中国は新規感染者が78人で、感染者総数は8万1171人となっている。しかし、香港のメディアは、中国政府の内部文書では、4万3000人の無症状の感染者を感染者数から除外するとあることを伝えた。イタリアは6万3927人となった。イタリアでは249人もの医療関係者が感染を恐れて、偽りの診断書で休んでいたことが報じられている。年々の度重なる国の医療費削減で、医療従事者の不足状態になり、医学生まで現場に出さなければならなくなったイタリアで、こうした事態が起きている。イタリアに次ぐ感染者数となった米国は4万6145人となった。22日のニューヨーク・タイムズは、ニューヨーク市と周辺地域がいまや世界の新型コロナウイルスの感染者数の5%を占める震源地となっていると報じている。ニューヨーク市郊外の3カ所に仮設病院を設置し、市内の大型イベント施設に大規模医療設備を整える計画であるが、既に市内の病院は新型コロナ感染症の患者で溢れており、医療スタッフの防御に必要なマスクなどの備品も不足していると言う。今やニューヨークは米国の武漢とまで言われ始める状況になっている。スペイン、ドイツ、フランスなどの欧州が2万人規模以上で米国に続いている。当初、急速に数を増やした韓国は、新たな感染者が少なくなって来ており、総数は9037人と多いが、ピークを超えた可能性がある。致死率では、ドイツがよくそれを抑えており、2万9056人もの感染者の割に他国と比べると死者は123人で抑えられている。国民保険の充実や首相の早くからの感染者率の高さの警告など、国民性もあって重傷者の適切な治療が可能な状態が維持されているのだろう。英国オックスフォード大学の研究者らのグループOur World in Dataが公開している新型コロナウイルスについての各国の検査件数を見ると、今月20日時点で、人口100万人当たりの各国の検査件数は、アラブ首長国連邦が最も多く1万2738件、次いで韓国6148件、オーストラリア4473.4件、ドイツ2023.3件、オーストリア1777.8件、英国959.7件、イラン957.1件、フランス559.1件、フィンランド537.6件、米国313.6件、ベトナム159件、日本117.8件、南アフリカ109.6件、コロンビア81.7件、ブラジル13.7件と続き、日本は他の先進国から大きく差を出している。まさに新興国に埋没する未来そのものである。米国の検査件数は現在では恐らくフランスや英国には近づいているだろう。東京都は今頃になって感染爆発の可能性を訴えているが、それはもっと早い時期からあり得たのであり、これまでその危険性を訴えなかったのは、オリンピック開催のためで、その開催がいよいよ延期の公算がはっきりしたために危険性を訴えざるを得なくなったのだ。都民が油断することで、検査数の少なさと合間って、感染は間違いなく広がっている。首都封鎖も絵空事ではない。感染症研究所自体が1人の感染者が出ると、首都圏では10日後に12万人の感染者となると試算しているのだ。イタリアやニューヨークが日本の首都に現出する可能性も十分あり得る。