【道端演奏雑感20240824 嫌悪感も関心のうちかの巻き】 | 電気ラッパ吹きの奮闘記

電気ラッパ吹きの奮闘記

電気ラッパ(ウインドシンセサイザー)で、路上演奏を中心に活動しています。その活動の記録です。

 

  お昼過ぎから映画を1本観て、夕方から「LivebarMush」で「原田真二ライブ」を鑑賞して、「奏魂注入・エネルギー充填120%」。映画も、テレビとの連作で米津玄師さんの主題歌が、とても良かったです。個人的感想ですが、去年のジブリ映画よりも、すうっと入る感じでした。ライブの先行予約抽選に申し込める新作CDが、申し込み番号を抜いた状態で、メルカリに3分の1の価格で出ていました。どうしてもライブを観たいという人も多いのでしょう。自分も通常の申し込みで、チケットが取れそうなら行きたいです。

 

 「原田真二ライブ」は、いい意味で転がされた感じでした。至近距離のオーディエンスのあしらい方が上手でした。告知の写真では、アコースティックギターギターを弾いていたので、キーボードは弾かないのかなとも思いましたが、半分以上はキーボードでした。やはり、男のソロシンガーでピアノを弾いて歌っている印象が強いので妙に安心しました。

 

 そして実は、会場のオーナーさんに頼んで、一度は申し込んだ夜の部の席を夕方の部に変更してもらって、いつもの時間帯に新潟駅前広場に到着できました。たった一週間でこんなに違うのかと思うくらい、日暮れが早くなり19時前には、照明が点灯しました。

 演り始めて最初に声を掛けてくれたのは、5月の連休明けに声を掛けてくれた方でした。最初は、なんとなくお会いした方だとは思ったのですが、お話させていただいているうちに、いろいろな事を思い出しました。まだ掲示はしていなかったのですが、「本日のお品書き」から「さよなら夏の日」を選んでもらって、演らせてもらいました。毎週のように演っていて、2回3回と声を掛けてもらうのも嬉しい物です。

 

 

 そしてじっくり聴いてくれたのは、いろんな国の方が混ざった外国の若い皆さん。留学生さんか、学校で教えているALTか?たぶん、中学生程度の英語で質問できるのだろうけど、うまくコミュニケーションが取れないのは残念です。でも、なぜかお品書きから「やさしさに包まれたなら」をリクエストしてくれました。そしてなんと、1人はサビを歌ってくれました。ジブリ、すごいです。

 その後、日本語の上手な外国人のカップルに何曲か聴いてもらえて、最後は一緒に記念撮影をお願いされました。毎回、最低でも三曲くらいは洋楽スタンダードナンバーを用意しなければと感じています。

 

 

 

薄いサングラスを掛けた少し派手な感じのオネ―さんともう一人の女性、サングラスの女性は元吹奏楽部でトランペットを吹いていたという事で、エアロフォンについて興味津々でした。キーの話やマウスピースの中にあるセンサーの話、ビブラートは自分で掛けているのかなど、こちらも話していて楽しい事を説明させてもらいました。そしていただいたリクエストは、「いとしのエリー」。レゲェっぽくアレンジしたのですが、彼女のスタイルに合っていました。

 

 そして、22時半を過ぎて、そろそろ今日はお開きかなと思い始めたころ、1人の短パンにTシャッという出で立ちで、自分より少し若いくらいの男性が、目の前のベンチに座りました。そしてこちらを向いて聴いていてもらっている感じがしました。そして、近づいて来てお品書きを見たり、自分の周りを一回りして、ベンチに戻りました。すると、脇に座った男性二人組に、何やらこちらを指さして話し掛けました。その後、1曲ほど聴いてくれて二人組は立ち去ったのですが、短パンの男性はまだ聴いていてくれました。本来なら、その人が聴いてくれている間は演り続けたかったのですが、トイレが限界になってきました。そこで、お品書きを持って「そろそろ最後になるのですが、何かこの中からリクエストがあれば、演らせてもらいますよ」と伝えたところ、不機嫌な感じで「自分は、そういう事はしません。止めるなら勝手にしてください」と言われてしまいました。「そうですか、じゃ終了させていただきます」と言って自分は戻るしかありませんでした。実は、お開きにする時に、ベンチに座って聴いてくれる方がいた場合はだいたい、「そうですかぁ、じゃ○○〇をお願いします」と言ってもらえて最後に演る事も何回かあったのですが、今回は違ったようでした。ベンチに座っていなくても、撤収作業に掛かると、どこからか近づいて来た方に、もう少し聴かせてくださいと言われる事もありました。

 「嫌悪感も関心のうち」という事かも知れませんが、これからはこんな事も度々にあるような気もします。また、今回もボリュームの大きい弾き語りの方は、現れませんでした。やはり、演りにくいのでしょうか。本来は、自分の演奏や機材の使い方に集中したいのですが、グレーゾーンの中では、いろんな事に、気をくばらなくてはなりません。