ジョイFMからたまたま聴いた映画情報で「カメラをとめるな」の再来と呼ばれている面白い作品がキネマ館で公開されると聴いて今日劇場へ足を運びました。
キネマ館がこんなに賑わっている映画は初めてかもしれないと思えるくらいいっぱいでした。
タイトルの通りですが、幕末の京都から会津藩の武士が現代の京都撮影所にタイムスリップして、いつの間にか斬られ役として時代劇で活躍する様になっていくコメディ作品です。
私が不勉強で恐縮ですが、決して有名な俳優が出ている訳でもなく、監督さんも初耳。
映像も豪華かそうでないかと言われればチープな感じですが、それでも、ストーリーが良くて、役柄がはまっているので、誰が出ているかは案外プライオリティとして決して高いわけではなく、満足度はどれだけスクリーンの世界に感情移入できるかだなと改めて思いました。
幕末の時代から現代社会に来てあまりの変わりように驚くところや、会津ことばの朴訥な雰囲気にはとてもユーモアがありますが、ただ笑いを誘うだけでなく、武士としての誇りを持ち続けるシーンはホロリとさせてもらいました。
足を運びたい気持ちはありながらも中々魅力的な映画に出会うことが無かった邦画では久しぶりに楽しめた作品でした。