今日の本は、
STUDY HACKS!です。

2008年出版の本で、内容も古いのでは?と思えそうですが、
目次の構成が
1.ツールハック
2.環境ハック
3.時間ハック
4.習慣ハック
5.試験ハック
6.語学ハック
7.キャリアハックという構成で、古い部分はデバイスの使い方が中心の1.ツールハックくらい。
日々楽しく学ぶ工夫をして、最終的には独自の・・・オンリーワンのキャリアを作っていく、、、というか作り続けていくという方法を書いてくれている本だと思います。
今は、だれでもスマホやパソコンを持っていて日々使っています。
これを
フル活用することで仕事のやり方や成果がかなり変わってくるんですよね。
この本にも触れられていますが、小山さんの本を読んでからは、日々更新が必要なデータや書きかけのデータはグーグルドライブに入れて、家でも、出先でも更新や閲覧ができるように変えました。
それから、日々増える資料やパンフレット・書類、今後必要なのか判断に迷うような書類は迷わずスキャナでPDF化して、グーグルドライブに、おおまかに分類して放り込んでいます。
必要になったときは、身近にあるネットにつなげるデバイスで、グーグルドライブにアクセスして使用を確認できるようになりました。
また、画像データなども含めて、USBをつかってデータを移動させることもほとんどなくなりました。
小山さんの本を読むことで、仕事のやり方が一変しました。そのとき読んだ本よりも古い本なのですが、様々なツールを使って、様々な情報をインプットする方法は、とても参考になりました。
■学んだことの理解度を最大限に上げるには?
この本のテーマは、学びです。
私たちは日々学んでいます。私も読書を通して学んでいます。
学んだものをより深く自分の中に定着させるためには、インプットとアウトプットのバランスが大事と言われています。
私たちの読書会でも、本を読んだ後は、必ず読んだ本の感想を発表して、感想をブログやフェイスブックのタイムラインにアップしてもらうようにしています。
インプットだけでは、直ぐ忘れてしまうし、理解が深まらないからです。
学習の理解度ですが、
聞いたことは10%
見たことは15%
聞いて見たことは20%
話し合った時は40%
体験したときは80%
そして、
人に教えたときは90%という理解度なんです。
学んだことを人に教えると理解度がそのほかの行為よりもダントツで高くなるんですね。
小山さんは、コーチングを習って、まだ
習っている最中から、自分のコーチングを受けてくれる人を募集して
50人にコーチングを行ったとのこと。
コーチングの講座が終了する前に身につけたそうです。
人に教えるということは、自分が理解していなければできません。
ただ、まだ理解して無いからムリ。と思わずに、どんどん教えてみる。説明してみる。
そうすると、自分の足りない部分がわかり、さらに理解が進むんです。
先生のように教えるようなことはしなくても、人に
「こんなこと習ったよ」とかブログやフェイスブックにアップしたりするだけでもOK。
私が書いているこの書評記事だって、読んだ本の内容を自分のものにするための一つの方法だったりします。
せっかく新しいことを学んだら、人に伝える機会を持とう。
そうするだけで理解度が深まります。
■全体像の把握には
学びを深めるためには、末端から学ぶんじゃなくて、まず全体像を把握してから学び始めると、
「あー、今ぼくは、ここら辺を勉強してるんだな。」ということが分かって理解も深まります。
私たちの読書会でも内容を読む前に全体像を把握してもらうステップがあるのはそのため。
で、この全体像を把握できる優れたツールを小山さんはマインドマップで行っています。
マインドマップはスリーハンドでも描けますが、パソコンでも描くことができます。
本書ではマインドマネージャーというソフトが紹介されています。私も頻繁に使っていますが、お値段がお高いです。^^;
今は、フリーでマインドマップが描けるソフトや、安価で購入できるものもありますのでそれを使ってもいいかもしれません。
いずれにしても、
マインドマップは身につけておいて損はありませんよ。■学びに適した環境を作る
学ぶための環境も大切です。
部屋の照明を暗くして、自分の手元だけを明るくして集中する。
机、パソコンのデスクトップを細かく分類ではなく、放り込む場所を作って、ザックリと放り込んでスッキリさせる。
ノイズキャンセラーのヘッドホンをして、お経(とくに理趣経)、お経がいやならテクノなど聞きながら集中する。
など、小山さんの経験から語られる、学ぶための環境つくりの貴重な情報が書かれていました。
テクノはいくつか持ってますが・・・なんか集中できるというのは分かる気がします。
あと、理趣経(りしゅきょうと読みます)も聞いたことはないですが、音声を探して取り入れてみようかなと。
■挫折しないために
1人でやっていると、よほどの精神力の持ち主じゃないと、ほぼ挫折しますよ。
受験勉強とかじゃなくて、社会人として勉強している場合とかですけど。
だって、辞めたって、だれもに迷惑かけないし。
やるも、やめるも、自由。自分しだいだし。だからこそ、挫折しないためには、
仲間を作る。
SNSを使って宣言したり進捗をアップしたり。
こうすれば、挫折しにくくなりますよ。
■まとめ。オンリーワンのキャリアが持てる
私が1人でビジネス書の読書を始めた時は、職場のだれも本を読んで学ぶことをしていませんでした。もちろん、本を読んで学んでいる人はいたと思いたと思いますが、読んでいる冊数が違いました。
ビジネス書を2日に1冊のペースで読み始めたので3ヶ月たったくらいから、会議での発言や企画、プレゼンなどの内容に良い変化が出てきました。
成長している実感もあったのでさらに楽しみながら読書をしていました。
そして、だんだん本の受け売りから、オリジナルな考え方もでてきて自分の思うような仕事が出来るようになってきました。
自分のことで恐縮なのですが、学び続けることで、自分オリジナルのキャリアが積みあがっていくと小山さんも言っています。
私も同感です。
私は、そういうのが作れると思ってなくて、ただ、今の状態から変わりたいと思って、読書に取り組んでいたんですが、結果的に自分キャリアをいくつか手に入れることができました。
自分のオリジナルのスキルを作り、今の仕事で結果を出すことができたら、それって
あなたのオリジナルのキャリアです。
小山さんも言っていますが、今所属する会社だけで通用するようなスキルを磨くんじゃなく、どこでも通用するような汎用性のあるノウハウを作るよう心がけること。
そうすることで、
自分の価値を高め、キャリアアップできる転職も望めます。
転職が当たり前の時代になっているわけなので、この小山さんの本から学びの方法を学んで実践してみてはいかがでしょう?
私も、いくつか取り入れましたよ。^^