今日から早くも4月で、明日4月2日には英国の首都ロンドンでG20が開催される。このG20を前にして英国も米国も国債が売れ残る事態が生じている。これは国家として財政運営が今後困難になることを示しており、市場が国債を買っても将来償還されない可能性があると判断するようになったことを示している。米国ではさらに金融機関の不良債権を国が買い取ることをノーベル経済学賞受賞者の経済学者ジョセフ・スティグリッツが痛烈に批判している。買い取った不良債権が国に多額の損失を出させることが十分予想されるからだ。ロイター通信のインタビューに答えてスティグリッツは 政府のプランは国民にとって泥棒に値する と述べている。損失の補填は結局国民の負担となるからだ。一方で3月24日には中国の中央銀行である人民銀行総裁がドルを基軸通貨として使うことをやめて、代わりにIMFの特別引出権(SDR)を国際基軸通貨として活用すべきだという、ロシアと協調した新提案を発表したそうで、15,340億ドルという世界一の外貨準備高を有する国の発言であるだけに、このドルを基軸通貨として見切った発言は非常に深刻であり、当然明日からのG20にもそれが反映されると思われる。ドルに替わる基軸通貨が見出せないままドルへの信頼がいよいよ失われつつある。G20はすでに米英の思惑通りには展開できない状況になってきており、その結果さらにドルやポンドへの不信感が高まり、一層の金融危機が到来する可能性があると言う。外貨準備を多く保有する中国はすでにこのブログでも述べたように世界の地下資源を購入することでドルを現物に替えつつある。中国も決してドルの急激な崩壊は望んでいないが確実にドルから離れて行っている。

沈丁花 (じんちょうげ) 沈丁花青くかをれりすさみゆく若きいのちのかなしき春に 若山牧水

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