富士山FX~全てに関連と意味がある~メメントモリ | 社会投資家 竹井佑介日記

社会投資家 竹井佑介日記

FX17年、株式投資14年、アメリカ不動産投資10年、日本不動産投資9年、ベンチャーキャピタル投資5年、会社経営14期目
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先週お伝えした通り無事富士山登頂を果たしました。

今回の登山は初登頂にしてはなかなかの過酷なスケジュールだったのですが怪我人もなく、帰りは走って帰れるほどの余裕がありました。

また富士山に登りながら様々なことに気付くことができましたので皆さんとシェアしていきたいと思います。

投資、家族、遊び、思考などすべての活動は自分自身への「ヒント」となっておりまた各々は密接につながっています。

そしてその関連性と内包される意味には自分のレベル、
言い換えれば人生における視力、聴力が上がれば上がるほどより
語りかけてくる声は明確になり、またはっきりとしたイメージをもたらしてくれるものです。

その一旦を皆さんとシェアできればと思います。

それでは始めていきます。

弟たちが富士山に登るという話を聞き急遽僕も参加することにしました。

参加から登頂まで1週間しかなかったため運動不足を解消するためには「イメージトレーニング」しかないと考え一週間ひたすらトレーニングを行いました。

弟や実際に登頂した知人たちにはイメージトレーニングだけで登るなんて富士山を舐め過ぎと怒られましたが僕にはそれで大丈夫な「理由」がありました。

僕はスポーツでも勉学、研究にしても事前にイメージトレーニングすること(以降プレイメージと呼びます)を非常に大事にしています。

毎回どのようなことをプレイメージしているかというと

1最高
2普通
3最悪

についてそれぞれイメージを行います。

今回の場合は

1最高
登山中多くの方とお話したり、内省したりしながら人生やビジネスのヒントを得る。

弟たちの人生を左右するほどの良い影響を与える。

体力的にも何も問題もなく山頂近くの「混まないところ」でゆっくりとご来光を望むことができる。

下山も足に負担がなく余裕を持って降りられる

下山後富士急ハイランドで思いっきり遊ぶ


2普通
少々足を痛めたり高山病にかかりながらも無事登頂
会話は少ないながらも内省しながら人生のヒントを得る
自分の体力の限界を突破する


3最悪
高山病や体の限界により途中下山
次回二度と来たくはないと誓う
山頂であまりの空気の薄さに身悶える
(実際何度も夢でみました 笑)
話す余裕が全くない


などです。

これは相場でも同じことが言えるのです。

相場には同じように3つのパターンが存在します。

1上昇
2横ばい
3下落

例外として暴落があるものの大きく含めれば3番に入れることができます。

言い換えればほとんどの人が勝てないと嘆く相場。

しかし実はこのたった3つのパターンからしか構成されていないというわけです。

もっと言えば現在の相場がこれから3つのパターンのどの方向に向かっていくのか、

もっと難易度を下げればどのパターンが出れば相場に参加するか

ということをあらかじめ決めておけば良いということです。

相場など一見複雑そうに見えますが要は

買い
売り
待ち

の3パターンの行動しか取ることができません。

登山
下山
休み

と同じです。

ですのでプレイメージすることはそんなに難しいことではありません。

要はそれぞれのパターンを想定して自分がどのように動くのかを具体的に定め実際に相場に入るということです。

これを踏まえればそもそも

利益確定と損切りを立てずに入ることは
そもそもプレイメージはできていない

ということです。

プレイメージしていたとしても
あまりにも浅薄な内容に過ぎないと
言わざるを得ません。

そのような方がいきつく末路は言わずもがな

撤退

の二文字しかありません。

もっと言えば一度富士山を登った方は2度目に対しては1度目ほどは抵抗がなかったりもします。

これはより具体的なプレイメージができているからという側面もありますが
「油断」という側面もあります。

油断すらもプレイメージし、対策を取れるようになってようやく半人前ではないでしょうか。

そして実際にプレイメージの通りに達成できたとき、あなたは「一人前」になるのです。

このように富士山登頂と相場には非常に関係性があります。

ということでプレイメトレで臨んだ富士山。

なかなかの困難がつきまといました。

20時に富士山まで行ってみるとマイカー規制がしかれておりバスでしか5合目まで行けないことがわかりました。

急遽バスのチケットを購入したのですがこの日が最終日だったため明日の帰りの便が12時が最終とのこと。

まさに相場で言うチェック不足です。

経済指標など何が起こるかあらかじめ分かっていることは事前に必ずチェックして対策しておく必要があります。

事前に調べれば分かることを知らないというのはプロとは言えないでしょう。

そのせいで結局21時登山開始予定が22時と1時間もずれこむ形になってしまいました。

ライトと杖を用意し、
とにかく早く歩き過ぎないように気をつけながら
疲れる前に休みを取る

ことを意識しながら登山開始。

6合目あたりまでは平坦で比較的整備された道を進むためここで舐めてかかる人が出てくるのではないでしょうか?

高山病にかかる原因は早く高度を上げすぎることです。

言い換えれば

歩くスピードが速すぎる

ということです。

このペースはおそらく6合目もしくは7合目あたりまでの比較的平坦で楽な道から来るものではないでしょうか。

これは投資でいう「ビギナーズラック」にあたるかもしれません。

人ははじめ良い結果が出て調子にのってしまうと、勢い(レバレッジ)をさらに増していきます。

そして一度の失敗で大きなダメージを負ってしまいあえなく撤退させらる。

長い歴史で続いている負ける人のパターンです。

相場で長く生き残れるかどうかの試金石のひとつとして

ラッキーで勝ったときに反省して二度と同じことを繰り返さないこと

があげられます。

負けたときは当然ですが、ルールなきラッキーによる勝ちこそ

休むも相場

という言葉を思い出す必要があります。

富士山も全く同様です。

体の調子が良いときからしっかり休みながら登ることで登山が非常に楽なものになります。

8合目まで登るのに5時間以上かけてゆっくり登っていきました。

もちろん真っ暗闇を途中崖みたいなところをライトで照らしながら進みますので大変なのは大変ですが、プレイメトレよりは楽に8合目まで到達することができました。

何より途中岩場で大の字になり、
眼下に広がる雲の絨毯と、
控え目に照らす月、
オリオン座を判別するのも難しいほどの大量の星たちの光に囲まれて、
夢を語る時間

は何ものにも代えがたいものがありました。

今この文章を書いている時間も確実に
富士山ではあの幻想的な光景が広がっています。

それを知っているというだけで富士山に登ったかいがあったというものです。

創造力の糧がひとつ増えたということです。

そして8合目に辿り着き山荘を超えながら本8合目に向かいます。

この距離は比較的長く感じましたが、体力的な問題でしょう。

そして本8合目から頂上までがかなり険しく、ペース配分を考えていなければ非常に苦しくなってくるのではないかと思いました。

そもそも登っていて気付きましたがどう考えても6合目、7合目、8合目など均等な距離ではないでしょう。

だからこれに騙されてペース配分を間違ってしまう方もいるのではないでしょうか。

ということでちょっと調べてみました。

富士山については知らなくてもいいという方はとばしてくださって結構です。

シャープ記号ではさまれた個所は完璧に余談です。


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まず国土地理院が公表している富士山の高さは3776メートルです。

山頂の火口を囲む火口壁に8つのピークがありますが、その中で南西部に位置する最も高い剣ケ峰の高さがそれに当たります。

もっと厳密に言うと、剣ケ峰にある気象庁の富士山測候所近くの2等三角点の測定結果は3775.63メートル。

しかしこの三角点の北にある岩のほうがやや高く、ここが3776.24メートルとなります。

どちらも四捨五入すれば3776メートルなので、富士山の高さは3776メートルで通っているというのが正確なようです。

ではその高さの基点はどこになるの?

という疑問が湧いてきますがそれは次のように定められています。

日本各地の海抜高度は、東京湾の霊岸島にあった検潮所で1873年から79年まで東京湾の平均海面を測定し、その結果求められた海面高度を「東京湾中等海面」としました。

この「東京湾中等海面」から起算して現在の国会議事堂前の憲政記念館庭に1891年に水準原点を設け、この高度を24.4140メートル(最初は24.500メートルだったが、関東大震災によって下がった)と決めました。

日本各地の標高はすべてこの水準原点によっています。

つまり、富士山の高さは東京湾の平均の海面からの高さとなるわけです。

簡単に言えば、国会議事堂前の水準原点から図って3776mとなります。


しかし「合目」を決めるのにそもそも標高の3776mを10で割るのは間違いのようです。

登山道の1合は、
山の麓の登山口から頂上までの間を
ただ10分割したものであり、
きっちり10等分されているわけではありません。

富士山の場合、
例えば吉田口登山道の登山口は北口本宮富士浅間神社(約876m)になります。

ちなみに浅間は「センゲン」と読みます。

そこから頂上までの約2900mを10に分割することになりますが、

1合目は1516mのところにあり、
最初の1合は標高差640mにもなります。

2合目は約1726mで1合目からの標高差は約210m。

3合目は1842mで標高差約116m。

4合目は約2050mで標高差約208m。

5合目は2305m
6合目は2438m
7合目は2700m
8合目は3360m
9合目は3576m

となっており全く等分割にはなっていないことがわかります。

当然ながらいくつかある登山口の標高は全て違いますし、その結果それぞれの登山道によっても各合目の標高は違います。

それぞれの合目がどういう根拠で付けられたかというと、実際はっきりしたものはよくわかりませんでした。

昔から信仰登山者によって習慣的に付けられたものが定着したという話もあれば、

登山道の険しさを考慮に入れた道のりの10分の1とおっしゃっている方もいました。

つまり、測量によって決められたものではなく、長い年月をかけて登山者の感覚で決められたということになるのでしょうか。


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ということで(笑)

要は何が言いたいかといいますと


あらかじめ調べられることはあますところなく調べ
あらゆる場面(特にマイナス要因)を想定し
実際にそれが起こったときにすぐに対処できるようにしておく

ことが必要だということです。

上記の「合目」毎の標高については調べればすぐに分かります。
実際に自分の体力をあらかじめ鑑みてペース配分をすることは
それほど難しいことはないでしょう。

相場も全く同じです。

雇用統計が発表される日は相場が荒れることは皆分かっています。
ただどのように過去荒れてきたのか、

雇用統計発表前の値動き
上昇相場における雇用統計発表後の値動き
横ばい相場における雇用統計発表後の値動き
下降相場における雇用統計発表後の値動き
予測値から大きく乖離したときの値動きの特徴
押し目買いが狙える場所
戻り売りが狙える場所

などなど、事前に調べられることはたくさんあるはずです。

そしてそれぞれにおいてパターンを確認したあとプレイメトレを始めるわけです。

そうすることで発表後のパターンに素直についていくことができますし
またどのパターンにも当てはまらないような変則的な動きをした場合には

休む

ことができるわけです。

この休むという選択が案外難しいのです。

こういったことを毎回考えるようになってくると

相場が人生そのもの

といった境地というか考えというか、
そういった思想のようなものが生まれてくるということになります。

ごく自然と生まれてきます。
あなたの内側から。


そして本八合目からがかなりの難所。
このあたりからはライトの必要がないくらいの明るさを天が提供してくれたのが救いでした。

ずっと暗闇の中をしかも一睡もしないで登り続けていましたので
雲の間から光が差し込み始めたときには本当に有難みを感じました。

ライトをしまうことで片腕が自由になりますので岩場を登るのにも労力が半減されました。

そしてより休憩を取る頻度と長さを拡大しじっくりじっくり一歩ずつ登っていきました。
当初何もトレーニングをしていませんでしたのでかなりの労力かと思ってはいましたが
頭に描いていた最悪のプレイメトレとは良い意味で外れたものになりました。

特に前日の夢では頂上で酸欠になるという悪夢に見舞われていましたので拍子抜けしました。

もう事前に十分苦しんでいたから本番くらいは楽させてやろうという神様の粋な計らいだったのでしょう。

ただ頂上に着いた時の喜びと湧きあがる自信は登った事がある方でないと
なかなか伝え難いものがあります。

今回の登山で

どんなに苦しい道だとしても進み続ければ必ずゴールがある
どんなに苦しい道も事前の準備で限りなく楽な道にすることができる

ということを学びました。

ご来光を望みまた新たな気持ちで人生を駆け抜ける底力を頂きました。
このご来光は毎日富士山で起きていることです。

閉山されているときですらご来光は人知れず起こっています。

人は毎日起床する度に生を受け、
眠りに着くたびに死を迎えています。

この事実をご来光という「イベント」を通して再認識させられました。

相場も勝ったり(生)、負けたり(死)する中で色々と学んでいくことがあります。
そして人は死を感じてこそはじめて生の有難さを感じることができるのではないでしょうか。

人は眠らなければなりません。
言い換えれば死ななければまた生まれることができません。

相場は肉体的「死」を通さずしてその本質を教えてくれているのではないでしょうか。

そして「死」つまり「負け」をしっかりとみつめることで次の「勝ち」、「生き残ること」につながります。

メメントモリ

「死を想え」というインディアンの言葉にあるように日々「死」を感じながら「生」の有難さをかみしめ
一瞬一瞬を大事にしていくこと。

それが人生の中で自分を昇華し、相場で勝ち、人生を愛というレベルで楽しむこと

につながっていくのではないでしょうか。

読者の皆さまと一歩一歩確実にこの高みに登っていければと思っています。


追伸1
これまで2回とも「心構え」について書いていますが、次回あたりは「技術」についても書いていきますね。

追伸2
富士山の下山は時間が無かったため走っておりました(笑)
そんな中で下山のコツがわかりました。

それは坂道が急ですのでジグザグに歩くことでよりより勾配をなだらかにして
足への負担を減らすことができます。

もうひとつは滑ってもそれに抵抗しようとするのではなくスキーの要領で滑り切ること!
そうすることで力が下に流れるため足への負担が少なくなります。

ちなみに登山のコツは疲れる前に休みを入れることです。


追伸3
そろそろ相場が分かりやすい動きになってくれそうだという予感があります。