目先の焦点は11月5日の英金融政策発表ですが、基本的には政策金利や資産購入規模の変更はないとみています。
今月21日に公表されたMPC議事録では、8月と9月に議題となった資産購入規模の拡大が、10月には議論されなかったことが明らかとなっています。
最新の経済予測の結果を踏まえた上で、11月に改めて話し合うためというのが議論先送りの根拠とされました。
若干過去にさかのぼった7~9月期のデータとはいえ、GDPがネガティブサプライズを誘うなど、経済データの思わしくない状態が目につきます。
金融政策発表に向けて、引き締めを背景としたポンド買いへの思惑が高まりにくい状況でした。
こうした点を踏まえるとポンドドルは、いったん上抜けたテクニカル上の抵抗である日足一目均衡表・雲を再び下抜けた現状から、今後はこなしきれなかった雲を重石に、下値を探る展開が想定しやすいです。
11月5日に金融政策結果が発表となるまでに、雲の下限は1.6188ドルまで低下。
ポンド円の雲の下限も146円近辺まで低下しています。
雲の抵抗の中へどうにか入り込めたとしても、重い動きとなることが予想されます。
英金融政策の織り込み度をみるオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)でも、当面は利上げが見込まれない状態。
総弱気の地合いをたどっています。
ただ、行き過ぎの面もあったようで、IMM市場の投機筋による先物ポジションでのネットショートは、かなりの高水準となった昨年9月時点の4万9359枚を優に超え、今年10月13日時点で6万5346枚まで膨らんでいました。
もっとも翌週には、4万3318枚までネットショートが減少。
その後の続伸で、さらに市場のショートポジションへの傾きは整理されているようです。
ショートカバーも一巡して、テクニカル面での抵抗として注視される日足一目均衡表・雲の低下に沿って対ドル・対円ともに、また下方向を目指すことになりそうです。
ポンドドルは、現状1.6309ドルの雲下限(11月17日には1.6069ドルまで低下)をなぞる格好で再び売り直し。
下値を探ることになるでしょう。
ポンド円も同様に、148.52円から144.13円まで低下する雲の下限に沿った展開が予想されます。
唯一の対抗要素は日足の移動平均線の指標は買いを示していることです。
昨日一気に145円台まで下落しましたが
長い下ひげをつけて20移動平均線よりも
上に値をもってきています。
ただローソク足は上値を切り下げてきています。
そしてドル円は日足移動平均レベルで売りサインを示していますのでひきづられる形で下落する可能性がありますので注意が必要です。
ポンドはしっかり流れについていけば大きく利を伸ばせる通貨ですので引き続き注意をしてみていきます。