みなさんとお話していると、
「どの次点で売買してます?」
「チャート以外にどんなテクニカルを利用しますか?」
と聞かれることが多いです。
どうも、テクニカル分析に偏った方が非常に多く感じます。

私はローソク足チャート以外のテクニカルは利用しておりません。
暴言かもしれませんが、チャート以外は
所詮、なんとでも解釈できる、後づけのものに思えます。
どの時間軸で見るかで無数の解釈がありますから。

但し、チャートは重要視しております。
週足や日足などは頭に入れていて当然として、
1分足、5分足、15分足を見続ける事をお勧めします。
足の勢いを見続けると、感覚的にどちらにバイアスが
向かっているかなんとなく読めてきます。
おのずと、相場の反転ポイントも分かってきます。

しかし、ローソク足チャートのみで勝てるかと言うと
そうではありません。
ファンダメンタルズなど、経済情勢は
常に情報収集しております。
これこそ、私がどちらの方向に自信をもって
ポジションを傾けるかの源です。

最近はクロス円の取引がほとんどです。
これには理由があります。
クロス円は単純です。
日本の経済情勢はほとんどの場合、世界から無視されています。
日本発の情報で相場が動くことはまれなのです。
つまり、ペアである相手国の経済や、世界的な情勢を
気にかけてさえいれば売買が出来るのです。

ドルストレートはそうはいきません。
ドルはリスク回避の通貨でもあります。
例えばアメリカの経済指標が良かった時に
市場はドルに対して判断が分かれます。

アメリカの経済が良いということは
世界経済にとって好ましい。
よって、リスク選好でドル売り。
いやいや
素直にアメリカの経済が良いから
その国の通貨は買うべきだ。
よって、ドル買い。

さらに困難にさせるのが、米国債の長期金利など推移です。

そこに、ペアである相手国の経済や世界情勢が絡んできます。

事は複雑に絡み合って相場を形成します。
よって、私にはドルストレートは予測不可能なのです。

私は世界の経済情勢のリスク選好度を
自分なりに判断して、その日の売買の方向性を決めています。
決して自分で決めた方向性に逆らったトレードは致しません。

リスク回避と判断した時は円売り
リスク選好と判断した場合は円買い
これは、超短期のスキャルピングでも例外ではありません。

そうすることで、読みさえ当たっていれば、
むやみに損切りする必要がなく、
多少の含み損をもっても、ビビらずに
自信を持ってポジションを持っていられるのです。

トレンドが崩れる時は必ず悪材料があります。
雇用統計のように悪材料が出そうなのが予想される場合は
勿論、前もってポジションは解消しますし、
突如として出てきた悪材料の場合は、内容いかんでは
躊躇なく損切りします。

結論です。
相場がどっちに向かっているか。
いつも、意識をしてトレードをする。
出来れば、多々ある情報から推測して
若干の先読みが出来れば、なお良いでしょう。
後から追えば追うほど、カウンターパンチ食らいますからね(笑)

要は相場の雰囲気を的確に感じ取ることです。
自分なりのVIX指数とでも申しましょうか(笑)