22時。



普段ならおよそ外出することなどないはずの時間にタクシーに乗り込み夜間救急へ向かう。

長女はパパとお留守番。夜が苦手な長女、泣きそうな顔でお見送り。




4歳の次女の体重はおよそ15kg。元気のない本人を抱っこして、両手が空くようにリュックに詰め込んだ保険証と現金、下痢対策に持ってきた多めの着替えを抱えての移動。真冬の夜なので私も次女も厚手の上着とネックウォーマー。暖かい院内では脱いだ上着も荷物に追加。1人で体調不良の幼児を連れての夜間救急受診の現実よ。物理的に手が足りねえ。




そんで夜間救急に来てる人たちの多いこと!

待合室のベンチはほぼ全て埋まり、座る場所がない。



混  ん  で  る  ⭐︎



これもまた現実。真顔



待合室で待っている間にスタッフが状況の確認をしてくれる。時系列に説明しながら熱を測ると37.8度!?いや自宅で21時に測った時は無かったはず。



思い返してみれば医療相談に電話した21時に嘔吐。その20分後、荷物の準備中にも嘔吐。病院についてすぐにまた嘔吐。明らかに嘔吐の頻度が増えた。本人もぐったりして元気がない。これは夜間救急に来て正解だったなと確信する。




スタッフによる確認の後、比較的すぐに中へと呼ばれた。おそらくトリアージの結果優先順位高めと判断されたのだろう。




診察室で再度時系列に状況を説明。本人のお腹を見せて触ったり押したり。とりあえず脱水予防と嘔吐が強そうなので、点滴で水分と吐き気止めを入れることに。




また少し待った後、テキパキと点滴を繋がれて別室のベッドで点滴開始。そこでもまた嘔吐。




吐いた後、点滴が入り始めるとすぐに寝てしまった次女。時刻は22時半。病院到着からわずか30分…到着時すでに待っていた人数を考えると、かなり前倒しで診てもらってることがわかる。ありがたい。



「だいたい1時間半くらいですね」



昇天



終わるの0時過ぎか…

さて何時に帰れるんだろ…




魂が抜ける