(200ギニーレース前)

さて募集にはサクソンウォリアーの産駒も2頭登場しています。母父ガリレオのディープ産駒、日本では大成功例はありませんが、この組み合わせで、父となった場合どう出るかです。もちろんスノーフォールの衝撃的な21年エプソムオークス勝ちもあって、大いに人気するでしょう。

 

ただ、サクソンウォリアーも今年の英国オークス記録的圧勝のスノーフォールもノーザンファーム生産ではあるけれど、セレクトセールで買われた馬でなく、オブライエン陣営が繁殖を送り込んで種付けして日本で生産され、調教はアイルランドです。セレクトセールで買われたディープ産駒は何も調べずに語ってしまえばヨシダを出したハーツクライより海外での一流馬排出については悪いのかなと思いますが、その辺がその産駒に関しては悩ましいところなってしまうのでしょうか、未来は誰にもわかりませんが。

 

(200ギニーレース後)

 

余談ですが、エプソムは外から内に1メートル以上傾いており、重馬場になると、水がたまらない大外は稍重、そこから数頭内側は不良に近いような馬場になります。今回のディープ産駒の英国オークス圧勝劇はそれをわかってもう一度動画を見直しておくと良いと思います。今までの大差記録で1983年英国オークスを圧勝したサンプリンセス(多分勝ちタイムが2分42秒程度なので道悪馬場だったものと思われる)は、1983年凱旋門賞は2着でした。勝ち馬は1982年ジャパンカップに来たオールアロングです。オールアロングは82年ジャパンカップで感動を与えてくれました。