「男はつらいよ」や「金八先生」を観て下町の大きい川の土手に憧れてました。
中学生の頃、自転車で戸田橋まで1時間くらいかけて何度か行ったことがありました。
土手でボーッと鉄橋を渡る列車を見てるだけで何かをする訳では無いんですが、心地よい時間を過ごせていたように思います。
東京にいた頃、週末荒川までロードバイクで走りに行ってました。
ただただペダルをがむしゃらに踏んでいると余計なことを考えずに集中出来たのが良い気分転換になり、なおかつ良い運動にもなって一石二鳥でしたが、まさかのロードバイクが盗難にあってしまい、それからは遠ざかっていました。
宮崎に来て3年が過ぎ、せっかく目の前に良い土手があるのにこの環境を生かさないのはもったい
なと、5月から仕事先まで約5km、大淀川沿いの土手をロードバイクで移動することにしました。
時間にして15分はあっという間ですが、意外と移動時間は車と変わらず。信号に停まることも無く、ガソリン代は大幅に安くなり、おまけに自然を感じながらの移動はとても心地よい時間で、今のところ良いことづくめです。
日によって風が向かい風になったり、追い風になったりと、まさしく自然が味方になったり壁になって立ちはだかったりと人生そのものです。
ときには幼稚園児が散歩をしていたり、ベンチでいつも同じおじさんが座っていたり、夕方はボート部が練習していたり、実業団風のウエアを着た人がトレーニングしてたり、ヘルメットを被った生徒が下校中だったりと意外に色んな人が土手を行き交っています。
夕方の土手から見える茜色の空は何とも言えない素晴らしい景色です。
土手を自転車で走る、これサイコーです。