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30分で1冊。ビジネス書評ブログ

現在、本を読まないと言われる時代に、読書の価値を見直し、日本中にビジネス書の読書習慣を広めること。そしてポジティブで楽しめるビジネス書読書を1人でも多くの社会人(社会人準備者)に広めたい。という目的を持って、読書会を開催しています。

今日の本は
伝え方が9割/佐々木圭一著
昨年2013年のベストセラー本。
50万部以上売れていて、メディアにも取り上げられている本です。

伝え方が9割


実は、最近あまり新刊を読んでなく、先月開催したワークショップの教材にはベストセラーがいいんじゃないかということで選んだ本だったので、何が書かれているか分からなかったので、自分でも読んでみました。

著者プロフィールや、まえがき、あとがき、目次を通して読んでみたときに、

「強いコトバ」

というキーワードが気になったので、強いコトバとは何か、またそれをどうやって作るのか?
というゴールを設定して読んでみました。


■感動は作れる?



鳥肌がたつような感動的な言葉は作れるそうです。
そのレシピもあります。

①サプライズ法
②ギャップ法
③赤裸々法
④リピート法
⑤クライマックス法

以上がそのレシピです。

①サプライズ法
相手の心を動かしたいときに使う言葉を作るときに。

②ギャップ法
感動的な言葉を作るときに。

③赤裸々法
生命力のある言葉を作るときに。

④リピート法
記憶に残したり、感情をのせたりしたいときに。

⑤クライマックス法
切れかけた相手の集中力を復活させるために。

目的用途に合わせた強い言葉を作るレシピをいただきました。
著者自身がコピーライターでありたくさんの賞を受賞されている方ですので、この言葉のレシピは、表現は軽いですがとても重みを感じます。


■まとめ


本は、ほんとうにいいですね。
著者が何年、何十年とかけて作り上げたノウハウを
たった1,000円程度で学べて使えるんですから。

巻末の参考文献は、最近の本やアニメなどが紹介されていて
普通見る、小難しい文献じゃないところに、素直に新鮮さを感じました。

学習の4段階の考え方では、読んだだけでは、
知っているけどできない状態だと思います。

せっかくこの本を通じて、著者が分かりやすく簡単な表現で書いてくれたノウハウですから、何度も繰り返して感動する言葉を意識しないで作り出していけるようになりたいものです。

我々が教えている読書法も、1回のワークショップで
知っているから出来る状態までになってもらってお帰りいただきます。
あとは自分で何度も練習、またはWEB読書会や、ワークショップに参加しながら、考えなくても出来るようになっていきます。

くり返しが大切ですね。


今日読んだ本です。
感動する数学/桜井進(著)

感動する数学

数学に感動する?
読書仲間の方が読んでおられたので興味があって読みました。

小学校では算数、そして、中学校で算数は数学と名前を変えます。
中学生になった当時、数学という響きに、なんとなく大人になったような気がしたのを思い出しました。

とはいうものの、数学は私にとっては、学校の教科でしかありません。
公式を覚えて解いて、点数つけてもらって・・・という、どちらかというと嫌いなものです。
それが、感動するなんて、なんで?
と思いました。


■数学は発明ではない


数学って言うのは、この世の中にある自然の法則というか、宇宙と言うか、その運行そのものの、もともとあるもの、存在するものを、発見していく行為なんだということを本書で知りました。

名前だけ知っているもので言うと、ピタゴラスの定理や、アインシュタインの相対性理論、ニュートンの法則。

これらは、すべて、ピタゴラスやアインシュタインやニュートンが、独自に考えたものではなく、もともとこの世の中に存在していたものに気付き、発見した法則なんですね。
これが分かっただけでも、私にとって新鮮な驚きでした。

世界の難問を解いたとしても、発明ではなくて発見なので、特許申請ができない。というのもはじめて知りました。
尊敬はされるけど、独り占めはできない。発見されて無かっただけで、もともとはみんなのものだから・・・・。

■ノーベル賞がない


数学者にあたえられるノーベル賞も無いんだそうです。
あっておかしくないと思うんですが・・・。

これも、ことの真偽はわかりませんが、昔、ノーベルの恋人を奪ったのが数学者だったため、数学者のためのノーベル賞が無いなんて話もありました。(ホントかな。汗)

■まとめ


もちろん、本書を読んで数学のことが全て分かるわけじゃないんですが、普通に暮らしていたらおそらく分からなかったであろう、数学の話しが知れたのは良かったと思います。
感動する数学というタイトルの意味が理解できました。

数学者がたまにドラマに出るじゃないですか。
そんな時に、「私が最初にこの難問を解くのだ。」というようなセリフが必ずでてきます。
問題がすでにあるんですよね。不思議でした。世界で共通の難問をたくさんの数学者が解こうとしている。

まず、数学は発見することが目的なのであれば、誰よりも速く答えを発見したい。というのは分かります。

でも、問題ってどうやってでてくるんだろう?
その問題の答えって本当にあるんだろうか?
答えはありませんでしたよ。という答えもあるんだろうか?

そんな考えがグルグル頭を巡ります。

そして、百年たっても解けない問題は、何人もの数学者が引き継ぎながらリレーのように解こうとしている。
気が遠くなりますが、傍観者、観客として、その引き継がれるリレーの物語や個々人の数学者の歴史なんかを知るのは楽しそうだな。と思います。

数学はロマンなんですね。





11月29日(土)
私自身はじめての自主開催の読書術セミナーをワークショップ形式で行います。
現在参加者募集中です。^^
今までの本の読み方の常識を一旦壊していただきます。

そして新しい本の読み方ができるようになっていただきます。
参加はイベントページの参加をクリックしていただくか、
私に直接メッセージをくだされば丁寧にご説明します。

それから、ご自信は参加できなくても、読書術に興味のありそうな
ご友人がいたら是非教えてあげてください。

株式会社リクト様読書術研修

■セミナー内容

0分で本が1冊読めるようになったらあなたは最初に何に活かしますか?
読書量はビジネススキルや年収に影響するという調査結果があります。
ビジネス書を読むメリットは多々あります。思いつくだけでも、知識が増える、記憶力UP、集中力UP、語彙力UP、読解力UP、理解力UP、アイデア・発想力UP、会話力のUP、ストレス解消、そして年収と読書量は比例する・・・など。他にもたくさんあると思います。

しかし、読書は良いと分かっていても・・・・。
速読の本を読んでやってみたけどうまくいかない。
私には身につかないんじゃないか?
本を速く読める人は何か特別な能力があって、私にはムリなんじゃないか?
高額な速読セミナーに参加したけど身につかずいつの間にか止めてしまった。
と、そんな人が多いのも事実。


今回身につけていただく読書術は、
難しい速読の難しい要素を排除して誰にでも習得できる読書術です。


・ダイジェスト読書法が体験できる(30分で読めます。)
・異性間の感性の違いを体験できる
・ビジネス読書に適したメモ法が体験できる
・ビジネス書に興味が湧いて楽しく読んでいいんだ!ということを体感できる

など、大きなメリットがあります。


さらに今回は、「パーティーリーディング法」という手法を取り入れ、男性と女性をほぼ同数になるようにしています。
パーティ内には、男女それぞれ含まれることになります。

これは、異性間の感性の違いも一緒に感じていただくため。
それにより、学びが一層深まるんです。

また、読んだ内容のシェアなどで、異性の感性が合わさることで、広がりのある読書体験となります。

講座中は楽しいエクササイズと、本を使って実際に読書術を体験しながら読書術を身につけていただきます。

■主催

ビジネス勉強会読書法講師 友松はじめ
http://business-study.com/

■日時

11月29日(土)
17時20分~19時50分(2時間30分程度)

■参加人数

定員
男性6名
女性6名
※定員になり次第募集終了となります。
※Facebookとは別経路でご参加いただく方もいるので、早めに定員に達することがあります。

■申込締切日

11月28日(金)

■ご用意いただくもの
筆記用具
ノート
本1冊「伝え方が9割」
ワークショップ当日までに、「伝え方が9割」をご用意ください。
伝え方が9割
http://www.amazon.co.jp/伝え方が9割-佐々木-圭一/dp/4478017212

■場所

福岡商工会議所 地下1階 B1-C会議室
〒812-8505 福岡市博多区博多駅前2-9-28 
Tel 092-441-1110 Fax 092-474-3200
(JR博多駅博多口より徒歩約10分 地下鉄祇園駅5番出口より徒歩約5分)

■参加費用

 セミナー:3,000円
 懇 親 会:2,500円~3,000円を予定しています。(懇親会に参加ご希望の方はお知らせください)
セミナー費用・懇親会費用は、当日会場にてお支払いください。

懇親会会場:当日お知らせします。(会場近くの予定です。)
 

■申込方法

 ブログから私に参加希望とメッセージをいただいても結構です。
 または、ryuoh196949アットマークgmail.comまで参加希望・問合せのメールをください。
 丁寧にご説明いたします。

 
11月15日(土)に行ったWEB読書会【朝カツ】で私が読んだ本です。

未来形の読書術

未来形の読書術/石原千秋著

今回、この本で思いもつかなかった読書の効果について3つ知ることができました。

■本を読む前に分かること
書店で本を何冊か手にとって、購入すると決めた、その前。
決めるという行為に至るまでには、

自分か知っていること
自分か知らないこと
何を知っているのか
何を知らないのか
何が分かるのか
何が分からないのか
何に感心があるのか
何に感心がないのか

本を買う前に、これだけのことが分かるんですね。
そんなこと考えもしなかった・・・と思いそうになりましたが、よくよく思い返してみると、意識していないだけで考えているんですよね。みんな。

知らないから本を買うわけなので、既に知っていたら買う意味が無い。
だから、細かく自分が持っている記憶や知識と照らし合わせて、すでに知っているか確認してるんですよね。

本を買うという行為だけでも結構学習になるなと思いました。


■言語論的転回
言語論的転回・・・哲学の用語でした。
世界は言語で出来ています。知らないものは知らないので、言葉にも発せられないし、イメージもできない。
そもそも、知らないんだから、何もないんです。

でも、自分が知らないだけで、自分が知らないことを知っている人はこの世界に居る。
その人の世界は、自分よりも広い。(その逆も言えますけどね。)

以前、ヨガの先生が書いた本を読んだときに、
宇宙とは、人類が認識できているところまでが宇宙なんだ。と言っていました。
認識できている外側にも宇宙はあるはずなんですけど、認識できていないので、人類にとってそこには宇宙は無いのと同じ。
先ほどの話しの繰り返しになりますが、そもそも認識できてないのだから知らないわけで、存在もわからない・・・というか、わからないとも思わないので、無いのと同じ。

世界は言語で出来ている。と本書に書かれていました。
これって、改めて考えるとすごいことだなと思いました。

読書を通して、知らなかった言語を知り、そして知ったことで、世界が広がるんですよね。
よく聞く言葉ではあるんですが、視点を変えて、この言葉をイメージするととんでもない驚きが・・・って私だけですかね?

本書を読んで、私的にこれが一番の驚きでしたし、読書の大切さとかすごさが改めて分かった瞬間でした。


■評論をおもしろく読む
評論って難しいじゃないですか。
なんとか筆者の意図することを読み解こうとがんばって読むんですがなんか読み疲れてしまう。
そんなとき、評論を読むコツは、ちょっとおバカさんになって評論を読むと面白く読めるそうです。

へー、そうだったのかー、すごいなー。

と、そんな感じで。
そもそも評論を読み解こうなんて思うのが間違いなんだそうです。
これからも評論的な本は読む機会がありますのでこれは取り入れたいと思います。

■まとめ
未来形の読書術という題名だったので興味を持って読むことができました。
本書から読書に関して3つの新しい考え方を知ることができました。
私がいつも使っている^読書術を使うと、今回の書評のように様々な情報を本から抽出して活かすことができるようになりますよ。

もし読書術に興味がでてきたら、ぜひビジネス読書会に参加してみてください。
最大2ヶ月は無料で利用できるので、とりあえず入会してみてください。

▼今なら3大プレゼント進呈中ですよ。^^
http://business-study.com/present/dokusho/


マインドマップ読書術

今日の本です。
マインドマップ読書術/トニー・ブザン(著)です。

マインドマップは私も発想したり、ぐちゃぐちゃした考えをまとめるためによく使っていますが、読書専用のメモ法、シードメモを作ってからは読書で使うことはあまりしなくなりました。
マインドマップ読書術タイトルと目次の内容から、マインドマップでどうやって読書をするのだろう?と思ったので読んでみました。

■本を読む前に


本を読む前に、約5分間、その本に関する自分が持っている既存知識を思いつくだけマインドマップに書き出します。
その後、読む本への質問や目標をマインドマップに書きます。(マインドマップの中央に?)
この下準備を行うことで本に対しての好奇心が高まります。

■マインドマップに書く


全体像を把握したあと、本から得られた情報を、ジグソーパズルのピースをつなぎ合わせるようにキーワードを書いていきます。コツとしては、重要なところから細部に向かうのが良いようです。
では、何をマインドマップに書いていけばいいのか?なのですが、これは本を読む前に行った質問や目標にそって、本の中にある情報を取捨選択し、重要だと思うものだけを受け取り、マインドマップに書いていきます。

質問や目標が明確でなければ、マインドマップに本の情報を書き込んでいくのは難しいと思います。

■得られたことを忘れないために


マインドマップに書き込んだ内容を忘れないためは復習が必要です。
復習は本を読み返すのではなく、書き上げたマインドマップを見て行います。
10分後に10分間
24時間後に2~4分
1ヵ月後に
2~4分
6ヵ月後に
2分
1年後に2分
というように、定期的に本の内容をマインドマップを見ながら復習することで得られた情報を忘れることなく記憶が定着するようです。

■まとめ


私が決めたゴールは、マインドマップでどうやって読書をするのか?ということでしたが、1章~3章には、脳の機能を使った、本を速く読む方法が書かれていてとても興味深かったです。
ここでは書きませんが、脳の認識力がどれだけ高いのかという話しや読む速度を4倍まで引き上げる方法、本の読み方のテクニック等、ほぼ知っていてやっていることではありましたが、角度の違った解説がとても新鮮でした。

脳を使った読書術を学びたいのであれば、とても参考になる一冊だと思います。