「逆指値注文」は、現在のレートより、

「価格が下がったら売る」
「価格が上がったら買う」

というように、指値注文とは逆の注文を出す方法です。

「自分にとって不利なレートで指値を入れる」ことになりますが、
次のような特徴やメリットを期待しての注文方法です。

●相場のトレンドにうまく乗りやすい。
●損失を確実に止められる。
●一定の利益を確保する。


為替相場は、一度動き出したら一方向に動く傾向にあります。

上昇トレンドが来たときには、それが続くことを想定して、
今のレートより高くなったら買い注文を出します。
逆に、下降トレンドが続くと想定して今のレートよりも
低くなったら売り注文を出します。

○上昇トレンドの場合
現在の相場が1ドル=115円の場合、
もし為替相場が1ドル=116円まで上昇したら、
「ドル高に振れた(上昇トレンド)」と判断します。

そこで、あらかじめ1ドル=116円になったら「ドル買い」という
注文を出しておきます。

○下降トレンドの場合
現在の相場が1ドル=115円の場合、
為替相場が1ドル=114円まで下降したら、
「ドル安に振れた(下降トレンド)」と判断したとします。

この場合も、あらかじめ1ドル=114円になったら「ドル売り」という
注文を出しておきます。



このように、上昇・下降トレンドに移ったと判断した場合に、
そのトレンドに自動的に乗れるように、
あらかじめ注文しておくのが「逆指値注文」です。

相場は予想どおりに動くとは限りません。
もし、相場が予想と反対の動きをした場合でも、

・出来るだけ損失を小さくしたい
・損失をあらかじめ限定しておきたい


という場合に、「逆指値注文」が有効となります。


たとえば、相場が1ドル=115円だとします。
予想は1ドル=117円まで上昇(ドル高)して差益を得るのが狙いです。

この場合、予想がはずれて1ドル=113円まで下降(ドル安)すると、
【2円の損失】が出ます。

そこで、「損失は最大でも1円までに抑えたい」という場合は、
・1ドル=115円でドルを買って、
・1ドル=114円で売る
という注文を出します。

そうすることによって、予想と反してドル安に動いた場合でも
【最大損失1円】というように、限定した損益で抑えられることになります。

こうした買い方は、「ストップ・ロス注文」とも呼ばれ、
ポジションを保有している場合、損失が拡大しないように、
リスクヘッジする手法として有効な方法です。

「逆指値注文」は、損失を抑える効果の他、利益を確定するためにも有効です。
たとえば、ドル高になると予想して1ドル=110円でドルを買い、
相場が予想どおり動き、1ドル=115円まで上昇(ドル高)しました。

一定の利益を確保したい場合には、
1ドル=113円で「逆指値による売り注文」を出しておくことで、
1ドル=115円から113円に下がった場合でも
【3円の利益が確定】されるわけです。

このように、相場が予想どおりに動いた時は、
逆指値をつり上げていくことで、
一定の利益確保を狙うというのにも有効な手段といえます。