議論が衝突した時、「足して2で割る」ような結論になることがあるけど、これって最悪じゃないかな。
なぜって、正論、反論、どちらの主張もないがしろにされたことになるからだ。
例えば、次のようなやり取りだ。
Aさん おい!規則を守れよ。
Bさん はあ?これは規則に無いだろう。
Aさん 何言ってるんだ。一語一句当てはまってなくても常識的に、これは規則違反だろ。
Bさん おいおい、拡大解釈かよ。これはお客様から言われてやっているんだ。常識的にOKだろう。
Aさん はあ?頭大丈夫かあ?あんたみたいのがいるから、規則が骨抜きになるんだ。
Bさん なんだと〜…
上司 まあまあ。喧嘩は良くない。ここは間を取って、基本的に規則は守るけど、Bさんのやり方も半分取り入れるってのはどうかな?
・・・
こういう上司ってシラケるよね。
なぜシラケるのかと言えば、何の解決にもなっていないからだ。
AさんとBさんの間の遺恨は残るし、次に似たようなことが起こった時の判断材料にもならない。
じゃあ、どうしたらいいのだろうか?
次のように論点整理をしていくの良いと思う。
上司 お互いの主張を整理して教えてくれる?
Aさん 規則に明確に書かれてなくても、明らかな規則違反はあります。それを許して規則自体が骨抜きになるのを懸念します。
Bさん 私は逆で、明らかに間違っていない人を、拡大解釈で悪者にしたてる奴が現れるのを恐れています。
上司 つまり、この規則に関してアウトとセーフの境目はどこか?が論点でいいかな?
Aさん Bさん まあ…、そうですね。
上司 じゃあ、その論点で話をしますか。
・・・
こういう風に論点を整理して話を進めると、そもそも論として、次の3つが問われることになる。
- 目的は何か?
- 状況をどうとらえるか?
- 目的と状況を踏まえ、どういう解決がふさわしいか?
これら1から3を意識して話し合えれば解決に近づくんじゃないかな。
そもそも論って大切だよね。
— 中村文昭@たいわや代表 (@jvl1S96EYxZz7R0) 2021年2月22日
つまらない会話に陥ったら、「そもそも目的は何?」「そもそも今の状況は?」と考えることで短絡思考から逃れることができる。
つまり、そもそも論とは「目的」と「状況」から導き出す「問い」のこと。これを使いこなさないと、つまらない会話をだらだらとすることになる。