11月としては珍しい寒気が日本列島を覆ったようだ。北海道では大雪が降り、関東でも雪が降った。しかし、幸い岩手は夜氷点下にはなったが、雪は降ってはいない。−2度くらいなのでその寒さもさほど感じない。普段と変わりなく過ごしている。とは言え、さすがにこの時期には車のタイヤを冬用のスタッドレスに変えた。職場の都合で新居に引っ越し、オール電化となったため、24時間室内は暖かい。時にはセーターを着ていると汗が出ることもある。ヒーターのファンを回さなくとも暖房されるので、逆に室内の温度を下げるためには外気を入れなければならない。室内の乾燥も強い。「電化」にはどこか欠けるところがある。 米国で次期大統領が決まって、醜態を見せているのは相変わらず日本だけだ。国際情勢もろくに読めず、戦後ひたすら対米従属のみを国是として来た。否、むしろ対米従属のみが「外交」であったからこそ、国際情勢が読めなくなったのだろう。没落したとは言え、さすがにかっては大英帝国として世界を支配した英国は世界の読みが違う。現在、シリア問題をはじめとして、米国はロシアとの関係が悪化している。冷戦後、欧米は相変わらずロシアをソ連の継続とみなして、ロシアに対して敵対意識を潜めて来た。そのこと自体がロシアに強硬姿勢を持たせてしまった。英国はそこを反省している。米国が隆盛を極めている時には米国に寄り添った英国も、米国が斜陽化を見せて来ると、大国にのし上がった中国に接近した。中国の主導するアジアインフラ投資銀行への英国の早い参加はその証でもある。米国にしてももはや中国との関係を維持出来なければ米国自体が経済的に成り立たなくなっている。米国の中国への経済的な依存度は大きい。次期大統領はアップル社をはじめ中国に生産拠点を置く大企業の経営者を呼び付け、生産拠点を米国に回帰させるよう要請している。しかし、まだ賃金の安い中国からの撤退はそう簡単には進まないだろう。何れにしても次期大統領はこれまでの米国とは異なり、米国の国内問題を優先するようになる。ある意味で斜陽化した自国のことを自覚して、虚勢をはることをやめることだろう。TPPが国内の大企業を利するばかりで、労働者の格差を拡大すると言う事実を次期大統領は見抜いているようだ。自国のことだけを優先する考え方は差別にもつながり、危険な部分は確かにある。しかし、その一方で、世界の不要な混乱を回避出来る可能性もある。米国が自国のことだけに専念すると言うことは、同盟関係にあった国々にも米国に頼らず、自国で解決すべきである、と言っているのに等しい。日本はハシゴを外されたのだ。