--- 大口座 +297万円(+20,635 USD) 小口座 +2万円(+162 USD)
今週は、エムポックス感染がアジア(フィリピン、タイ)にも広がっているというニュースから、
新型コロナの時同様に各国の入出国規制が強まり、飛行機が飛ばなくなるという想定の下、久しぶりに原油を売りに行きました。
新型コロナ拡大の時は、70ドル台から、マイナス35ドルまで実に100ドル程度下落しています。
今回は74ドル後半で売りを入れた原油が、週半ばには71ドル台前半まで下落。エムポックス感染者が続いて報告されれば、10ドル以上は下げると想定して売り持ちをしていたところ、新たな感染者が出てこなかった事もあり、一気に建値まで戻ってきてしまいました。これは想定外で、大きな含み益を出しながらも、損切で終わるという勿体ない結果となってしまいました。
ただ、今後もエムポックス関連のニュースには要注目。再度感染拡大が見られれば、原油売りを入れていく予定です。
今後の注目は以下。
① パウエルFRB議長、「利下げの時が来た」-ジャクソンホール
・インフレ率が2%への持続的な道筋にあるという確信深めた-講演
・労働市場の一段の冷え込みは望みも歓迎もしない-パウエル議長
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、主要政策金利を引き下げる時が来たと述べた。ここ数十年で最悪となったインフレを鈍化させるという仕事の完了を目指しつつ経済の力強さ保持に取り組む中、連邦公開市場委員会(FOMC)が9月に利下げを開始するとの見通しを裏付けたほか、労働市場のさらなる冷え込みを防ぐ意図を明確にした。
議長は23日、ワイオミング州ジャクソンホールで開かれているカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムで講演。「政策を調整する時が来た。方向性は明確であり、利下げのタイミングとペースは今後入手するデータ、変動する見通し、そしてリスクバランスに左右される」と語った。議長の発言は事前に配布された原稿に基づく。
パウエル議長はまた、インフレ鈍化の面で最近進展が見られるとの認識も示した。「インフレ率が(当局目標である)2%への持続的な道筋をたどっているという確信を深めた」と述べた。
(出所:Bloomberg)
米ドル売り目線継続。
② 日銀、追加利上げへ複雑な判断 年内視野のシナリオ維持
日銀の植田和男総裁は23日、衆参両院の閉会中審査に出席し、経済・物価が見通しに沿って推移すれば利上げする方針を繰り返し説明した。日銀は年内にも追加利上げするシナリオを維持するが、市場動向や政治情勢は変化しており、複雑な要素が絡んだ政策判断になる。
植田総裁は同日、今の金利水準について「実質では大幅なマイナスが続いて緩和的な金融環境は維持されていると考えている」と強調した。
経済や物価が見通し通りに推移すれば「金融政策は(景気を過熱も冷ましもしない)中立的な水準になっていく」とも話し、今後も利上げが必要との考えを示唆した。
(出所:Bloomberg)
日本円買い目線。ドル円は引き続き売りを狙っていく予定。
各通貨の注目ポイントは以下。
米ドル(USD):中立から売り
ドル円は、23日に予定されている植田日銀総裁の発言や、パウエルFRB議長のジャクソンホール会合での講演が注目される中、米7月PCEデフレーターと8月東京都区部CPIが焦点となる。特に、PCEデフレーターの伸び率が予想を下回れば、9月のFOMCでの利下げ幅が拡大する可能性があり、ドル円の上値を抑える要因となりそうです。地政学的リスク、特に中東情勢やウクライナ戦争も引き続きドル相場に影響を与えるリスク要因です。
日本円(JPY):中立から買い
円相場は、自民党総裁選や日本国内の指標、特に8月東京都区部CPIの結果に注目が集まります。さらに、植田日銀総裁の発言が追加利上げを示唆する可能性があるため、円相場が上昇する可能性があります。日米の金融政策の方向性が引き続き円相場を左右する見込みです。
ユーロ(EUR):中立
ユーロドルは、8月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)を注視しつつ、9月のECB理事会での利下げの可能性を探る展開となるでしょう。地政学的リスクが依然としてユーロの上値を抑える要因となり、ウクライナ戦争の展開もユーロ相場に影響を与える可能性があります。
豪ドル(AUD):買い
豪ドルは堅調な動きを維持する見通しです。RBAの議事要旨では、インフレが持続的に目標に戻るには時間がかかるとされており、他国よりも利下げが後ろ倒しになることが確実視されています。特に米FRBやRBNZとの政策の違いが豪ドルを支える要因となっています。今週の豪州の経済指標にも引き続き注目が集まります。
ニュージーランドドル(NZD):売り
NZドルは、RBNZが利下げを決定したことで上値が重くなりそうです。NZの経済指標に注目が集まる一方で、利下げの影響がNZドルを圧迫する可能性が高いです。
南アフリカランド(ZAR):中立から買い
南アフリカランドは底堅い推移が予想されます。7月のCPIが大幅に低下し、SARBの利下げ予想が高まる中、インフレ抑制による経済好転への期待がZARを支える要因となりそうです。ただし、地政学的リスクが高まった場合には、ZARが影響を受ける可能性があるため、注意が必要です。
英ポンド(GBP):中立
ポンドは、不確実な動きが続く見込みです。BOEの追加利下げをめぐる不透明感が強く、英中銀関係者の発言や今後の経済指標がポンド相場に影響を与える可能性があります。住宅市場やPMIの結果も、ポンドの方向感に影響を与えるでしょう。
カナダドル(CAD):中立から売り
加ドルは、対ドルで底堅い動きを維持しつつも、BOCの9月会合での追加利下げ観測が上値を抑える要因となりそうです。7月のCPIが予想通りの結果であったことからも、インフレ圧力の弱まりが続く中、加ドルの上値は限られそうです。今週発表される加国内の経済指標も注視が必要です。
その他、詳しいところは長くなるので、動画の中で↓
原油売りで大失敗!エムポックス感染拡大リスクはまだ終わっていない? 合計 +300万円(+20,797 USD)/週 カルロス上杉 FX週間予報 2024年8月26日~
https://youtu.be/Oq6EDJ5Ules・・・続き情報