ緊縮財政法案の可決観測が強まりユーロが上昇した。写真は都内の為替ボード。2008年10月撮影(2011年 ロイター/Issei Kato)
 [ニューヨーク 28日 ロイター] 28日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが上昇した。ギリシャ議会が緊縮財政法案を可決するとの観測が強まった。ただ長期的な解決策をめぐる不透明感からユーロの上値は抑えられるとの見方が出ている。

 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁がECB理事会は非常に強い警戒モードにあると述べたこともユーロに追い風となった。

 ギリシャ議会は29─30日、歳出削減、増税、国営企業の民営化などを盛り込んだ緊縮財政法案の採決を行う。同法案の可決は、欧州連合(EU)/国際通貨基金(IMF)による追加支援実施の条件となっている。

 ウェルズ・ファーゴの通貨ストラテジスト、Vassili Serebriakov氏は「ギリシャの採決への関心が高まっているようだ。重要なのは、数カ月以内の強制的な債務再編を回避することだろう」と指摘した。

 同氏は、ギリシャ債務の自発的な再編は将来的には可能だが、緊縮財政法案の可決は「ユーロにとって最悪のシナリオを排除」するだろうと語った。

 ユーロ<EUR=>は直近で、0.5%高の1.4362ドル。トレーダーは、ギリシャの緊縮財政法案が可決されれば、安心感からユーロはさらに上昇する可能性があるものの、6月につけた高値の1.47ドル付近では上値の重い展開を見込んでいる。

 緊縮財政法案が否決される可能性があることを受け、ユーロ売りのオプション価格は高水準を維持した。アナリストは、法案が否決された場合、ユーロが心理的に重要な支持線である1.40ドルを下回る可能性があるとみている。

 ユーロ/ドルの1カ月物インプライドボラティリティオプション<EUR1MO=>は直近で、約13%。ユーロ/ドルの1カ月物リスクリバーサル<EUR1MRR=ICAP>で、プット(売る権利)への傾きは約2.6と、ユーロへの弱気な見方を示した。

 在ロンドンのトレーダーは「法案は可決されると考えている。大方の人がそう思っているが、そうでなかった場合を受け、ユーロのプットが高くなっている」と語った。

 ユーロは対ポンド<EURGBP=D4>では約8週間ぶり高値となる89.80ペンスに上昇。ポンド<=GBP>は通貨バスケットに対しても13カ月ぶりの安値に下落した。

 ドルは対円<JPY=>で0.4%高の81.12円。対スイスフラン<CHF=EBS>では過去最安値となる0.8276スイスフランをつけた。

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