どうも、FX士です。
テクニカル指標には一風変わったものもあります。
今日はユニークなテクニカル指標として「新値足」と「ポイント&フィギュア」をご紹介します。
・新値足とは
日本に古くからある代表的なチャートで、時間の概念を使わず、値幅でトレンドを判断します。
相場の大きな転換をとらえるために有効な指標といわれています。
日本に古くから伝わる新値足は、時間の概念を排除した「非時系列チャート」の1つで、動いた値幅でトレンドを判断します。
大きな相場の転換点を知るために用いられ、複雑な計算が必要ないことから、入門者でも簡単に使える便利なテクニカル指標です。
他にはない特徴として、横軸(=時間軸)には意味がなく、縦軸(=値幅軸)のみを重視する点です。
新値足の作り方は至って簡単。
(1) 価格は終値のみを用います。
(2) 起点となる基準日を決めます。
(3) 終値が前日比で上昇している間は、右の行に陽線を足していきます。
(4) 終値が直前3本の陽線の終値を下回った時に、右の行に陰線を引きます。
(5) 終値が前日比で下落している間は、右の行に陰線を足していきます。
(6) 終値が直前3本の陰線の終値を上回った時に、右の行に陽線を引きます。
簡単に言うと、直近高値を更新した日に陽線、直近安値を更新した日に陰線をそれぞれ記入するだけです。
それ以外の日には一切記入しないので、トレンドがはっきりしている場合は有効ですが、持ち合い相場では、まったく機能できなくなることもあります。
どこで新値(直近高値と直近安値)の目安と判断するかでチャートの名前も変ります。
先の例は直前3本を基準にしているので「新値三本足」と呼ばれ、「新値五本足」「新値十本足」なども存在します。
基本的な売買サインは、陰線から陽線に転換したら「買い」、一方、陽線から陰線に転換したら「売り」とされています。
・ポイント&フィギュアとは
価格の動きを○と×とで書き込んでいく、ユニークな指標。
「非時系列指標」のひとつで、トレンドを見極めやすいのが特徴です。米国では、この指標が一般的にもよく使われています。
新値足が、日本の「非時系列テクニカル指標」の代表とするなら、ポイント&フィギュア(P&F)は米国を代表するテクニカル分析で、一般的にも親しまれています。
P&Fは、まず特定の値幅、比率を決め、それを1ポイントとします。
終値が決めたポイント幅以上に動いたら、動いたポイント数を記入します。
価格が上昇した場合は「×」、下降した場合は「○」を書き込んでいきます。
この際、価格が同方向に動いている限り、同じ1行にポイントを付け足します。
終値が値幅間の端数の場合、上昇している場合(×)は切り捨て、下降している場合(○)は、切り上げとします。
○から×、×から○への転換は、価格が決められたポイント数以上、反対方向に動いたときに行われます。転換は通常3ポイントです。
まずは基点となる日を決定しますが、3ポイント以上の動きがあって、はじめて書き込みが始まります。つまり、最初は必ず3つの○か×が最低でも記入されることになります。
また、転換が起こった場合、反対の印は、1ポイントずらした地点から書き込みます。転換の場合も、起点と同じく、最低でも3つの印が記入されることになります。
P&Fの基本的な見方は、前回の高値(安値)を抜けた地点が売買のポイントとなります。トレンド転換やトレンド方向を見る上でも、慣れれば、非常にわかりやすい指標ということができます。
ただしP&Fをうまく機能させるには、適正な値幅を設定することが必要です。
値幅が小さいとダマシが多くなり、大きいとサインが出にくくなってしまうからです。自分の売買に適合する値幅を見つければ、強い味方となってくれるはずです。