30分で1冊。ビジネス書評ブログ -18ページ目

30分で1冊。ビジネス書評ブログ

現在、本を読まないと言われる時代に、読書の価値を見直し、日本中にビジネス書の読書習慣を広めること。そしてポジティブで楽しめるビジネス書読書を1人でも多くの社会人(社会人準備者)に広めたい。という目的を持って、読書会を開催しています。

今日読んだ本です。
頭のいい子に育つパパの習慣/清水克彦

image


先日、小学6年の息子をかなりキツク叱ってしまい、自己嫌悪になってしまったのと、ちゃんと息子と向き合っているだろうか?これから中学生になってもこのままの付き合い方でいいのだろうか?と考えるようになったこともあり読みました。

目次を読んだだけでも取り入れたい項目がたくさんありました。
しかし全部取り入れると私のモチベーションが続かないので気になるところを早々に取り入れることにしました。


■ココいただきました。

これから私が子どもに対してやっていきたいこと
・子どもを伸ばしたければまず自分が変わること。
・子供の前で本を読もう。辞書を引こう。
・ピグマリオン効果 「うちの子はできる」と思うことからはじめよう。
をいただきました。

・子どもを伸ばしたければまず自分が変わること。

つきなみなことかもしれませんが、マネジメントの本にいつも書かれていることです。
他人を変える(この本では子供ですが)ことは難しいが、自分が変わろうと努力を始めることは簡単です。
まずは、自分が変わる、変わろうとする姿勢が、子どもたちによい影響をあたえるようです。

・子供の前で本を読もう。

「勉強しなさい!」「本を読みなさい!」と言うだけでは子どもは行動をおこしません。
行動をおこしたとしても、それは、親から言われたからであって、長続きはしないでしょう。
私たち大人に例えると、上司に言われたからイヤイヤやるのと似ていますね。
私たち大人も、リビングのテーブルに本を広げて読むのを見せることで、子どもも本を読むようになるようです。
私も、本を読むとき、出来るだけリビングで読むように変えようと思います。

・ピグマリオン効果 「うちの子はできる」と思うことからはじめよう。

引用
ハーバード大学の心理学者、ローゼンタール氏とヤコブソン氏が実施した実験結果にピグマリオン効果というものがある。
子どもたちに知能テストを実施したローゼンタール氏らは、子どもたちの担任の先生に、「この子どもたちが近い将来、学力が大きく伸びる子どもたちです」と何人かの名前を挙げた。
実は、名前が挙げられた子どもたちは別に成績がよかったわけではなく、ローゼンタール氏らが無作為に選んだ子どもたちだったのだが、数ヵ月後、他の子どもたちに比べ、学力が飛躍的に伸びていたのである。

このピグマリオン効果の実験結果でもわかるように、自分の子どもには、「うちの子はできる」と期待をもって接することで、その期待通りの人間になっていくんですね。
「うちの子はできない。なぜ出来ないのかしら?」と思いながら接するのではなく、「うちの子はできる」と思って接するようにしたいですね。だって、思うだけでいいんですから。^^

この本の帯にこんなことが書かれています。
”子育てを終えたパパは読まないでください。後悔しますから。”
親として子育てをする期間は考えてみたら短いものです。私も後悔することが無いようこれからしっかり関わっていきたいと思います。


今日の22時より、WEB読書会【夜の部】をおこないました。
参加者は東京在住の女性です。
私は福岡在住なのですが、WEB読書会であれば時間さえ合えば、距離や場所関係なく読書会をおこなうことができますね。
WEBカメラを使用するので、リアルに読書会をするのとそんなに変わりません。
興味のある方は、どうぞビジネス読書会におためし入会してみてくださいね。

ということで、WEB読書会で読んだ本です。

「欲望」のマーケティング/山本由樹 著

image

本書のキーワードは、絞り込む、巻き込む、揺り動かすの3つです。

著者は、あの美魔女ブームの仕掛け人。
テレビや雑誌でも異様なほど盛り上がった美魔女ブームですが、これにはブームが起きる仕掛けがありました。
それが、「絞り込む、巻き込む、揺り動かす」です。

■ココいただきました。

ブームを起こすには、ターゲティングだけじゃダメ。
ターゲット予備軍を巻き込んで、さらに心を揺さぶらなければならない。

ターゲティング(対象を絞り込む)は、、分かりますし、仕事でもやってますので分かりますが、巻き込むと揺り動かすは私にとって、新鮮な情報でした。

「巻き込む」には、
顧客+オーディエンス=ファン

ここでは美魔女ブームがそうでした。
ブームを起こすには、顧客の他に、オーディエンスを増やすことが重要だそうです。
オーディエンスとは、「見ている人」です。
見ている人の中には、好意的に見てくれる人、悪意的に見ている人がいます。
その両方の人が、いろんな意見を拡散していきます。
好悪が混ざり合ったノイズです。
この混ざり合ったノイズが高まることで、無視できない存在となっていくそうです。

そして、「揺り動かす」です。
実現できないだろうな。と感じるのが、あこがれは遠いとすると、
ああなりたい、なれるかも。と感じるのが、あこがれは遠くない。
この、あこがれが近くにあって、手が届きそうというのが、心を揺さぶられるのだそうです。
美魔女を例にすると、自分と同じような40代の女性が、テレビや雑誌の向こうで美しくなりチヤホヤされている。

しかも、自分と似たような環境で・・・。
自分も頑張らなきゃ!と、心を強く揺さぶられるわけです。

ブームにするには、自分もなれるかも!と思わせれることが重要なんですね。

私自身、ブームを起こす方法を具体的に書いた本に出会ったことがなかったので、
この本の内容に心を揺さぶられました。

読書はいいと分かっていても、
読書習慣の無い人が読書に取り組もうとしても、そこには「苦痛」しかありません。

私もそうでした。
本の数行で読むのが苦痛になって止めてそのまま。
1冊に何日もかかってやっと読み終わる。
1冊読んだら、しばらくの間、次の本を読む気がしない。

でも今は、毎日本を読んで、書評をブログにアップまでしてる。

なぜそんなことができるかというと、読書から得られる効果を知っているからです。
あとは、楽しんでやっているということ。

今日読んだ本は、
行動科学が証明する子どもの成績を伸ばす1日10分読書/石田淳 著
子どもが本を好きになる、親のちょっとした工夫

image


子どもの成績を上げるために、読書の習慣をつけさせよう。という内容の本です。
読書で得られる効果ですが、国語力のアップで国語の成績が上がります。
国語の成績が上がり、読解力や理解力も身につくため、算数や社会など他の教科の成績もアップします。

とはいえ、子どもに読ませたい本、自分が読んでよかった本などを
「いいから読みなさい。ガミガミガミガミガミ」

と無理やりやらせても逆効果です。
もともと本好きな子なら、何も言わなくてもどんどん本を読んでいくでしょうし、ことから成績が良い筈です。
しかし、成績もかんばしくなく、本を読む習慣の無い子にとっては、読書=苦痛でしかありません。
今、無理やりやらせようとすると、一生本嫌いのままになってしまうかもしれません。

本書では、10分読書法を教えてくれるのですが、この読書法は、本が嫌いな子どもに特に効果があります。

■ココいただきました。

子どもにも大人にも効果のある読書法をいただきました。

この10分間読書は、
面白みを感じ、自分から読書をするようになるまで、読書の習慣をつけるまでの方法です。
忙しいからと、子どもに押し付けるのではなく、親が管理します。
この方法は、行動科学が元になっているため、習慣化にとても効果があります。

・毎日、読む場所と時間を決め、10分間読書をする。
読書の最中はテレビの電源は切り、静かな空間にする。できれば親御さんも一緒に読書をする。
子どもが読む本は子どもが好きな本、興味のある本からでOK
具体的な目標を決める。(例:この本を毎日10分、30日間読み続ける)
「毎日10分読書する」と書いて、目に付くところに貼って、忘れないようにする。
スタンプカードを用意して、10分読んだら、親御さんがスタンプを押してあげる。
スタンプを押す時に、「よくがんばったね」「えらいね」とねぎらいの言葉をかけてあげること。

たったこれだけのことで、本嫌いの子どもが本好きな子どもに変わるようです。

最初にも書きましたが、読書をすることで、国語力がアップし、で国語の成績が上がります。
国語の成績が上がることで、読解力や理解力も身につき、算数や社会など他の教科の成績もアップします。

読書習慣の無い大人は、今書いた方法を自分で管理してもいいですし、
お子さんがいらっしゃるご家庭であれば、お母さんかお父さんが付き合ってあげるといいですね。
さっそく私の家庭でも10分読書を取り入れてみたいと思います。


中途半端な大人になるな!
仕事も遊びも、40代からが一番おもしろい
今、40歳代の男性は20代の女性に人気があるんだそうですね。
昨日、コンビニで、雑誌の名前は忘れちゃったけど、40代の男性がモテるだのカッコいいだのという特集があって、ちょっと立ち読みしたんですが、なんか、みんなカッコよかったです。

唐突ですが、初老という言葉、ご存知ですか?
初老と書いてショロウと言います。
つまり、老いの始まりですという意味です。

初老って本当は40代からを言うんですよ。
知ってました?

しかし、この本からはそんな老いは全く感じません。
知識と経験が土台になったアグレッシブさを感じます。

今日読んだ本です。
あたりまえだけどなかなかできない
42歳からのルール/田中和彦

image

引用
42歳というのは、ターニングポイントの年齢だ。
大学を卒業して就職した人なら、ちょうど社会人20年目にあたる。前半の10年が社会人としての基礎体力をつける時期で、後半の10年は自分ならではのスキルや知識に磨きをかける時期といえる。そんな20年を過ごしてきて、「さて、これらかの自分はどこを目指して行くのか?」という分岐点に差しかかるのが、この「42歳」というわけだ。
この分岐点で、その後の生き方のスタンスをどう捉えるかによって、人生は180度違ったものになる。

自分のことを思い返してみると、いろいろ失敗しながら仕事の経験値をつけていったのがちょうど10年、10年目で恥ずかしながら読書の大切さを身をもって知ってからコツコツと本を読んで、仕事に活かす生活をはじめて、仕事の質も、周りの人も変わってきた10年だったと思います。

40代でも、まだまだ、新しい知識は習得していけるし、今までの知識経験をベースにさらにスキルに厚みを持たせることもまだまだ出来ると思います。
私の場合は、まだまだ吸収したいことがたくさんあります。

■ココいただきました。

40代は終わりじゃない。
肩書き無しの裸で勝負できるのが40代からだということを学びました。
この本から私が読み取ったことは、留まらない、前を見て、未来をみて、進み続ける。です。

・シンプルに生きよう
40代になってくると、いろんなものを抱え込んでいます。自分にとって不要なものは極力捨ててできるだけシンプルに生きることを心がける。そして身の丈にあった生活をする。

・「大人になったら楽しいよ」と子供に胸を張ろう
家族は犠牲にしないのが基本ですが、楽しそうな姿や、熱中している姿を子供には見せたいと思いました。
そして、「大人になったら楽しいよ」と言える大人は素晴らしくないでしょうか?
子供にも大きな希望が与えられるような気がします。

・親との時間を大切にしよう
40代になってくると、親の老いと死を意識せざるをえなくなります。
私も、今年の帰省で、あとどれくらい一緒にいられるのだろうと何度も考えてしまいました。

・「仕事が趣味、趣味が仕事」の境地に
著者の田中さんは、仕事とプライベートの線引きがあいまいになって境界線が分からなくなっているそうです。
私も読書関係が仕事で、今この瞬間も本を読んで書評を書いていますが、すごく楽しんでやってます。
私も著者の田中さんのように極めてみたいですね。


・「まだまだ途中」の意識で、常に挑戦者であれ

引用
人は、ある程度の年齢になると、省エネモードになりがちだ。省エネモードになると、何かに挑戦することや、苦手なことを避けてしまうようになる。恥をかきたくないとか、面倒臭いとか、プライドが許さないとか、何を今さらとか、理由をつけたがる。
42歳は、ついつい得意ワザだけで何事も済ませてしまおうとする年齢でもある。

最初からやるのは面倒だったり、失敗したらいやなので、消去法で、効率のいい方法を選んだり、100点じゃなくて60点で調整したり。私も40代なのですごく気持ちは分かるんですが、なんとか、考えることはルーチンにならないように心がけています。
もちろん、作業化できることはルーチンにしますが、考えることまでルーチンにしてしまったら、それこそ停滞なので、気をつけてます。

最後に、
見た目は老いていったとしても、心まで体にあわせて老いる必要はないし、
挑戦し続ける人であり続けられるなら、体も若々しくいられるんじゃないかなと思ったりしました。
留まったら、終わりだね。


毎日運動するといいって分かってるんですが、なかなか継続できません。
この本は、「この本に書いていることはとてもいいから読んでやってみろ」といわれて頂いた本でした。
でも、相撲でしょ?筋トレでしょ?ということで、今まで開きもしなかったのですが、毎日少しずつヨガをやるようになり、体が思うように動かないことに唖然としたり、今まで出来なかったポーズが少しでもできるようになるとうれしかったり。

そして、ヨガのポーズ中は、ふくらはぎが悲鳴上げてるなとか、背中の伸びが悪いなとか、今日は足がよく伸びてるなとか、体と対話しながらヨガすることが楽しいと思えてきたところ、そういえば、貴乃花の本があったなと思い出し、読んでみました。

今日読んだ本です。
貴流 心氣体/貴乃花光司 著

image


■ココいただきました。
目標は実現可能なものにする。理想とするものを目に付くところに貼る。
分かっていて、実際気をつけてやっていることなんだけど、貴乃花に言われると改めて、やっぱりそうだよね。と腑に落ちました。

しかし、
目標も実現可能、いつも目に付くところに貼っていても

面倒くさい
やりたくない
苦労したくない

と思うのが人の心。
やらないよりやったほうがいいのは分かっているが体が動かない。
最初の数日はやるんだけど、だいたい3日坊主でやめてしまう。

ここの「面倒くさい」「やりたくない」「苦労したくない」を乗り越えて体を動かすに貴乃花は、心と体に「氣」を入れます。
この氣は、「気功」などの気ではなく、「気合い」だったり「意思の力」と貴乃花は言っています。

継続について書かれた別の本では、やる気がなくなってくるタイミングでご褒美をセットすると継続しやすいと書いていたけど、さすがは日本の国技、相撲の元横綱です。ダレかかった気持ちは「気合い」を入れて乗り切るといういかにも武道家らしい方法です。
継続するのに理由は無い、やると決めたから気合いをいれてやるんだ。そこにご褒美はありません。

やると決めたらやり続けるというのも継続の方法の一つなのかもしれません。
ただ、やはり、一般の私たちには、やるという気合いだけでは継続は難しい場合も多いです。
そこで貴乃花は、

引用
せっかく固めた決意が跡形も無く消え去ってしまわないように、体づくりを始める前にしておきたいことがあります。
それは理想を立てること。
自分がなりたい体型を思い浮かべて、それを理想にするのもいでしょうし、もっと鍛えて体力をつけることを理想とするのもいいでしょう。
まずは、
実現したいことの詳細なイメージを描く。
自分が目指すものを探して理想とすることは、ご褒美を使って継続する方法も、気合いで続ける方法でも同じようです。
目指すものが具体的であればあるほど、続けようとする力が強くなるようです。

引用
ただしそこにはコツというものがあります。
それは、「できるだけ具体的に理想を思い浮かべる」ということ。
ゴール(実現したいこと)が決まれば、あとは取り掛かるだけです。
実現したいことに、具体的なビジュアルである方が続けていけるのですね。

漠然と「もっとやせてきれいになりたい」と思うのではなく、自分がなりたい体型をもった女優さんやモデルさんを思い浮かべ、理想に設定することです。
イメージがいつも抽象的になってしまっている人はいいアドバイスだと思います。

この本は、貴乃花のダイエット本なのですが、視点を変えて読んだおかげで、相撲で横綱にまでなった方の目標達成の方法が学べました。

すでに知っている内容かもしれませんが、それはつまり、目標達成の基本はどれも同じということではないでしょうか。