• 日   日銀金融政策決定会合(7/15まで)         
  • 欧   5月ユーロ圏鉱工業生産                   
  • 米   6月小売売上高
  • 米   FOMC議事録(6/22、23日分)                  

円は狭いレンジの中、方向感が見えません。

昨日の朝方はいつものように日経平均の上昇を好感し88円後半までのドル高が

見られましたが、その後ドルはじり安に。

88円40近辺に弱いサポートがあることから、一旦下げ止まりましたが、NY市場が

開くと、さらにもう一段下げ88円03銭まで水準を切り下げました。

しかし、NY株式市場が買い優勢の展開で始まると、一転してドル高に転換、アジア市場の

水準まで押し戻されて引けています。

株式市場の動向を睨みながらの展開ですが、87-89円台のレンジに収束しそうな雰囲気も

出てきています。



一方ユーロは底堅い動きが続いています。

1.25台を底固めしているようにも見え、昨日もポルトガルの格下げをきっかけに、1.25台

前半まで下げる場面がありましたが、そこから急反発し1.27台前半まで上昇、約2ヵ月振りの

水準までユーロが買い進まれました。

材料は23日に発表される欧州金融機関のストレステストの結果について、仮に財務内容が

悪化していたとしても、ユーロ加盟国でのセーフティーネットが整っているという

安心感です。

その場合、まず自力で資金調達を行い、それでも資本不足の場合には自国の中央銀行が

援助し、さらに不足の場合にはEC加盟国の基金を例外的に活用するという内容です。

これで、足元のユーロ不安が後退し、ユーロの買い戻しが進んだわけです。

昨日行われたギリシャの国債入札が極めて好調だったことが、市場不安の後退を

如実に現しています。

ただ、テクニカルで見た日足の抵抗線は1.27台半ばにあり、目先この水準を明確に

上抜けできるかどうかがポイントになりそうです。

もし上抜けすれば、2ヵ月前の1.18台は「底値を確認」したと見ます。



ユーロは対円でも反発を強めています。

今朝は一時113円台に乗せる場面もあり、3週間ぶりのユーロ高水準です。

これも107円台が「底値」になる可能性が強く、目先115円の壁が意識されます。

市場は株高を背景にリスク資産へ資金を徐々に移行させているようにも見えます。

そうなると低金利の円が売られるパターンが定着しますが、対ドルではそれほど円安が

進みません。

金利水準からみればドルも同じグループだと認識されていると、敢えて理由ずけできなくも

ありませんが、ドル円に関しては依然先行き不透明です。



今日も株式市場を意識しながらの展開になりそうです。

日経平均は強含みで推移するでしょうが、さすがにNYダウは7日続騰するかどうか

疑問です。

NY株式終了後に発表されたインテルの決算内容はNYダウには反映されていません。

この好決算を今夜のNY株式市場は好感する可能性もありますが、6日間で676ドルの

上昇はオーバーシュートと思えてなりません。いかにもスピードが速く調整も必要です。

下がり続ける相場はありませんが、上がり続ける相場もありません。
  • 独   7月ZEW景況感調査  
  • 欧   7月ユーロ圏ZEW景況感調査 
  • 欧   EU財務相理事会 
  • 米   5月貿易収支                          

2週間ぶりに89円台に乗せた円でしたが、その水準を維持することはできなかったようです。

参院選でも民主党の敗北から円売りが優勢な状況で、格付け会社が、潜在的な格下げ要因に

なるとの見方を発表。

これをきっかけに88円後半から89円15銭までドル買い円売りが進みました。

円が89円台に乗せたことで、寄りつきからマイナスで推移していた日経平均もプラスに

転じ、株価上昇。輸出関連株が上昇しました。

しかし、この流れも長くは続きません。

欧州市場にかけ円はジリ高となり、NY市場では先週末の水準よりやや円高のレベルまで

ドルが押し戻された格好でした。



先週後半までに円の上値は87円近辺で抑えられ、今週は円の安値を探る動きが予想されて

いましたが、これも89円台乗せで一杯一杯。円の下値も限定的となり再び88円半ばを中心にした

取引になりそうです。

もともと為替市場は政治的要因を受けにくいと言われていますが、昨日の動きなど

まさに、その通りだったと言えます。

ただ、今後避けては通れない「消費税」問題や「歳出削減を含めた財政改革」問題は

ねじれ国会が実現してしまった以上混迷が予想され、その影響が為替に及ぶことは

十分あり得ます。

少なくとも長期金利への影響は大きく、金利のブレが為替に影響を与えるからです



さて、87円ー89円の上下ともに大きく抜けきれない円は、しばらくもみ合いが

続く可能性があります。

今後の材料としては米国、欧州サイドの要因で動くと見られます。

今週から来週に予定されている米企業の決算発表、さらにはFOMCが控えています。

昨日のウオール・ストリート・ジャーナルは、オバマ政権が新し雇用対策を計画している、

と報じています。

順調に拡大してきた米労働市場は、6月の雇用統計を見てもやや失速気味です。

景気の「二番底」を避ける意味でも追加的対策が求められるところです。



ユーロドルもこのところ1.25-1.26台で小康状態が続いています。

シカゴ先物市場でのユーロ売り持ち額も、先週火曜日現在ではピーク時の3分の1程度に

縮小され、この間にユーロドルを大きく買い戻したことが伺えます。

来週23日には欧州金融機関のストレステストの結果も発表されることから、その前に

ポジションを閉じておこうという動きで、1.27台までユーロ高が進んだ主因と見られています。

市場は依然としてユーロの動きに注目しています。

投機筋のポジションも軽くなったことから、ストレステストの結果を睨みながら

ユーロが再び値動きを速める可能性もあります。

ユーロ円を介してドル円が影響を受けることから、結局、円以外の要因がドル円の方向性を

決める流れは先週までと変わりません。

もちろん、その中には株式市場の行方も含まれ、重要な要素である事は当然です。
  • 欧   ユーロ圏財務相会合   
  • 米   第2四半期決算 →アルコア    

先週一時87円を割り込む水準にまで続伸した円は、週末には88円半ばを超えるレベルまで

弱含んでいます。

NY株式市場の急反発をきっかけに日本を含む主要国で株高となり、これまでは株安から円が買われて

いたことから、株価が出直ったことで巻き戻しの動きが優勢となったことが主因です。

さらに、昨日行われた参院選では、事前の報道で「政権与党の民主党が過半数に届かない」との

予測もあり、円はじり安の展開となりました。



参院選ではその予測通り民主党の敗北結果に終わりました。、

菅総理は「消費税10%が唐突で、説明不足だった」と敗因を分析していました。

今朝早く、88円83銭まで円は売られましたが、今のところ円への影響は限定的のようです。

今回の民主党の敗北で、政権運営が難しくなるのは明らかです。

円安要因ではありますが、株価への影響も考えると、今回の結果だけで円が大幅に下落する

可能性は少ないと思われます。

影響があるとすれば、今後連立の枠組みを模索するなかで、混乱するようなことがあると、

その点を突かれることは考えられますが、「みんなの党」などの出方も含め注視しなければ

ならないところです。



今週は14日にFOMC議事録が発表になります。

先週までの米経済指標はさんざんでした。

その内容を踏まえ、FRBが現状の景気認識をどのように示すか注目されます。

利上げ実施の時期は既に後退していいます。

「二番底」への懸念を示すのか、あるいは景気回復への過程にぶれがないとの認識を示すのか

市場の見方も分かれているようです。

先週半ばまでは円のジリ高が続き、90円が徐々に遠くなる展開でした。

仮に政局の混迷など円安材料がでたとしても、この理由だけで一気に90円を超える動きは考えにくい

ところです。

そもそも円自体の材料には反応しにくいのと、これまで円は大幅に下落すると必ず

反発していました。

輸出など、実需の取り遅れや、今回の欧州危機のように、金融市場での混迷から円が買われる

など、円の一方的な下落はなかったと言えます。

今回は株価が出直ったことからやや円売りが優勢とななっていますので、今週も米株式市場の

動きからは目が離せません。

もし円が大幅に安くなるとしたら、この部分が材料になると考えるからです。



米企業の第2四半期決算の発表が今週から始まります。

本日は、アルミ大手アルコアの決算発表があり、同社株は先週末、好決算見込みを材料に

上昇しています。

今週後半には米大手金融機関の発表も予定されています。

株式市場へも大きく影響することから、米大手金融機関の決算内容がドル円の水準を

決める、とも言えます。

4-6月はギリシャの財政危機から金融市場が混乱した時期です。

この混乱で米大手金融機関のトレーディング部門がどのような影響を受けたのか

注目されるところです。

日曜日の米ウォ-ルストリートジャーナル紙は、金融機関が人員を増やし始めたとの記事を

載せていました。

米金融機関の増員と、決算内容には因果関係があります。

収益拡大から人手不足となり、人員を増やしたのであれば、今決算は好調?

との見方もできます。