2025/12/2

 

アメリカや中国を筆頭にヒト型ロボット『ヒューマノイド』の開発が著しいですが、ホンダのアシモやソフトバンクのペッパーなどがある日本ものんびり傍観しているわけではありません。

さあ、日本の底力を世界に見せつけてやりましょう!

 

🤖 KyoHAの概要と活動目的--

京都ヒューマノイドアソシエーション KyoHA(キョーハ)は、日本のヒューマノイドロボット産業の再興を目指して設立された団体です。
  • 設立:2025年6月に設立が発表され、同年9月に一般社団法人となりました。

  • 設立メンバー早稲田大学、テムザック、村田製作所、SREホールディングスが中核となって設立されました。
    その後、沖縄科学技術大学院大学、マブチモーター、カヤバ、NOK、ヒーハイストなどが加わっています。

  • 目的:日本が誇る高度なハードウェア技術を結集し、純国産のヒューマノイド(人型)ロボットの開発・社会実装を推進することで、日本のロボット開発競争力を高めることを目指しています。

  • 活動の柱:

    • ハードウェア開発の国産連携体制構築:精密部品、アクチュエーター、センサーなどの技術を連携させた産学連携ネットワークを構築。

    • 京都を中核としたサプライチェーン構築:製造から導入までを見据えた国産サプライチェーンの再設計。

    • 経済的波及効果と産業競争力の強化など。


🛠️ 開発の特色

KyoHAが開発を目指すヒューマノイドロボットは、「人型の形・サイズならば、人間用の設備や道具をそのまま使える」という利点から、「現場フレンドリー」なロボットとなることが重視されています。

  • 汎用性:階段やエレベーター、電動工具など、人間用の設備や道具を人間のように扱えるため、ロボットフレンドリー化が難しい現場(建設現場、医療機関、研究機関など)での活躍が期待されています。

  • 開発モデル:用途や動作が頻繁に変わる現場向けに、建設現場向けモデルと、医療機関や研究機関向けの俊敏性/機能性重視モデルなどが並行して製作される予定です。

 

 

2025年12月2日の報道によりますと、KyoHAにルネサスエレクトロニクス住友重機械工業などが新たに参画し、全13者体制で国産ヒューマノイドロボットの開発を加速させ、日本のロボット産業の競争力を高め、2027年中の量産開始を目指すということです。

🚀 新たな参画企業

KyoHAが中心メンバー(早稲田大学、テムザック、村田製作所、SREホールディングス)と初期メンバー(OIST、マブチモーター、カヤバ、NOK、ヒーハイストなど)に加え、新たに迎え入れた主な企業は以下の通りです。

  • ルネサスエレクトロニクス株式会社:

    • 役割:ロボットの頭脳となる半導体(マイコン、SoCなど)や、各種電子制御技術の提供が期待されます。ヒューマノイドの複雑な動作をリアルタイムで制御するための核となる部分を担います。

  • 住友重機械工業株式会社:

    • 役割:ロボットの関節部分に不可欠な精密減速機や、高精度・高耐久の機構部品などの提供が期待されます。日本の高いハードウェア技術を代表する企業の参画により、ロボットの耐久性と動作精度が向上します。

 


🎯 開発の具体的な目標時期

項目   目標時期
初期プロトタイプ製作   2026年3月頃
第2弾プロトタイプ製作   2026年末頃
量産開始   2027年

KyoHAは、2027年を目標に、レスキューや建設現場での活用を見据えた「現場フレンドリー」な純国産ヒューマノイドロボットの量産化を目指しています。


💡 KyoHAの強み

今回の参画企業拡大により、KyoHAはヒューマノイドロボット開発に必要な主要な技術領域を国内でほぼカバーできる体制を築きました。

  1. 制御系(電子部品・半導体):ルネサスエレクトロニクス、村田製作所など

  2. 駆動系(モーター・機構):マブチモーター、住友重機械工業、カヤバ、NOK、ヒーハイストなど

  3. システムインテグレーション・運用:テムザック、SREホールディングスなど

  4. 学術研究: 早稲田大学、沖縄科学技術大学院大学(OIST)

この強力な産学連携体制により、設計から製造、制御に至るまで、全て国産技術で完結する高信頼性のヒューマノイドロボットの開発が進められます。

 

 

どんなヒューマノイドを作り出すんでしょうね?

テスラのオプティマスほどの高性能なものが作り上げられるのか、プロトタイプの発表が楽しみです。

 

Happy Trading !!