- 日 6月消費者物価指数
- 日 6月失業率
- 日 6月鉱工業生産
- 欧 6月ユーロ圏失業率
- 欧 7月ユーロ圏消費者物価指数
- 米 第2四半期GDP(速報値)
- 米 7月シカゴ購買部協会景気指数
- 米 7月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
ドルが全面安の展開となり主要通貨に対して下落しています。
特に対ユーロでは約3ヵ月振りのとなる1.31台まで売られています。
6月初旬に記録した1.18は一体何だったんでしょうか・・・。
あの夏のユーロ安協奏曲は終わろうとしています。
1.30台をつけた後、ユーロはしばらくもみ合いが続いていました。
1.30台半ばが抜けない一方、1.29台はしっかりとサポートされており
どちらに抜けるか注目していましたが、全体的にドル安が進む流れの中、トレンド
に沿った動きになったと言えます。
昨日は、EU欧州委員会が発表した7月のユーロ圏景況感指数は101.3と、
2年半ぶりの高水準でした。
ドイツが全体を引っ張る構図が鮮明になり、フランスも好転したことが背景です。
さらにドイツの雇用統計も発表され、失業者数が前月比2万人減少したことも
ユーロにプラスに働いたようです。
ドル円も再び86円台まで下落しています。
これまで書いてきたようにドル円の上値は重く、ドルが買い材料でドルが跳ねた局面では
確実に頭を押さえられ、その後じりじりと下落する展開がしばらく継続されており、
今回も同様な動きです。
87円の30近辺を明確に割り込み、一時86円台半ばまで円が買われたわけですが、
下値のメドは19日に記録した86円30前後です。
この水準が抜ける様であれば、今年の円の最高値更新を意味し、円買いに弾みが
つきそうです。
そして、昨年11月に記録した85円割れが意識される展開になると予想します。
ドル全面安の理由は言うまでもなく、米景気の悪化が進んできたことです。
米経済指標がほぼ総崩れする中、FOMC議事録やバーナンキ議長の議会での証言、
あるいは地区連銀経済報告(ベージュブック)でも一様に、「米景気の拡大ペースは鈍化」
との認識を示しています。
しかし、具体的な追加政策に対する言及がなかったことでドル離れが進みました。
セントルイス連銀のブラード総裁は昨日、「景気が減速し、物価が下落した場合は、
政策金利をゼロ付近で据え置く方針を維持するよりも連邦公開市場委員会(FOMC)が
米国債の購入を再開すべきだ」との見方を示した、とブルームバーグは伝えています。
しかし、短期金利は下げ余地が無い状況で、国債を購入すれば市場に資金を供給できるでしょうが、
資金需要が極めて低いことは周知の事実です。
また、国債購入は長期金利の低下を促し、市場はドル売り材料として反応するため、
ドルの一段安を招くことも十分考えられます。
この状況は、日本が1990年代にデフレが進み、経済が急速に縮小したあの時代を
彷彿させます。
アメリカはドル安を容認し、その結果輸出競争力をつけようと目論んでいるきらいもあります。
オバマ大統領も今年度の政策の一つに輸出の倍増を掲げていることから、ドル安をけん制する
発言は聞えて来ません。
このあたりにアメリカの「本音」が見え隠れするように思えてなりません。
本日は月末の金曜日です。
多少ドル買い需要はあるかもしれませんが、ドルの戻りは限定的でしょう。