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30分で1冊。ビジネス書評ブログ

現在、本を読まないと言われる時代に、読書の価値を見直し、日本中にビジネス書の読書習慣を広めること。そしてポジティブで楽しめるビジネス書読書を1人でも多くの社会人(社会人準備者)に広めたい。という目的を持って、読書会を開催しています。

今週、2時に寝て7時半に起きる生活をしているんですが、起きると体に粘土が入っているんじゃないかというくらい辛い。

本当に辛い。^^;


以前、22時に寝て2時や3時に起きたときは、少し眠かったですが快適でした。
この違いは何だ?
睡眠時間の長いほうが疲れて、短いほうが快適という・・・。

これは、明らかに睡眠のルールがあるはず。
しかも、睡眠時間は削れるはず。

睡眠時間が短くて、体に影響がなかったら、起きてる時間が長くなっていろんなことができるので、いいことばっかりじゃん。
ということで、この本を読みました。

今日読んだ本
世界一の「睡眠の専門医」が教える!
4時間半熟睡法/遠藤拓郎 著

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■ナポレオンは3時間

ナポレオンは3時間の睡眠で大丈夫だったといいます。
その影響で、3時間睡眠も可能と思われているようですが、実際に3時間睡眠を4日間ほど行うと、視覚系のミスを起こしやすくなるようです。

睡眠は、浅くなるレム睡眠深くなるノンレム睡眠をいったりきたりしながら、90分かけて1サイクルしています。
なので理屈でいうと、3時間はちょうど2サイクルの終わりなので、良いように思うのですが、休息には充分な時間ではないようです。

ナポレオンも2時間とか3時間の睡眠と言われていますが、結構仮眠とってたみたいですしね。

短眠は魅力ですが、体に影響があっては本末転倒です。



■体に影響の無いギリギリの睡眠時間

体に影響の無いギリギリの睡眠時間は、本のタイトル通りの4時間半
90分サイクルを3周した時間ですね。

4時間半あたりになると、
浅い眠り(レム睡眠)になっているため起きるのも比較的スムーズです。

ただ、この4時間半の睡眠はこのような睡眠スケジュールで行うことが望ましいようです。

月~金の5日間:4時間半の睡眠
土or日:6時間の睡眠
土or日:7時間半の睡眠

平日は4時間半の睡眠で活動し、週末はしっかり寝て睡眠時間をリセットして、また月曜日から4時間半の生活をするというスケジュール。

このスケジュールで行えば、体に負担もなく続けられるとのことです。


これなら私も続けられそうです。

しかし、まだ心配が・・・。


■睡眠のコアタイム

冒頭に書きましたが、今は、5時間半寝たのに、体に粘土が入ったようなとても辛い状態で起きる毎日。
4時間半にした場合、1時間も睡眠時間が短くなります。

理屈は分かったけど、本当のところ大丈夫なんだろうか・・・と思うわけですが、睡眠のコアタイムというのがありました。

コアタイムなので、その時間内に寝れていればいいという時間帯です。
その時間は、0時から6時の6時間
注意点は、寝るときや起きるときはできるだけ、0時や6時を外れないようにすること。


■おわりに

私が以前どこかで仕入れた情報では、コアタイムは22時から2時だったんですが、この本では0時から6時でした。
著者は睡眠の専門医なので、0時~6時を信じて実行したいと思います。
本の通りこれからは、0時に寝て4時半起きかな。





小学生のときから高校生のときまで、教科の中で一番謎の教科が「国語」でした。
日本人で日本語がしゃべれるのに、なぜ国語を勉強しなくてはならないのか?と。
あとは、社会や歴史のように答えがハッキリ明確でないように感じて、勉強してもムダなんじゃないか?と。

結果、今にして思うのは、
一番大事な教科は「国語」だったんじゃないか?と。

私が思う、国語教科の最大の目的は、「読解力の養成」だったんじゃないかと思うわけです。
・・・この時点でいかに私が勉強してこなかったことが分かると思います。(汗)

というわけで、今日読んだ本です。
読むだけですっきりわかる国語の基礎/後藤武士 著

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この本で「国語」はどんな意味を持つのでしょうか?


■時代が変わっても必要とされる能力とは?

日本の伝統的な会社制度が崩壊して、たくさんの日本人の雇用が奪われたといわれます。
さらに、コンピューターがひろく普及してしまって、さらに多くの人が仕事を奪われました。
まだ若い世代やパソコンが使える人はいいでしょう。

でも、時代はどんどん変わっていきます。
必要とされるスキルが、今とは全く変わってしまうかもしれません。

でも、いつの時代でも必要とされるスキルがあると著者は言います。
それは、コミュニケーション能力です。

このコミュニケーションの能力こそ、時代を生き抜くカギだと書かれています。

コミュニケーションは、言葉です。
言葉を介して、自分の気持ちを相手に伝えます。

こうした能力を身につけるために、本当は国語という教科が存在しています。

しかし、今の国語の授業は、誰でもできる。と著者は言い切っています。
単に、教科書の朗読、漢字の練習が中心で、内容の読み取りはできるようにならないとのこと。
極論ではないかなという気もしますが、子どもの頃の国語の授業を思い出してみて、言い当ててるなと思うところもあります。

とはいえ、コミュニケーション能力と国語はまだこの時点では結びつきません。


■国語の目的とは「読解力」の養成


国語本来の目的は、「読解力の養成」です。
全ての教科の基礎は「読解力」です。
文章を読み解く力がなければ、どの教科も学ぶことさえできません。
だって、理解できないんだから。
それに、言葉が分からないんだから、頭で考えることすらできません。

つまり、教科の中で一番大切な教科が「国語」なんですね。


■読書で読解力がつくか?


「読解力を身につけるには読書をさせればいい」
「読書すれば読解力が身につく」

著者はそれは怪しいよ。と言っています。
それはなぜなんでしょう?
読書をしている人間としてすごく気になります。


そもそも、読解力とは「文章を理解する力」です。
ってことは、読解力をつけるために本を読むというのは、すでに矛盾してる。。。


引用
*
「本が読めない」
「なぜ?」
「文章を読み取ることができないから」
「じゃあ どうしたらできるようになる?」
「本を読めばいい」
*に戻る 以下「延々と」繰り返し


要するに、読解力の無い子が本を読んでも、読解力が無いから内容を理解できない。
だから読んでも読解力なんかつかない。
ということです。(ガ~ン)

といっても、読書で読解力をつけることは可能だそうです。
ただし、小学校3年生まで。(ガ~ン)


■読解力をつけるのは手遅れか?

本を読み進めていくうちに不安になりましたが、他にも方法がありました。

従来の読書では読解力はつかない。ということは分かりました。
では、何を使えばいいのかというと、

公立高校の入試過去問題なんだそうです。

理由は、

引用:様々な分野やテーマを扱ったいろいろな文章に手っ取り早く触れることができるってことです。




■おわりに

この本は、口語体で書かれていて、大変軽快で読みやすいのですが、内容がとても深い本でした。
32歳から本格的に、ビジネス書の読書を始めて、読書によって読解力や理解力がついたと喜んでいましたが、この本の内容で言えば、すでに小学校3年生の時に、私の読解力はある程度出来上がっていたということになります。
私が覚えていないだけで、両親が頑張ってくれたおかげなのかなとふと思ってしまいました。

読解力のつけ方については、この本以外にもたくさんの本が出ていますし、
もっとたくさんの関連本を読んで、自分なりの考えを構築していきたいと思います。


インドはIT立国なのだそうです。
そして、インド人は計算が早いと言います。
この計算の速さ、優秀さがインドのIT化の基本となっているそうです。

どんな計算方法を使っているのか?
興味が湧いてきましたので読んでみました。

今日読んだ本
1冊で頭がよくなる
インド式かんたん計算法/ニヤンタ・デシュパンデ

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■計算方法のパターン


インドの計算法は「インド式計算」と呼ばれています。
インド式計算法でも、たし算、ひき算、かけ算、わり算があります。(当たり前ですが。汗)

そして計算には、

たし算とひき算には3パターン
かけ算には18パターン
わり算には2パターン

とそれぞれパターンがあります。


■たし算・ひき算



まずこの問題です。
56+38

こういった計算は、ひっ算で解きますよね。日本の場合。
インド式の場合、

まず、どちらか一方をキリのいい数字に直します。
38+2=40

1の位を0にして、キリよくします。
足した2を覚えておきます。

そして、
56+40=96

先ほど足した2を96から引きます。

96-2=94

これが、本書インド式かんたん計算法の基本。
これだと、ひっ算しなくていいですね。
38に2を足すことで40にしましたよね?このキリのいい数字にするための数字のことを補数と言います。

どちらかをキリのいい数字にすることで、計算がすごく早くなりますよね。


■かけ算


2ケタの計算をインド式計算法を使って暗算で解きます。

19×13

まず、どちらか一方の数(ここでは19)ともう一方の一の位を足します。

19+3=22

そして、それぞれの数の一の位をかけ算します。
9×3=27

このように頭のなかで、1ケタずらして並べます。

   22
    27
--------------
   247

答えは247になりました。
これ、暗算で簡単にできますね。

インド式計算法のかけ算は、この他にも17通りの計算方法があります。


■わり算


わり算です。

134÷9

一番高い位の数字を抜き出します。

1

次に、1番高い位と2番目に高い位を足します。

4

次に全部の数字を足します。

1+3+4=8

答えは、
14 あまり 8

では、
11201÷9の場合

(1)(1+1)(1+1+2)(1+1+2+0)(1+1+2+0+1)
答えは、1244 あまり 5
になります。
手順さえ分かれば簡単ですね。

わり算は、この方法の他にも、割り切れた場合やケタが多い場合などの解き方があります。

■おわりに
ブログでは一部紹介ですが、本書の中にはまだたくさんの計算方法が紹介されています。
最初に紹介した、かけ算・ひき算だけでも日常で非常に役にたちそうです。
私は仕事中、かんたんな計算でさえ、電卓で計算してしまうので、この本をキッカケに極力電卓を使わないで計算してみようかと思います。(もちろん、仕事に支障をきたさない程度で。)


秋の気配を感じる9月になりましたね。
今月は、おだやかに過ごせる時間を見つけてもっとたくさんの本を読みたいと思ってます。

今日読んだ本です。
「やる気脳」を育てる/脳科学者 澤口俊之 著

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ホンマでっか!?TVに出演されている、脳科学者の澤口俊之先生の本です。

■人間らしさの指標HQ


本書の中心は、HQを中心に語られていきます。
HQとはIQと同じような指標なんですが、IQは知能指数、HQとは人間性知能という人間らしさを計る指標です。
このHQが高いほど幸福な人生を歩んでいけるとされています。

毎年、スイスのダボスで行われる通称ダボス会議で、将来子どもたちに就かせる仕事は何がいいのか?と言ったテーマの会議が開かれたそうです。
そのときの会議の結論は、子どもたちに就かせる仕事は無い。
それよりも必要なのはスキルだ。という結論になったそうです。

スキルさえあれば、これからの激動の時代、どんな変化があっても対応していけるだろうというのが理由だそうです。

■激動を乗り切る事ができるスキルとは?


ダボス会議で出た、子どもがつけておくべきスキルは5つ。
1.語学力
2.意志伝達力
3.交渉能力
4.対人能力
5.異文化を理解尊重する能力

以上の5つ。

この中で、
2.意志伝達力
3.交渉能力
4.対人能力
の3つは、社会関係力といって、HQの主要要素なんだそうです。
HQを伸ばすことは次代を生き抜くことにつながっていくんですね。

■おわりに


本書は、比較的専門用語をさけて分かりやすい言葉で、先生のエッセイ風にまとめられていますが、根幹はHQ育成法を基にしています。

少し前までは、頭のいい子(IQが高い子)がもてはやされました。
先生の話だと、頭のいい子は、一流大学に行き、就職しました。
しかし、1年以内にドロップアウトしてニート化してしまう人が増えているそうです。
(先生の調査では30~40%も!)

知識もあり、勉強もできるのに、実社会にでたら使い物にならず、会社を辞め、ブラブラしたり引きこもりになったりする優秀な人たちが増えている。
このような人に多いのが、IQは高いが、HQが低いということ。

一方で、若くして実社会で成功する人もいます。

引用:このような格差が生まれる要因はいろいろ想定できますが、個人レベルで最も重要なのは、結局のところ「脳力」です。とくに、本書の軸になっている「人間性知能HQ」の高低が” カギ ”となります。

実際に、HQが高い人ほど社会的に成功する可能性が高いそうです。
そのHQは、IQのように科学的な理論に基づいたものなので予測もできるそうです。

予測の方法や、HQ育成法についての説明は、本書にお任せするとして、科学的な面からも、人間らしさが重視され、2008年のダボス会議という世界経済のフォーラムでも、人間らしさが激動の社会を乗り切るスキルという結論になったことを考えても、これからの子どもたちだけでなく、自分たち大人も、今からでも学びなおし、時代を生き抜くスキルとして身につけていっても遅くは無いように思いました。



■目次
  はじめに
1.脳は未来志向性を持っている
2.ゲージさんがなくしたもの
3・IQ120、社会的知能6歳の女性
4.前頭前野を育てるには
5.人間性知能HQは環境で変えられる
6.脳を強化できる時期は人生に3回ある
7.性格は、3歳ころまでにほぼ決まる
8.乳児脳は特別
9.日本人のIQは、世界一高い?
10.子どもにいちばん必要な能力とは
11.ワーキングメモリを伸ばす教育
12.はしは、4歳までに学べ
13.そろばんは、前頭前野を活性化する
14.好奇心は生物の探索行動
15.8歳までにドーパミンの「繰り返し効果」を使え
16.「報酬の予測」を使え
17.好きなことを見つけよう
18.社会的な理性にはしつけが必要
19.幼児期にきちんとしからないと、攻撃的に育つ
20.体の痛みとこころの痛みは連動している
21.人間の本質は目的志向性
22.言葉は脳をコントロールする
23.夢を持たせる
24.夢は、書いておくと80%実現する
25.夢に近づく方法
26.通信簿は通信欄を見よ
27.目的があれば、小学生でも勉強する
28.小さな成功体験を繰り返すと、決断力がつく
29.成功体験があれば「勉強しなさい」と言われずにすむ
30.知能の獲得には「環境」を整える
31.個性を見分けられるのは、母親
32.思春期挫折症候群
33.幼児期の集団遊びが思春期を助ける
34.失敗や挫折をすべて授業だと思え
35.「幸福感」は遺伝する
   やや長いあとがき
今日読んだ本です。
そのサラダ油が脳と体を壊してる
/医学博士・脳科学専門医 山嶋哲盛 著

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私は健康には人並みに気をつけるようにしていますが、マクドナルドにもよく行きます。
過度に食べ物に対して敏感ではありません。
この本では、油が体、とくに脳と関係が深いということが書かれていて、我々読書を習慣にしているものにとって、知っておくべき話が書かれていました。

食用油を体に良いものに変えるだけで、早い人で2~3週間、遅い人でも2~3ヶ月で体が健康になり、頭もスッキリとなり、記憶力もアップするんだそうです。
後から書きますが、なぜ油を変えるだけで記憶力がアップするかというと、その理由は海馬にあります。(海馬は脳の一部です。)

■細胞の主成分は油

人間の細胞は全部で約60兆個もあります。この細胞一つ一つに細胞膜という、細胞を外敵から守るための壁で覆われています。この細胞膜の主成分が良質な油なんですね。
そして、私たちの脳。
成人の脳は、約1300グラムあり、40%はたんぱく質、60%がなんと油で出来ています。

この様に、人体を構成する細胞と脳に使われている油は人体では作ることができないオメガ3系とオメガ6系という油が使われていていずれも細胞に必要な油です。
いずれも、体で作ることができないということは、食物から摂取するしかありません。

脳も含め、体の全てを構成する細胞に油が必要なわけですから、良質ではない油を摂り続ける事でどんどん体が悪くなってくるわけですよ。

■体が酸化する

悪質な油を体に取り入れることでどのように体が悪くなっていくか?
それは、酸化です。もっと分かりやすく言うと「老化」です。老化は避けて通ることはできませんが、老化は簡単に加速させることができます。

細胞の主成分が油なので、基本は良質な油で構成されるのが望ましいですが、毎日体に取り入れるのが悪い油だったら、当然細胞に使われる油もその悪い油になってしまうため、体はどんどん悪くなっていきます。

悪い油は、マーガリンやマヨネーズ、天ぷら等の揚げ物に使われていたり、スナック菓子やケーキにも使用されています。その他ありとあらゆる加工品に使われていたりしますので、もはや防ぎようがありませんよね。

この悪い油は熱を加えたり、長時間空気に触れさせると、酸化してしまいます。
その酸化した状態で体に取り入れることで体に害がおよんでくるというわけです。

■身の周りにある酸化ストレス源

悪い油の紹介をする前に、すこし油以外で体を酸化させるものについても書いておきたいと思います。

電磁波
タバコの煙
排気ガス
紫外線
レントゲン

電磁波は携帯やスマホ、IHコンロ、パソコン、電子レンジ等ですね。
例えば携帯やスマホで長時間話した後、耳が熱くなったことはないですか?
これは、ホットスポット効果といって、電子レンジで温めた状態と同じ状態になっているんだそうです。電磁波は、細胞膜から電子を奪い細胞の中を傷つけます。脳にも悪影響があるかもと言われていますよね。欧米では子どもの携帯電話の使用を禁止しているそうです。

排気ガスも問題です。
健康のためにとジョギングをする人を良く見かけますが、車の通りの多い道路沿いは避けたほうが良いように思います。

■脳に悪い油はズバリ

本書に書かれていた体に悪い油を列記しておきます。
サラダ油
サフラワー油
大豆油
コーン油
キャノーラ油
これらの油は熱に弱く、加熱することで毒性のある物質が発生するそうです。
この毒性の物質に、トランス脂肪酸というのがあるんですが、アメリカでこのトランス脂肪酸を規制し始めたところ、男性で13歳、女性で8歳平均寿命が延びたということです。

サラダ油とキャノーラ油・・・毎日摂ってない?(汗)

■脳と体にいい油

では、本書に取り上げられていた体にいい油を列記します。
DHAやEPAが多く含まれている青魚の油
エゴマ油(しそ油)
あまに油
オリーブ油
米ぬか油
ゴマ油

オリーブオイルは、エクストラヴァージンをよくパンにつけて食べてますが、オリーブオイルは抗酸化作用が強く血中コレステロールも下げるそうですね。
イタリア人にアルツハイマー病の人が少ないと言われているのは偶然でしょうか?

■成長し続ける、記憶をつかさどる脳細胞「海馬」

海馬は、脳の中央の奥にある小さな器官なんですが、記憶に関して重要な役割を持っています。これは必要な情報か、不要な情報かを判断し長期記憶に変換したり、短期記憶に変換して短い期間で忘れるように処理したりという仕事をしています。
この海馬が油の影響を最初に受けるんだそうです。だから悪い油を摂り続けることで最初に海馬が傷つき、記憶障害を引き起こしたりするんだそうです。

■おわりに

この本を読んで、妻に相談して油を変えようかなと考えはじめました。
脳細胞というのは、生まれたばかりの赤ちゃんのときが一番脳細胞の数が多いそうです。
そして年齢を重ねるうちにどんどん減っていってしまいます。
それに対し同じ脳である海馬は、鍛えればどんどん細胞の数が増えていくことがわかっています。ロンドンタクシーのドライバーさんは、ロンドンの街の2万通りのルートを覚えているそうで、このドライバーさんたちの海馬は通常の人のやく3%大きいといわれています。

読書も海馬を鍛えるためにいいエクササイズだそうです。
ただ、読書という脳にいいトレーニングを毎日やっていたとしても、体に悪いものを取り入れていたら、読書の努力も片手落ちになってしまいます。
何事にもバランスが大切ですね。