今日のビル・トッテン氏訳、「Trump, the Diplomat-in-Chief, just took a dump at the UN(外交官長トランプ、国連で大失態)」。先月26日のHua’s Substackより。執筆は引退した起業家、Hua Bin。
トランプと失態(ダンプ)が韻を踏むことに今気づいた
ジミー・キンメルが一時的に番組を降板させられ、スティーブン・コルベールの『レイト・ショー』が打ち切られた時(どちらもトランプの神経を逆なでしたため)、多くの人が政治における言論の自由とユーモアの喪失を嘆いた。
言論の自由の喪失が「世界一の民主主義国家」で常態化する中、政治におけるユーモアはオレンジマン(トランプ)がホワイトハウスにいる限り安全だ。トランプ自身こそ尽きることのないユーモアと機知の宝庫——道化師的な類いのものだ。
最新の茶番劇は国連で起きた。トランプが外交官や世界首脳という困惑した聴衆を前に、1時間にわたるMAGA(アメリカを再び偉大に)キャンペーン集会風の演説をぶちまけたのだ。
私はその一部を見たが、この演説は荒唐無稽な主張と催眠術的な語り口が見事に融合しており、深夜番組のコメディアンを全て凌駕していると断言できる。
世界の指導者の中で、トランプほど他を圧倒するほど人々を楽しませる才能を持つ者はいない。彼のパフォーマンスは、目を離せない事故現場のようなものだ。
主な見どころは以下の通り:
不満の訴え
トランプは「国連から得たものは二つだ。壊れたエスカレーターと壊れたテレプロンプターだ」と愚痴り、自身の華々しい登場を妨害した犯人を調査するようシークレットサービスに命じた。
後に国連職員が指摘したところでは、そのテレプロンプターを操作していたのはホワイトハウスだった。
トランプはその後、長ったらしい演説の中で数分間も、ニューヨークの不動産開発業者だった時代に国連本部の改修入札に失敗したことを熱弁した。その結果、今日の国連本部は大理石の床もマホガニーの壁もない廃墟同然だというのだ。
自己顕示欲に満ちた「実績」のリスト
トランプによれば、彼は国際平和の仲介者として七つの「終わらせられない戦争」を終結させたという。
国内では「アメリカの黄金時代」をもたらし、「わずか二年足らずで、わが政権は米国史上いかなる政権よりも多くの成果を上げた」。この「実績」が2年どころかたった8ヶ月で達成されたことを考えれば、彼の謙虚さは明らかに過剰だった。
この荒唐無稽な主張に会場全体が爆笑すると、トランプは「そんな反応は予想してなかったが、まあいいさ」と応じた。無表情な語り口――偉大なるコメディアンの証だ!
「終わらせられない戦争」の調停、ベネズエラ沖での漁船爆破、国内のインフレ抑制に忙しくない時は、トランプは予知能力を研ぎ澄ましている―― 「私は予知が非常に得意だ…なんでも的中させる」。
攻撃の数々
お決まりのように、トランプは演説の中で様々な標的に対して平等に攻撃を仕掛けた。
まずお馴染みの国内のサンドバッグから――「史上最も腐敗し無能な政権――スリーピー・ジョー・バイデン政権」だ。
次に欧州へ矛先を向け、その開放的な国境政策と大量移民が「諸国の破壊を招いている」と非難した。
彼は「ひどい、ひどい」ロンドン市長サディク・カーンとの確執も非難し、同市長は「シャリーア法を導入したい」と主張していると述べた。
トランプは鋭い分析眼を国連そのものに向け、「西側諸国の破壊に資金を提供している」と非難した。予見的に、米国は数年前に国連への資金提供を停止しており、現在では数億ドルの国連分担金を滞納している。
トランプは気候変動陰謀論を「グリーン詐欺」と断じた。その直後には、「熱波による17万5千人の死を許した」と欧州を非難した――全く皮肉ではない。
そしてトランプは再生可能エネルギーへの依存が各国を「破滅の瀬戸際」に追いやると警告し、「清潔で美しい石炭」のような伝統的エネルギー源を称賛した。
スコットランドのゴルフコースの景観を損なう風力発電所を嫌うことで知られるトランプは、「中国には風力発電所がほとんどない」と発言した際、おそらく意図せず中国を称賛したことになる。ただし、中国が風力タービン生産と風力発電所容量において世界断トツの首位であるという事実を除けばの話だが。
トランプはブラジルも攻撃し、「我々なしではブラジルはひどく不調だ。ブラジルは破綻するだろう」と主張した。そして、彼は集まった国々に対し、自らの予知能力を披露した――「あなたのがたの国は破綻するだろう」と。
文体の特徴
老齢がトランプに追いついた。彼の国連演説は「低エネルギー」のジェブ・ブッシュを恥じ入らせた(トランプがジェブに付けたあだ名だと思う)。老いぼれの独白は、苦情の訴えや自己顕示、聴衆への叱責が非常にカラフルで面白くなければ、聴衆を眠りに誘うだろう。
xAIはトランプの演説を次のように描写した:
特定のジョークや発言を超えて、国際舞台における彼の独特の演説スタイルは国連の伝統的な礼儀作法とはしばしば対照的だ。彼の演説は選挙集会に似ており、個人的な不満、即興の発言、敵と見なした者への攻撃、そして広範でしばしば根拠のない主張に満ちていると言える。
MAGA集会と同様に、トランプは小学6年生レベルの語彙で、同じ知的水準の演説を行った。小学生を侮辱する意図はない。

国連総会で演説するムアンマル・カダフィ
要するに、世界は自己陶酔的で、狭量で、恥知らずで、狂った元リアリティ番組の有名人であり、独裁者になりたい者の見苦しいパフォーマンスを目撃したのだ。
私は2009年のカダフィの国連総会演説の一部を視聴したのを覚えている。それは寛大に「風変わり」と呼ばれていた。それからちょうど16年後の今日、トランプは亡き大佐を凌駕した。
彼の狂った悪意と無慈悲な暴言は、国連が守るために設立された価値観への公然たる嘲笑である。
道化師を宮殿に据えれば、道化師は王になるのではなく宮殿はサーカスになるのだ。
