四四

屋根屋根の煙突高く低く夏

【季語】 夏

【読み】 やねやねの えんとつたかく ひくくなつ

【意味】 屋根屋根の上に、高低様々な煙突が見える夏の風景…

【作者】 
大場白水郎(おおばはくすいろう) 

 

       明治~昭和期の俳人

【生没年】 一八九○年一月十九日~一九六二年十月十日

  

       (明治二三年~昭和三七年)

【略歴】

 東京の日本橋南茅場町出身。十代半ばに、同級生の久保田万太郎の勧めで、俳句を始める。慶大時代に三田俳句会等に参加。実業家として、宮田製作所の重役も務めた。

【他の句】(注目度順:☆>◎>○>◇)

 

 うなぎやの二階にゐたり秋の暮 ☆
 

 髪刈りに秋の夜の坂下りにけり ◎
 

 よくかかる笠子魚あはれむ霞かな ○
 

 蚊帳にいて聞くともなしにきく話 ◇
 

 秋涼し蛙も池に棲みつきて ◇