今日の『カーネーション』。
朝、昼、晩と、三回観ました。
朝、昼、晩と、三回涙しました。
夏木マリさんと
あめくみちこさんの
2人の演技がすごかったのです。
ドラマだって、
演技だって、
わかってこちらも観ているのですが、
夏木さんとあめくさんが本当にその役を生まれた時から「生きてきた」という雰囲気を全身にまとっていて、
セリフがただのセリフでなく、
ちゃんとその人物の人生をしっかり何層にも背負っているという「厚み」を持って、
わたしの心に届いたのです。
しかも、
夏木さんも尾野真知子さんからの途中交代。
さらに、
あめくみちこさんにいたっては、今日が初登場。
なのに、ちゃんとその背中にはその人物の「人生」がちゃんとある。
女優さんですごいなあ!
というのを通り越して、
人として、
そういった感情を表現できるのは本当にすごいなあ、とただただ感動でした。
あめくみちこさん演じる、
かつて糸子さんが想いを寄せていた周防さんの娘さんはこう言います。
「憎み続けるというのは悲しいものです。
だいぶ歳をとってからそう思えるようになりました。
でも、それでも自分の中の汚い感情がきれいになくなったわけではありませんでした・・・
それが、今日、先生の目を見て消えました。」
と。
今、じっくりと噛み締めながら読んでいる、アイアンガー先生著の『心のヨガ』の中に、
「人間は生まれつき5つの苦悩をもっていて、それを感じるのは自然なことである」という言葉が出てきた時、
「そうなんだ~」となんだかほっとしました。
そういった苦悩となる感情はできるだけ自分の中に「持ってはいけない、あるべきではない」ものだと思っていたからです。
でも、それが「あるのが自然」であるならば、
その5つの苦悩の存在を邪険に扱わず、
しっかりとその存在に「気づき」、
そこから自分が「どう学んでいくのか」
ということに意識を持っていって初めて、
生まれながらに自然にもっていて感じている5つの苦悩を「活かす」ことができるのだなあ、と思います。
そうすると、その5つの苦悩でさえ、「神さまからのプレゼント」として輝くものに変化するのだろうと思います。
父の不倫相手だった糸子さんに、自分でも嫌だなと思いながらもそういった感情を浄化しきれずに生きてきた周防さんの娘さん(あめくみちこさん)。
自分の想いに素直に従ったがゆえに、周りの人を傷つけてしまった・・・という苦しい気持ちのまま周防さんと別れてその後を生きてきた糸子さん。
2人とも、その想いを抱えながらも日々の目の前のことに一生懸命に力を注いできた先に、
その苦悩があったがゆえに心震える体験を分かち合うことになった・・・
やっぱり、
すべては「ベストタイミング」で起きていて、
人生のどのページの出来事も「必然」のストーリーなんだな、
と思わずにはいられませんでした。
『カーネーション』
感動場面は本当にたくさんありましたが、
たぶん、
わたしにとっては今日が一番心に残った回になるだろうと思います。