どうも、FX士です。
今日は投資の歴史の中でも最大の事件LTCMの話をしたいと思います。
創業と成功
LTCM(Long Term Capital Management)は現在のシティグループの一ブランドに当たるソロモン・ブラザーズで活躍していたジョン・メリウェザーを中心に2人のノーベル経済学賞者と数々の天才と呼ばれた者たちの元で設立された。
そんなLTCMは絶大なる信頼から、「ドリームチームの運用」と呼ばれるほどのもので、世界の各国の有名な銀行や著名人も数多く投資しており、日本では住友銀行が1億ドルをLTCMへ投資していた。
確固たる実績を残してきた面々の揃うLTCMの運用は目覚しいもので、1994年から取引が開始され、たったの4年間で投下資金は当初の4倍に膨れ上がり、平均の年間利回りは40%を突破した。
結果としてLTCMへの信用は更に高まり、資本金65億ドル程度の会社が、アメリカなど各国の金融機関の資金1,000億ドルを運用する状態となった。
経済危機
しかし、1997年に発生したアジア通貨危機から、1998年に発生したロシア財政危機から状況は一変し、LTCMの経営は深刻な状態となった。
アジア通貨危機を見た投資家が「質への逃避」をおこしつつあったところへロシアが債務不履行を宣言した事により、新興国の債券・株式は危険であるという認識が急速に広がり、投資資金を引き揚げて先進国へ移す様になった。
LTCMの運用方針では、このような動揺は数時間から数日のうちに収束し、いずれ新興国の債権・株式の買い戻しが起こることを前提としており、それに応じてポジションをとった。
これはブラック-ショールズの式に基づいた考えであったが、これらの経済危機によって生まれた投資家のリスクに対する不安心理は収まらず、むしろますます新興国・準先進国からの資金引き上げを加速させていった。
先進国の債券を空売りし、新興国の債券を買い増していたLTCMの経営は深刻な状態となった。
結果としてLTCMは破綻し、資産総額が下がり始めてから約8ヶ月の間で1994年の運用開始時点の学を下回り、同年9月18日ごろには誰の目にも壊滅寸前であることが明らかとなった。
ノーベル経済賞を受けた経済学者を2人も迎えてドリームチームとなったLTCMですが、そんな彼らの売買システムですら通用しなかった為替相場が存在している事実が伺えますよね。
前回、利益を上げることと楽に取引をすることの出来る投資ツールの、自動売買ソフトやシステムトレードのお話を簡単にさせていただきましたが、過去のこの様な事件を振り返ると、如何にお金を稼ぐと言うことが難しいことなのかを伺い取れます。
投資の事件はこれだけではありません。
また、楽をする事を考えるのはいいことだと私は思いますが、あまり「楽」に追求しすぎると深みにはまってしまうかもしれません。
今日は投資の歴史の中でも最大の事件LTCMの話をしたいと思います。
創業と成功
LTCM(Long Term Capital Management)は現在のシティグループの一ブランドに当たるソロモン・ブラザーズで活躍していたジョン・メリウェザーを中心に2人のノーベル経済学賞者と数々の天才と呼ばれた者たちの元で設立された。
そんなLTCMは絶大なる信頼から、「ドリームチームの運用」と呼ばれるほどのもので、世界の各国の有名な銀行や著名人も数多く投資しており、日本では住友銀行が1億ドルをLTCMへ投資していた。
確固たる実績を残してきた面々の揃うLTCMの運用は目覚しいもので、1994年から取引が開始され、たったの4年間で投下資金は当初の4倍に膨れ上がり、平均の年間利回りは40%を突破した。
結果としてLTCMへの信用は更に高まり、資本金65億ドル程度の会社が、アメリカなど各国の金融機関の資金1,000億ドルを運用する状態となった。
経済危機
しかし、1997年に発生したアジア通貨危機から、1998年に発生したロシア財政危機から状況は一変し、LTCMの経営は深刻な状態となった。
アジア通貨危機を見た投資家が「質への逃避」をおこしつつあったところへロシアが債務不履行を宣言した事により、新興国の債券・株式は危険であるという認識が急速に広がり、投資資金を引き揚げて先進国へ移す様になった。
LTCMの運用方針では、このような動揺は数時間から数日のうちに収束し、いずれ新興国の債権・株式の買い戻しが起こることを前提としており、それに応じてポジションをとった。
これはブラック-ショールズの式に基づいた考えであったが、これらの経済危機によって生まれた投資家のリスクに対する不安心理は収まらず、むしろますます新興国・準先進国からの資金引き上げを加速させていった。
先進国の債券を空売りし、新興国の債券を買い増していたLTCMの経営は深刻な状態となった。
結果としてLTCMは破綻し、資産総額が下がり始めてから約8ヶ月の間で1994年の運用開始時点の学を下回り、同年9月18日ごろには誰の目にも壊滅寸前であることが明らかとなった。
ノーベル経済賞を受けた経済学者を2人も迎えてドリームチームとなったLTCMですが、そんな彼らの売買システムですら通用しなかった為替相場が存在している事実が伺えますよね。
前回、利益を上げることと楽に取引をすることの出来る投資ツールの、自動売買ソフトやシステムトレードのお話を簡単にさせていただきましたが、過去のこの様な事件を振り返ると、如何にお金を稼ぐと言うことが難しいことなのかを伺い取れます。
投資の事件はこれだけではありません。
また、楽をする事を考えるのはいいことだと私は思いますが、あまり「楽」に追求しすぎると深みにはまってしまうかもしれません。