今釜石ではアワビの口開け(解禁)の真最中で先週も職場の匠の方の差し入れで職場の方たちと行きつけの居酒屋で相伴させていただき、その後も個人的に獲れたてのアワビをその匠の方にいただいた。新鮮なアワビも他の魚介類と同様もうその味を知るとこれまでのアワビが名ばかりのアワビに感じられてしまう。ほんとうに美味い。先日はまた久しぶりに匠の方の小屋にお呼びいただいた。家人がいない時にも一度家の方でお呼びいただいたが今回は家人も釜石へ帰って来ていたので家人とともにおじゃました。いつものメンバーに孤高の巨匠も来られており、久しぶりにそろったにこやかな顔で楽しい食事が始まった。この小屋へ来るといつもそうだが珍しい食べ物が次々に出される。メニューの多さに初めからこれは食べきれないと分かるほどだ。一つ一つが非常に美味しくほんとうに残すのがもったいないものばかり。とても普通では口にできないものばかりなのだ。孤高の巨匠が提供してくれた鹿肉もいつもと違う味付けであっさりとして鹿肉だと言われなければ何の肉か分からないほど癖がなく、鹿のレバーも初めて食べたが牛よりもっちりとしてかつあっさりしている。味付けの巧みさもあってだろうが非常に美味しい。やはり孤高の巨匠が山で採られた松茸と同等に貴重なコウタケも食べさせていただいた。貴重なキノコのため松茸と同じように秘密の場所で採取されるのだが今年は孤高の巨匠が採取された場所ではコウタケが見事にびっしりとなっていて、写真を撮れなかったのが残念だったと言われた。5Kgものコウタケが採れたそうだ。一度家へ引き返して食用ホウヅキなるものも持って来ていただき、初めて口にしたがそれがまた変わった味だが実に美味しい。全員が納得出来る味だった。やはり巨匠の育て方が違うようだ。タラの荒汁にタラの白子のいわゆる菊、北海道から知人に送ってもらったジャガイモを使ったコロッケ、盛岡近郊の自然養鶏の朝取り玉子、孤高の巨匠の漬けた野沢菜、タケノコ白菜などの漬け物などいずれもがまた味付けがすばらしい。デザートはイチジクを使った2種類の味付けとリンゴと黒豆とアイスクリームを材料にしたこれまたすばらしい味のデザートであった。とても材料からは想像もつかない美味しいデザートなのだ。遠野の風の丘で買ったポーポーという果物も初めて食べさせていただいたがこれも非常に上品でいて美味しい果物だった。木になるカスタードクリームだとか森のアイスクリームだとか幻の魅惑の果物とか呼ばれている北米産の果物で明治期に日本へ入ったようだ。寒さに強く、葉が朴の木(ほうのき)に似た感じだ。是非また食べたいと思える果物だ。いつもこの小屋で食べさせていただくものにはほんとうに感心させられる。本来の材料がいずれもその味が十二分に生かされていてかつ、くどくない。楽しい会話と荒巻鮭の作業日程の打ち合わせであっという間に時が過ぎて行った。

左から荒汁、コウタケ、コロッケ、オムレツ、菊、鹿レバー、朝取り玉子、鹿肉

食用ホオヅキ ちょっと変わった味だが美味しい

孤高の巨匠の手になるイチジク 和菓子風のいい味がする

ポーポー 魅惑の味という言葉がピッタリの美味な果物

盛岡の喫茶店のレシピで作られた匠の方の奥様の手になるほんとうに美味しいデザート

味のある孤高の巨匠の横顔 笑顔の匠の方が後ろにおられた