今朝は久しぶりに愛染山がくっきりと青空を背景に見えていた。空には雲一つない釜石らしい青空が広がっていた。出勤時も日がさんさんと降り注ぎ、とても気持ちよかった。例年すばらしい菊を育てておられる方の家の前にしばらく前からまた今年も菊の花が並べられている。今年は出勤時によく見てみると、大輪の菊が並んでいない。昼前頃から雲が空を覆って、日が陰ってしまった。職場近くの八幡神社には見事なモミジの木があり、離れてみる限りはまだ紅葉していないが、念のため昼休みに行ってみた。やはり、まだこのモミジはもう少し時間がかかりそうだ。 最高裁大法廷は2年続けて衆参両院の選挙制度について「違憲状態」判決を出した。昨年3月23日には2009年8月実施の衆議院選挙について票の最大格差が2.3倍に達するとして「違憲状態」とし、本年10月17日には2010年7月実施の参議院選挙について1票の格差が最大5.00倍に達しているとして、それぞれ速やかに是正する必要性のあることを迫った。にもかかわらず、その状態を放置したまま来月選挙が行われることになった。法に照らせば、来月行われる選挙は違法選挙となり、選挙結果は無効になる。これまでの裁判所の姿勢から考えれば、実際には、裁判所は現状を追認する形になる可能性が高いが。過去20年間、日本の名目GDPはほとんど変わっておらず、失われた20年と言われている。1985年のプラザ合意以来円高が進み、2008年のリーマン・ショック後は一気に加速し、2010年末以来80円付近で定着して来ている。定着してしまったのは政府が有効な手を打てないで過ごして来たためだ。今、自動車や家電メーカーは減収で、特に、家電メーカーは大打撃を受けている。メディアは家電メーカーの体質を問題にするが、円高がこれほど放置されていなければ、家電メーカーの体質が現状であっても十分利益を生み出せていた。円高ドル安は日本の対外資産(米国債など)を減少させ、米国の対外債務を減らすという米国にとって有利、日本にとって不利という割に合わない状況を黙認して来てもいた。日本銀行のデータを元にすると、日本は過去10年間で90兆円もの為替による対外資産損失を被っている。本来ならば円という通貨が高く評価されていること自体は決して悪いことではない。しかし、そのためには、旧来の輸出中心の産業構造を変えて行かなければ、円高を有効に活かせない。その産業構造の改変にも手を付けず、円高も是正出来ずに来た政府の無策ぶりは目に余る。今の政権は財務省のコントロール下にあって、財務官僚のなすがままに流されて来た。この時期に選挙を行っても、弱体政権しか作れないことは目に見えている。そこがまた官僚たちの目の付けどころとなっていることも読み取れる。官僚にとって弱い政権が維持されることが都合が良い。元財務官僚であった高橋洋一氏も指摘しているが、民自公3党が合意した特例公債法案なども財務省の思惑通りになっている。この法案が成立すれば、政府は2015年まで国会の承認なく赤字国債を発行出来るようになる。財務省は国会のチェック無く自由に使える資金を実質的に確保したようなものだ。その負債はいずれまた国民に増税という形で降り掛かって来るだろう。政府広報オンラインを見ると「円高などの影響を受けている中小企業を支援します 日本政策金融公庫の「セーフティネット貸付」」などと円高を放置した政府が、その円高にあえぐ中小企業に対して、財務官僚の天下り先を利用した広報を出している。日本銀行を含めた官僚たちの本末転倒の姿が丸見えだ。一般のメディアは決して官僚たちの思惑を暴こうとしない。官僚に踊らせられている政治家たちに国民の目を逸らさせるように政治家の動きや政治家の批判ばかりを報じる。その結果は官僚へのチェック機能が失われ、官僚が独走する戦前と同じことが形を変えて起きて来ている。


桜とプラタナスの葉の紅(黄)葉