今年の釜石の夏は地元の人たちから見ても異常な気温のようだ。連日暑い日が続き、今週末近くには34度の予想が出ている。それでも昨日あたりから朝は空気がひんやりするようになった。やはり8月に入ったせいだろうか。朝の3時頃にふと目が覚めるとカジカガエルの大合唱が聞こえ、夕方にはヒグラシの合唱が聞こえる。それにウグイスまで加わることもある。釜石はそれだけで避暑地になっている。経済学に合成の誤謬という概念がある。個々の行動としては正しくとも全体として見ると悪い結果を生み出すような場合を指す。先日職場の方と話していて職員の姿勢について考えた時、この合成の誤謬が頭に浮かんだ。岩手に来て、感じたことがこの合成の誤謬のような気がしてきた。岩手の人たちは一人一人見るといい人たちでやっていることに間違いはない。しかし、全体として見ると、間違った方向に向かっているように思える。まず、以前にも何度か書いたように、車の運転だ。一人一人は安全な運転に心がけているが、周囲の流れを十分に見ないで、余計な渋滞を作ったりしている。道路が限られ、広い地域だけに無駄を生じている。職場でも一人一人は正しいあり方をしているが、相手の立場に立った思考が見られないところがある。そのために不要な問題を引き起こしていたりする。地方になればなるほどどうしても個々の人はいい人なのだが、他者への配慮というか、公共性のようなものが薄くなる傾向があるようだ。見方によれば厳しさがないとも言えるのかも知れないが。

桔梗(ききょう) 万葉集で詠われる「あさがお」と言うのは桔梗のことらしい

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