ここのところ不安定な天気がずっと続いている。一日のうちの天気が目まぐるしく変転する。晴れたと思うとたちまち雨雲が出て一気に雨が降り出したりする。天気予報もいつもよりさらにあてにならない。雨上がりを狙ってリスたちが毎日クルミを食べに職場の裏山にやって来る。シジュウカラも木々を渡り歩く。日射しが出た時はミンミンゼミもまだ鳴いている。最近職場の方達から新日鉄の最盛期の街の様子を聞くことが続いて、その話からすると商売の繁盛ぶりは異常だったようだ。企業も労働組合が強く労使ともに活発だったようだ。その新日鉄が撤退すると今や街は寂れ、商店街は次々に店仕舞いをして休日など商店街を歩いてもほとんどの店が閉まっている。さらにこの不況が追い打ちをかけ、全国的にも地方の疲弊は凄まじいようだ。岩手の内陸部の都市でも大手自動車会社の不景気の影響がまともに出ているそうだ。地方にとって企業誘致は企業の景気がいい時は確かに潤うが不景気となると真っ先に影響を受けてしまう。すべてが企業頼みとなって地方の自立性は無くなってしまう。今の釜石がそのいい例だと思う。地方がほんとうに自立するためには都会の大企業に頼らず自らその地方色を生かした起業なり産業を作り出していかなければならない。国の補助金付きの産業育成も同様で国の財政次第で補助金は簡単に打ち切られてしまう。地方分権が長く叫ばれながら一向に進まない。安易に大企業や国の補助金に頼る姿勢ができてしまうとそれらに頼れなくなった今のような状況になったときに右往左往することになる。もはや日本自体がかってのような高度経済成長の到来は望めない。今のような状況こそ地方は自分たちの将来を腰を据えて考える必要がある。自立した街作りだけがほんとうの意味で地方再生に繋がる。そのためにも釜石はもう一度この機会にじっくりと釜石自体を見つめ直す必要があると思う。

匠の方の彼岸花が咲きそろった 株が増えて赤い絨毯になってくれればいいが