- 豪 6月貿易収支
- 欧 6月ユーロ圏小売売上高
- 米 7月ADP雇用者数
- 米 ISM非製造業景況指数
昨日の東京時間。
前日、米株式市場が大幅に上昇したことから日経平均株価も180円程上昇。
しかし、、ドル円は86円半ばから上値を試す気配もなくもみ合い。その後、ドル円は
86円30辺りまで下落し、引きよせられるように株価も上げ幅縮小。
東京が引けると円は86円割れまで上昇と、これまで見られた株高=ドル高の
パターンが変化してきたようです。
株式市場が上昇すると、リスク選好が高まり低金利の円が売られドルが買われ、
高金利通貨に対してはドル安となる、いわゆる「円安、ドル安」の展開が続いてきましたが
その構図が崩れてきたようにも思えます。
さらに昨日は、日本の長期金利も1.02%台まで下落し、株高と債券高(金利安)という
本来、相容れない現象が起きています。
企業業績はある程度好調で株価を押し上げる一方、金余りから行き場のない資金が債券に
向かい金利を押し下げるという現象です。
企業も資金需要が盛り上がらない中、むしろ借入金を返済する動きになっています。
この辺りが株高と債券高が同時に起こった原因と考えられます。
日本の長期金利の低下は円売り材料ですが、同時に米国でも同様な現象が起こっていることから
円売りには繋がりにくい面があります。
加えて、米経済指標の悪化に歯止めがかからず、ドルの一人負け状態が続いているということです。
ドル円は昨日のNYで85円67銭まで、「円高」というよりも「ドル安」が進みました。
これで、昨年11月の「ドバイショック」の際に一時85円を割り込んだレベルに、手を伸ばせば
届くところまできました。
昨日も書きましたが、昨年の85円割れの際は急激な円買いが起こり、その日のうちに2円ほど
円売りドル買いの巻き戻しが起こったため、ローソク足では「長い下ヒゲ」をつけています。
しかし、今回はドル売りのスピードも緩やかで過熱感も出にくい状況です。
しかも、円を買うと言うよりもドル売りの受け皿としての側面が強いだけに厄介です。
テクニカルで観ても、「週足」までの一目均衡表で「遅行スパン」が逆転を示し、ドル売りの
モメンタムが高まっていることを示しています。
ここまで来ると、昨年記録した84円82銭を一度は観ないと収まらないように思えます。
問題は、巷間言われているように「為替介入」があるのかどうかという点です。
個人的な意見として言えば、85円割れまでは介入はない、とみています。
今回の円高は米国サイドに問題があり、仮に介入を行っても中長期で見ればあまり効果が
ないことと、介入出動のポイントは円高が加速するかどうかという点にあるからです。
現在のようにゆっくりと、時間をかけながら円が買われる展開では、通貨当局も
やりにくいはずです。
まずは「口先介入」がどこで出てくるという点に注目し、ドルの下げ止まるレベルを
探りたいと思います。
本日のドル戻りは86円半ば程度と予想していますが、介入よりも注意したいのは
米国サイドからの「ドル安懸念」発言です。
可能性としては極めて低いと思われますが、ドルが全面安であることから、
注意は怠らないことです。