今娘は釜石の自動車教習所に通っている。午前中の教習が終わって迎えに行ったその足で山田町の駅前の食堂にラーメンを食べに行った。以前釜石の巨匠に連れて行っていただいた店だ。釜石のラーメンが大好物となった我が家ではラーメンの探索には積極的なので、娘にも食べさせてみようと出かけた。この店には「中華そば」と書かれてある。出汁にコクがああるが、多少塩分が強いかもしれない。その後はお決まりの道の駅に立寄り、少し買い物をした。この山田町と北隣りにある宮古市の境には麓に津軽石川の流れる先日も記した十二神山がある。重茂半島の中心にあって、標高は731mだ。『閉伊豊間根村東山之本記』と言う古文書ではこの十二神について「豊間根の東には薬師十二神立ち賜う」とあり、山の中心の薬師如来と如来を守るいわゆる薬師十二神将が鎮座することからこの山の名が付いたと言われる。しかし、この十二神の実体はすべて如来や菩薩、明王である。「十二支神」とも言われるが神ではない。神仏混淆等と言われ、あまり問題にされることはないのだが。和田家文書を読んでいるとたびたびギリシアのオリンポス山十二神が登場する。ロシアのバイカル湖の古名は「ブルハン湖」と言うが、このブルハンの名はかってこのバイカル湖までやって来たモンゴル系の王ブルハンの名に由来し、この地に残ったモンゴル系の人々が日本人にそっくりなブリヤート族である。その人々の神がブルハン神であり、和田家文書では東からオリンポス十二神やカオス神、エホバ神、アブラハムの神々、エジプトのラー神、アメン神、シュメールのルガル神、支那の西王母神、天竺のシブア神、などを「修成なして、一尊とし日本(ひのもと)国なる国神アラハバキ神とせし」と記されている。太古より山靼、バイカル湖を通じてギリシアやエジプト、「エスラエル」の文化も東北に伝えられていたのである。してみると重茂半島の十二神山の十二神とは津軽石川の名を考えてもオリンポス山の十二神に由来する可能性もあるのではないだろうか。バイカル湖に浮かぶ島はオリホン島と言うが、この島の名前までオリンポスに由来するようにすら思えて来る。

菊とキリギリス

菊とキリギリス