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30分で1冊。ビジネス書評ブログ

現在、本を読まないと言われる時代に、読書の価値を見直し、日本中にビジネス書の読書習慣を広めること。そしてポジティブで楽しめるビジネス書読書を1人でも多くの社会人(社会人準備者)に広めたい。という目的を持って、読書会を開催しています。

1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法
クリス・ギレボー (著), 本田直之  (翻訳)


1万円起業

小額の資金で起業ができるよという本です。
昨年の9月に出版された本です。

特に何か本を買おうと思って書店に立ち寄ったわけではなかったんですが、「起業」のコーナーで6冊ほど似たような内容の本をその場で読んでみて、この本のある部分に惹かれて購入しました。


■簡単に起業できるよ


本の表紙や帯を見ると、小額で簡単に起業できて、そして儲かる。とイメージしてしまいそうな内容ですし、お気楽で楽しげなイラストがそんなイメージを加速させます。(笑)

実際は、自分が好きなことが、
たくさんの人に喜ばれる
たくさんの人の問題を解決できる


ことが、小額で起業できて儲かるポイントです。
本書の中に事例として登場する人のほとんどは、好きではじめたってこと。
それから、いつの間にか儲かってた。これって起業だよね?
みたいな。

起業するには、いろんなお金がかかりますし、時間もかかります。起業のネタも必要です。
それが、好きとか喜んでくれる人が多いとかそれが、通常の起業では必要な資金の問題や顧客開拓の部分なんかをカバーしてくれているように感じました。
スキこそものの~的な。

簡単に起業できるよ。
起業なんて簡単だ。

たしかにそうだと思います。
好きでしょうがないものがあって、その好きなことがたくさんの人に喜ばれるものを持っていたら。ですけど。

それに、大好きなことじゃないと、たぶん、これ儲かるやん?とか、なんか儲かりそうなことないかな?というような発想ではじめたことは、たとえニーズがあったとしても、そのニーズにたどり着くまで気持ちが続かないと思うんですよね。

こんな公式が本の中にのっていた。

引用
(情熱+スキル)×(問題+市場)=ビジネスの機会

この公式からも分かるように、情熱だけでは起業できないし、ご飯も食べてはいけない。
これをやりたいんだ!と思っても、そこにスキルが無いとビジネスは広がらない。
また情熱とスキルがあっても、個人の問題を解決してあげられる内容であったり、そもそもそれを求める市場がないことには、ビジネスの機会は無い。

■誰でもコンサルタントになれるテンプレート


実は、この本を買うと決めたのは、
「誰でもコンサルタントになれるテンプレート」があったから。
このテンプレートの空欄に顧客になるだろう人の問題と自分の出来ること、そして報酬額を書き込むことで、わかりやすい自分の強みののようなものが出来上がります。
そのテンプレートは本書を買ってみてくださいね。

このテンプレートに必要なことを書き込む作業の過程で自分のことを棚卸して、自分にも相手にもわかりやすい自分のスモールビジネスの説明文が出来上がりますよ。

■まとめ


1万円くらいではじめられるようなビジネスがテーマですが、小額ではじめるからこそ必要な、ベネフィットの内容やニーズの見つけ方、自分のビジネスがいかにあなたにとって役に立つ、あなたの問題を解決してあげられるものなのかということを気付かせるための方法が簡単に、シンプルに書かれています。

起業するには、もっといろいろと細かいこともやっていかないといけないとは思うのですが、まずは、核になる部分を整理するためにも、この本をまず読んでからでも遅くは無いと思います。








今日の本です。
ソーシャルメディアの流儀
ノブ横地(著)

ソーシャルメディアの流儀

ツイッター伝道師 ノブ横地さんの2冊の著作のうちの1冊。

SNSをビジネスに活用する方法が書かれています。
本の帯に書いてある

「遊びで使うのをそろそろやめませんか?」

というコピーにドキッとしますね。

・・・・とは言え、SNSをどうやってビジネスに活用したらいいの?
という疑問に見事に答えてくれているのが本書です。


この本のコンセプト・・・というより、
ビジネスで使うSNSのコンセプトは、

応援と感謝、
そして、
誠実な下心


この3つです。

実は今年の6月だったかな?
このノブ横地さんのセミナーに参加してるんです。
そのときに、著作があることなどを知って、まず1冊読んだんです。

セミナー中に出てきた、誠実な下心というキーワード。
1冊目を読んでいるときに出てきた誠実な下心・・・・

実のところ、よく分かりませんでした。

自分の理解力の無さに反省しながらも、本書でその意味がやっと分かり、
今は、応援と感謝、そして誠実な下心をなんとか実践しているところです。

あんまり詳しく書くと、あーそれ実践してんだね。って思われちゃうし、恥ずかしいので書きませんが(汗)、フェイスブックをご自信のビジネスに活用したいと思っている方には必読の1冊だと思います。これ一冊読んだだけでも、フェイスブックの使い方が変わってきますよ。

今月の18日にノブ横地さんのセミナーがまた福岡で開催されます。

初めて参加したときは、正直、フェイスブックも遊びで使っていたし、よく変わっていなかった。
しかし今回はだいぶ意味を分かって参加ができるので非常に楽しみです。



11月8日朝5時からのWEB読書会で読んだ本です。

脳から自分を変える12の秘訣

■ダイジェスト読書法(30分読書法※)で読んだ書籍

書籍名:脳から自分を変える12の秘訣
著者:築山 節(著)

■読んだ目的

脳について勘違いしていることは何?

■読んだ感想・得たもの・得られそうなもの

実は、同時期に7冊ほどあった本の中で、一番読む気がしなかった本でした。
目次を読んでも、なんとなく最後にのこっちゃった本で、読書会の時に無理やりでも読んでみようかと思って読み始めました。

しかし・・・


脳が年齢とともに衰えるというのは大いなる間違いです。

これは、もう、加齢とか、地頭のせいではなく、本人の努力不足と言えるかもしれません。
この本には、タイトル通り、脳から自分を変える12の秘訣が語られています。


12の秘訣のうち、自分にヒットしたのが9個ありました。
・ヤル気
集中力
抑制の力
自分の考えをまとめる力
アイデアが浮かばない
思い出せない言葉が増える
ネガティブな思考を繰り返す
時間の無駄遣いをしてしまう
変化への対応力

この中で共通して言えるのは
体も動かさずじっとしていること
同じ言葉、使いやすい言葉ばかり使うこと
聞くだけ、読むだけでアウトプットをしない
時間に制約を設けない
など。

こういうことを繰り返すことで
積極的に、おもしろいように、脳が老化していくんです。

やっぱり読書は脳にいいんだってことが、この本で再確認できました。
こういう、老化するための積極的な努力は極力避けたいものですね。^^
また、読む前の印象と読んだ後の印象がこうも違うなんて、まだまだ読み方が足りないなと反省しきりです。^-^;

11月8日(土)
早朝5時からWEB読書会をおこないました。

早朝5時からWEB読書会をおこないました。

今日の参加は、東京からO夫妻、台湾からTさん、福岡から私の計4名です。

Tさんは、
ティッピング・ポイント
いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか
マルコム グラッドウェル (著)

ティッピング・ポイント

Oさんは、
サラリーマンの僕が35歳で資産3億円つくった方法
島居 里至 (著)

サラリーマンの僕が35歳で資産3億円つくった方法

Oさん奥様は、
子どもは文字で訴える
石崎 泉雨 (著)

子どもは文字で訴える

私は、
脳から自分を変える12の秘訣
「やる気」と「自信」を取り戻す
築山 節 (著)

脳から自分を変える12の秘訣

その場で読み、その場で発表しました。

時間を制限して読む参加者が居る、という状況で本を読むというのは、WEB読書会ならではです。こういう制約がある状況だと、異様に集中力が出ます。
読書法の習得も早いです。

今日300ページの本にチャレンジしたTさんも、実は内容はよく分かってませんとアウトプットしていましたが、聞いていた私の印象では、本の概要がよく理解できました。

この限られた時間だけでOKの本もあれば、
通読・熟読の必要があったり、同種の本を手に入れて読む必要がでてきたり、
読まなくてもよかったな、と思える場合の3通りの結果が想定されます。

読まなくてもよかったなという判断も、最初から最後まで読むより、30分以内で結論が出せるならほんと時間のムダを防げます。

ということで、
来週は水曜日が読書法を使った企業研修実施のためお休み。
来週は土曜日の開催となります。

本当に読書会はファシリテートしてても楽しいです。^^
Oさん、Tさん、ご参加ありがとうございました。
またよろしくお願いします。


今日の本は、

仕事力・マネー力・運気力がアップする
すごい読書! /
中島 孝志  (著)


すごい読書!

本を読んで、得た情報を活用する方法を書いた本です。
著者は、速読教室にも通った経験をお持ちなので速読の要素も本の中にありますが、訓練が必要なことはそんなに書かれていません。

それよりも、初心者の方が、取り組みやすく、著者が実際に使っている方法、つまり効果のあるインプットとアウトプットの方法が書かれています。

脳は宇宙。本の内容は宇宙である脳に放り込んで、後でロケットに乗って探しに行けばいい。

速く読めるだけでは意味が無い。
本が読めて、読んだ内容を理解できること。

目的を持って、目的を探すように読んでいくと、必要な情報が目に付くようになる。
これを、著者はオートマン機能と言っていた。
これは一般的にはカラーバス効果という、脳の効果のこと。
目的をもって情報を探しながら読む人は、このカラーバス効果を意識して読んでるんでいる。

難解な本は1回、1~2時間かけて読んでみる。
そして、2回目、3回目、4回目は時間をかけずに読んでいくと理解が深まる。
未知のものであっても、自分が持っている既知の情報をもとに未知の知識を推論して理解していく。


■まとめ


今日は、メモ的な記事です。
読書はあくまでも、他人の知識、情報、スキル、体験に過ぎない。
その内容から自分が刺激を受けて、どう考え、どんなアイデアを考えたか。
そして、具体的に仕事に活かせるかどうかにかかっている。と著者は書いていました。

本当にそうだと思います。
私も、仕事で追い詰められたことで読書を始めた一人なので。