職場が変わって以来、日曜に休みなるなんてホントに稀なこと……
となって久しい近頃の自分ですが、昨日が休みで良かった~
なぜならこの日まで、富山市岩瀬地区で開催されていた、
「アートフェア富山2015・港町の芸術祭」
を、観に行くことができたから^^
このイベントは富山ゆかりの若手アーティストたちの応募作品を会場内にずらりと並べ、来場者に公開しながら期間中に審査員によるコンペも行われるというモダンアートの美術展。
会場となったのは富山市北部、岩瀬という江戸時代に北前船で栄えた港町の
旧北国街道にあたる大町~新川町の通称「廻船問屋通り」にある今は使われていない古い廻船問屋の屋内。
第一会場と第二会場とがありましたが、第二会場の方は招待作家さんの作品のみの展示で、主に第一会場がその舞台でした。
その第一会場は、五大廻船問屋のひとつと呼ばれた「宮城家」の中。。。
ところ狭しと作品が展示されてはいましたが、
建物内部は、栄えていた当時を偲ばせる物はほとんどなくがらんどうでいささか殺風景で……
モダンアートと古い日本の伝統美や様式美の融合を少し期待していた自分としては、ちょっとガッカリしてしまいましたが、奥には豪商らしきこんなごっつい金庫があったりもして^^
しかしこの位置よりも近づけないのが、また残念でしたけど……
その傍の野外に広がる風情ある日本庭園が雨に濡れて素敵でもありました。
そんな庭を望む縁側にも……
作品が並びます。
さて、モダンアートですから新しい表現方法や可能性を模索する前衛的な作品が数多く並べられているわけですが、今回ボクが強く心惹かれた作品を。。。
これ、分かりますか? なんて書いてあるのか。
なんと、
「I BELIEVE」
と毛筆で書かれています。
目の覚めるような力強い筆致。
白と黒のコントラスト。
文字の配置バランスは重厚さもありながら軽さも感じさせ、
なにより枠からはみ出しそうな文字の勢いは「信じることの大切さ・強さ」を訴えかけているようにも。。。
作品を目にした瞬間、胸を射抜かれました。
素敵だなぁと思いました^^
撮影禁止とどこにも書いてなかったし、近くにに居た実行関係者の方からも特に注意をされなかったので、思わず写メしてしまいましたが、よかったのかな……
携帯の待ち受けにしたいんですけどね^^;
宮城家を出ると隣の駐車場からはこの辺りのシンボル的建物=展望台が見えました。
「満寿泉(ますいずみ)」でおなじみ田尻酒造さん。
この建物の裏手には、実は一日に一組しか予約を取らない極上の隠れ家的フレンチレストランが。
行ったことないけど
建物横手に酒米の山田錦が植えられていました。
実物を初めて見たよ。この米^^
近所の田んぼのコシヒカリや天たかくとはやはり姿が少し異なりますね。
第二会場・馬場家の玄関先から見た広場にある北前船のブロンズ像。
このように、この廻船問屋通り、景観の配慮が行き届いており、素敵なのです。
景観に配慮して……
北陸銀行の支店もご覧の通り。
「新聞店」じゃなくて「新聞舗」というのがイイね
で、ブラブラ歩いていたら、次に目に飛び込んできたのが、こんな看板……
!!
近視治療……って。。。
針やお灸で近視が治るんかい!?
スゲーな、オイ。。。
「いらっし(改行)やいませ」
の名札が気になった某・和菓子屋さんの店先に置かれていたプーさんのデカい縫いぐるみwww
松ぼっくりならわかるんだけど、
「松ぽつくり」
って、なんなんすかね???
お店が閉まっていたからよく分かんなかったけど……
謎だ……
岩瀬に来たらぜひ立ち寄って頂きたい観光スポットが、この「森家」。
国の重要文化財にも指定されている現在唯一内部が公開されている廻船問屋です。
100円の入場料を払って中に入ると、ちょうどガイドのおじさんが観光客相手に説明を始めたところで、ラッキー
このおじさん、説明が立て板に水のごとく明瞭且つ滑らかで、しかも綾小路きみまろばりにユーモアもあってお客を飽きさせません。
しかしまぁ……
中の様子を撮影することはできませんでしたが、金持ちの家ってスゲぇなぁ……
と、おじさんの話に耳を傾けながら感心することばかり。。。
だってイチイチお金がかかっているんだもん
何気ない柱や梁の材質とか、見えない床の間の天井が輪島塗だったりとか。。。
その他にも商売の縁起を担いで建物のあちらこちらにはさりげない工夫がなされていたりだとか。。。
ぜひ見に行ってもらいたいなぁと思います。
今日は一旦これにて、
次回、岩瀬地区のグルメ編へと続く。。。
では、また。。。。