『ゾルゲ・スパイを愛した女たち』上映と、山本修夢さんの舞台挨拶” | 一松亭のブログ

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労働問題、社会問題、心に残る映画について書いています。

新宿K’sシネマの『ゾルゲ・スパイを愛した女たち』の一話、二話上映に行ってきました。知らずに行ったのですが、山本修夢さん(大崎少佐)、小川和久さん(軍事アナリスト・作家)、益田祐美子さん(司会)の舞台挨拶とトークがありました。
山本さんは、すらりとしていますから、どの映画でも制服姿が大変引き立ちます。
山本さんがトークで言っていましたが、映画中で大崎が失敗し切腹を試みるシーンがあるのですが、ロシアではいまでも日本人と切腹が結びついているようで、そういうシーンがあるそうです。そこでなのですが前も紹介した「ラストサマーウォーズ」の中で自決を拒否した山本修夢さん演じる関東軍将校が処刑されるシーンで、他の兵士に弓矢(!)で処刑されるシーンがあり、不思議に思ったものですが、これで納得(?)がいきました。会場で山本さんからサインをいただきました。

ドラマは入り組んだ人間模様、様々な組織の思惑のぶつかり等も交えて大変よくできており、当時の時代の重々しさと緊迫感が伝わってきます。ロケは上海で日本のシーンを撮影したようで、髪型や和服の着こなし等はやむなしとして、劇場の幟、町の看板等全体としてよく昔の街を作っていると思います。
DVDも購入しましたが、しばらく映画館に通います。DVDには中にパンフレットが入っていますから、DVDを購入すればパンフレットは購入しなくていいです。最後に山本さんが、亡くなった中丸さんを「戦友」といっていたのが心に残りました。映画の中での輝くような美しさが目にしみます。