日々生きていると、嬉しいことや悲しいこと・辛いことなど色々な出来事が目の前に現れる。でも、実際にその現実に色はなく、ただそう捉えている自分がいるだけなんだ。
何か腹立たしいことがあって、相手をひどく怒ってしまうことがあるかもしれない。でも翌日になってみると、昨日はどうしてあんなに怒ってしまったんだろう。。と後悔した経験は、誰もがもっているはずだ。
怒りの感情も時間が解決してくれる。とよく言われるけれど、それは違う。始めから腹立たしいことなど起こっていなくて、その瞬間に自分が怒りという感情を想起しただけなんだ。目の前の出来事・現実には、自分がそう意味付けするまでは何の色も持ち合わせていない。
今の自分の価値観や考えによって、目の前の現実にどんどん色が付いていく。色眼鏡とよく言われるけれど、人は無意識のうちに常に自分仕様の色眼鏡をかけている。
これは良い・悪い、あの人は素晴らしい・うっとうしい。自分の今の価値基準に照らし合わせて、納得いくものについては良いと判断して、異質だと感じるものを遠ざけている。
その価値観というのも、自分の中を常にチェックして内省していないと、無意識のうちに周りの情報によって染められてしまうんだ。
テレビやネットサーフィンなど、自分では記憶しようと思っていなくとも、無意識レベルの深い部分で全て記憶されている。気付かないうちに、それを基にした価値観の人間になっている。
逆に言えば、今の自分仕様の色眼鏡をかけかえることができれば、同じ世界でも全く違う景色が広がるんだ。
うっとうしいと思っていたあの人が、愛しく感じられるかもしれない。そもそも人に対して、そのような感情を持っていたのは、自分の器がただ小さいだけだったと気付くことができる。そのような視野の狭い眼鏡しか、持ち合わせていなかっただけなんだ。
現実に色はないということを深い部分で納得できると、現状を自分の好きなように変えることができる。不平や不満・怒りを感じていた自分がばからしくなる。
今、この世界に生かして頂いているということに感謝することができているか。僕は常に自問自答している。それを忘れているとき、変な色眼鏡をかけようとしている自分に気付くことができるんだ。
■今週の相場検証
ユーロ/ドル日足。先週は前回安値を更新することができず、調整の一週間となった。戻しも日足のミドルラインを抜け、週足の10MAにタッチする形となっている。
今週は、もう一段の調整があるのか、再度の安値を試す展開になるのか様子を少しみたい。ただ、日足でヒドゥンダイバージェンスも見られ、多くの投資家が下落目線で見ていて、それほど大きな戻しにはならない印象もある。
どちらにしても、調整によって良い売り場をつくってくれているので、売りサインが出たときには丁寧に売っていきたい。
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