出すものは、
屁でもイヤっ！！
……というくらいに吝嗇だったウチのオヤジがこの世を去って、明日で丸１６年になります。
どうも、こんばんは♪
一部でお騒がせのボク＝ひまわりどーてーです＾皿＾；
さて、生前のウチのオヤジは本当にケチでケチで、、、
もぉどーしようもない吝嗇家だったので、ウチではマトモな家族旅行というものをしたことが昔はまったくありませんでした。
ボクがここで言う「マトモな家族旅行」というのは、宿を予約して現地で泊まり、そしてそこを拠点に観光したり、美味しいものを頂いたりするような、いわゆるリゾート的な旅行の事なのですが、ただ、遠出とかドライブ自体をしなかった、というわけではありません。
ボクがまだ幼かった当時、オヤジは自営業をしていたのですが、商用のライトバン（今でいうミニバン）が自家用車でして、遠出をする際には必ず、その後部に敷布団やら毛布やらを持ち込む、いわゆる車中泊で各地の観光地を目指したものです。
キャンピングカーならいざ知らず、せまい車内で家族五人、とくに蒸し暑い夏はキツカッタ＞＜
特に当時の商用のライトバンにはエアコンがついてなくて、移動だけでもぐったりだったのに、連れてゆかれるところと言えば絶対にオヤジの商売が絡んだところばかりで、ぜんぜん面白くないの。。。すべてヤツの都合。。。ホント、うんざりでした。。。
ついでに行くような名所でも、県外の大きな動物園や水族館や遊園地などの入場料のかかるところで、いわゆる子供ウケするようなプレイスポットにはほとんどつれて行ってもらえなかったんですよ。
行くところは景勝地（ま、景色みるのにお金はかかんないからね……）か、神社仏閣、もしくはお城（しかも、なんにもない城跡もふくむ）。。。
自分もそういう所は、いまでこそけして嫌いではないけれど、当時は価値も何も分からなかったので、あまり楽しくはなかったですね。
しかも食事と言えば、どこへ行っても、ありふれた食堂にあるラーメンかうどんのみ。風呂は、現地、もしくは通りすがりの地で適当に見つけた銭湯で入るという有様。。。
最初の内はそういうのも面白いものだけど、いい加減に子供だって、それがなんか変だとは悟るものです。
夏休みが終わって友達が、家族で連泊旅行に行ってどこどこの遊園地で遊んできた。こんな美味しいものを食べてきた……な～んて話を聞くと、すっごく羨ましかったことを思い出しますね。。。
しかもよ！
このオヤジの家族旅行は、まったく無計画で実行されるのですよ！
「おし！ 今晩から愛知県の知多半島に行くぞ！ オマエら準備しとけ！！」
とか。
家族にしてみたら予定もあるのに、ええええ～～～～っ
ですよ。。。特に母親は、晩飯も済んでいるのにオニギリやら弁当をこさえろと言われ、毎度機嫌を悪くするし、子供らとしてはトバッチリが飛んでくるので戦々恐々でしたよ。。。
ケチだから高速も使わず下道で何時間もかけて行くわけで、しかも真夜中だから景色だって見えないし。。。
で、そんなケチンボのオヤジが気まぐれに家族を連れてドライブに向かった先にボクは今日行ってきました。
それこそ、小学生の時以来ですから、もう３０年ぶりくらいになるのかもしれません。
ウチのオヤジ、園芸愛好家ではなかったけれど、苗木市や菊の品評会なんかには必ず出向くほど植物が好きなヒトでして……
ま、ケチですから、市に行ったところで何かを買うわけではないんですがねｗｗｗ
草花を見るのがとにかく好きでしたので、県内の花の名所にはよく連れて行かれたものでした。
ここもその一つ。。。。
富山県南砺市・旧城端地区（なんと市・旧じょうはな地区）の山奥にあります。
縄が池（なわがいけ）
という所。
ここには、たっくさんのコレ。
水芭蕉が、この時期になると咲いているのです。
墓参りでもと考えていたんだけど、天気も最高に良かったし絶好のタイミングだったので、今回は幼い当時の記憶をたどるドライブへと、オヤヤジの供養代わり（？）に出かけてきました。
オヤジの思い出話をつらつらと書いてたら、思いのほか長くなってしまったんで、一旦ここで切りますね。
では、またのちほど。。。
