今日も朝から曇天で、時折小雨が降って来た。気温は30度近くまで上がり、湿度の高い、蒸し暑い日になった。朝、犬たちの世話をした後、シャワーを浴びなければならなかった。庭の鬼百合の蕾も少し膨らんで来た。もう少しすれば大型の山百合も咲くだろう。さすがに7月に入ったので、月見草や立葵などの夏の花が多く見られるようになって来た。昨日、関連施設の方から旧仙人道の遠野側にある桜の巨樹の場所を再び教えていただいた。しかし、今は周囲に緑が多く、見つけるのは大変だと、携帯に写した写真を見せてもらった。なるほど、一度は見てみたい桜だった。来春は見逃さないようにしなければ。夕方、久しぶりに夕焼け雲が見えた。雨雲と重なり、何か幻想的でさえあった。夕焼け雲を見ていると、今年初めてヒグラシの声が聞こえて来た。いよいよ夏なのだろう。 最近は曇天が続くこともあって、写真を撮るために出かけることも少なくなった。近くを撮るにもレンズ交換が可能な一眼レフを使うよりも、コンパクトなデジカメで済ませてしまうことも多くなった。コンパクトとは言え、レンズはライカLeica のレンズが付いている。解像度はそこそこあるので、それなりに撮すことは出来る。ただ、コンパクトカメラの場合は後ろの液晶モニターを見ながら撮影するので、ピントの位置が狙い通りにならない。ズーム機能も付いているので、ずいぶんと助かるが、ズームが付くと解像度はやや落ちる。やはり、これぞ、と思う時には一眼レフを使わざるを得ない。しばらく前からこだわっている一眼レフは他社とは明確に異なる独自路線を行っているあるメーカーのカメラだ。レンズはカミソリマクロと称されるレンズを使っている。解像度が高くとてもシャープな画像が得られるレンズだ。他社のレンズと比べても安い。結局は得られた画像が自分で納得出来るかどうかだ。カメラがデジタル化すると、誰もが簡単にきれいな写真を撮ることが出来るようになった。とても喜ばしいことではある。しかし、一方で、個性的な絵作りをするカメラが少なくなり、普段使いもしない機能が付加されて、次々に新しいモデルが出て来る。現在の初級あるいは中級用カメラでもかなりの写真が撮れる。このため、恐らく、プロは大変だろうと思う。写真雑誌に投稿された素人の写真を見ても、とても素人の写真とは思えないような写真が、それもごく初級のカメラで撮られていたりする。プロはデジタルカメラの普及で相当あせりを感じるようになっているのではないだろうか。また、素人の側でも何か自分の写真の腕が上がったのではないかと、錯覚したりすることも多くなったのではないだろうか。聞いた話だが、特に写真技術の教えを受けたりしたことのない人が、趣味から写真に入り、ついにはフリーのカメラマンとしてプロになった人がいる。しかし、プロになってからの写真に多くの不評が付いた。現在もまだプロとしてやっているが、大変ではあるだろう。一度、その人が撮った写真を見たことがあるが、いいレンズを持っていれば何とかなる写真のように思われた。素人にとって怖いのは、いいレンズを使って、いい写真が撮れると、まるで自分の写真の技術が向上したと思えてしまうことだ。しかし、たとえ器具が立派でも、やはり、プロはプロで、素人とは別次元の努力をしている。プロの風景写真家などは、たった一瞬の光景を撮るために山中で1週間も寝泊まりすることもある。技量だけでなく、その場に出かける意欲も必要だ。そんなことを考えていると、やはり、自分は素人だとあらためて自覚させられる。
コンパクトデジカメで撮った金糸梅