連休の頃から曇天や小雨が続いていたが、昨日の午後からようやく晴れて来た。昨夜は久しぶりに星がたくさん見えた。周辺はもうすっかり新緑の5月になった。鶯の声も毎日聴こえて来る。昨日のウォーキング時にはツグミの姿を見た。まだ北へ移動していないようだ。職場の隣の醤油工場の裏の山に朴の木があるが、その木も大きくなって来て、昨年あたりから花を咲かせるようになったが、今年は蕾の数も増え、日当たりのいいところから花が開いて来ている。 釜石ではここ数日毎日のように小さな地震が続く。何ヶ月か前からちょうど震災前のように小さい地震が頻発するようになっている。岩手県沖や宮城県沖が震源地であることが多い。12日には長野県でM5.2の地震があったが、これは日本を分断する糸魚川-静岡構造線上である。そしてこの構造線の延長に南海トラフに続く駿河トラフがある。今年2月9日政府の地震調査委員会は、南海トラフでM8~9級の大地震が今後30年以内に起きる確率を70%程度から70~80%へ引き上げた。東北大学災害科学国際研究所の遠田晋次教授は、東日本と西日本で発生する内陸地震を、それぞれ前者は東日本大震災以降に活発化した「ポスト東日本大震災」、後者は南海トラフ地震に向け活発化している「プレ南海トラフ地震」と見るとしている。東日本は大震災の影響で内陸地震が各地で起きており、中でも首都直下地震は大震災以前の1.5~2倍のペースで発生していると言われる。同教授は「地震の統計では、小さな地震が増えると、大きな地震が起こりやすくなるという傾向があり、首都直下地震は要注意です。」とする。「近畿、中部は活断層密集地でありながら、近年大地震が起きておらず、要注意」とも言われる。一方、昨日、九州南部の霧島連山の新燃岳は噴煙を4500mまで上げる噴火を起こしている。武蔵野学院大学島村英紀特任教授によれば、東京ドームは124万立方mあるが、その東京ドームで数えると250杯分以上だったものを「大噴火」と言い、実に3億立方mという途方もない量で、日本では過去にこの「大噴火」が度々起きている。記録に残る17世紀以後で見ると、各世紀に4~6回も「大噴火」が起きている。ところが1914年に起きた鹿児島桜島の噴火と1929年の北海道駒ケ岳の噴火の2つ以外にはその後「大噴火」は起きていない。つまりここ100年近く「大噴火」が起きていない「異常な時代」なのだと言われる。静穏な時期は地下でそれだけ多くマグマが溜まる。そして、その「異常な時代」の終わりを告げたのが2011年の東北地方太平洋沖地震だった可能性がある。巨大地震は日本の地下にある基盤岩を一挙に動かしてしまった。震源に近い牡鹿半島では5mを超えて動き、首都圏や富士・箱根の地下でも30~40cm動いている。世界ではこれまでM9クラスの地震が7回起きているが、いずれもその地震の後で巨大噴火を伴っており、現在まで東北地方太平洋沖地震だけがその噴火を伴っていない。日本には活火山が110あり、その何れもが大噴火を起こし得る。中でも首都圏に大きな影響を与える富士山や箱根は、それぞれ1707年の富士山の宝永大噴火、1200年前の箱根大噴火を最後に噴火が見られていない。平安時代や江戸時代には東北地方太平洋沖地震と同じ規模の巨大地震と巨大噴火が続いて発生していた。自然は時期はずれても必ず同じことを繰り返すものだ。



朴の木の花

朴の木の葉