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Fuzzy Masayan

ある写真屋のぼやき

   証明写真でも最低20カット位はシャッターを切りますが、すべての表情が違います。直感で選べるのは有っても二枚くらいです。見た瞬間にこれだと選べます。良い表情というより、いい目をなさってる写真を選びますが、瞳の中に感情が表出しているカットが印象良く感じます。

   見た瞬間に「この人を採用したい!」と思わせるような写真を撮影出来るように努めます。特に最近は書類選考が最初に行われる企業が増えてきましたので。面接もしないうちにふるいにかけられてしまうのはかわいそうです。   数多い 応募者の中でも必ず目に留まるインパクトのある写真を作るべく日々努力しております。本来、素のままの本人を証明する意味合いのものですから基本的にメイクやレタッチ作業はやらないようにしてます。ライティングで90%カバー出来るように。 光の追求は一生ものだと先輩に云われてますが、難しい限りです。

       言わばお見合い写真 ですね。その写真を見た方が、瞬間に感じたことは、、理屈無しに脳裏にインプットされてしまいます。ああでもないこうでもないは後から考えることで    「第一印象」  はぬぐい切れません。    従って婚活においての「お見合い写真」の撮影は最も難易度が高いメニューの一つです。 最近はいろいろな協議会やボランティア団体などで出会いを作るイベントなどが行われております。その際に最初に求められるのが写真の提出です。全身と半身のポートレート撮影が一般的ですが、デートの前にプロフィール紹介や履歴書、そして写真を判断材料にして面接したい人物が選ばれるらしいので、責任重大です。   一次試験は写真かなと思いますので、プレッシャーがかかります。これこそ第一印象が勝負かなと思います。一回目のデートまで漕ぎ着けられれば、、責任は果たせたと勝手に考えてます。   しかしながら、かなり主観的な男女の好みは多種多様、千変万化の極みです。そこで、、客観的で一般論的な視覚で感じ取られるであろう表情を捉える努力をします。一人の人物の人格がたった一枚の写真で語れる訳はありません。   180度カメラを回すとアングルによって、違った性格が見えて来ます。優しい顔、凛々しい顔、ガラスのように壊れてしまいそうなナイーブなお顔、烈しく闘争心に満ちた強い顔立ち、、、、、どれもみんな間違いなく「あなた」のお顔なんです。     それで私は全く違ったアングルの写真を何枚か持たせてあげてます。    その方が、一方的に判断されて誤解される危険性を避けられるのではと思うからです。    成功率をを高めるために。       笑顔が最高とか、インスタ映えするとか、そういう事とはかけ離れた問題提起です。                        少しずつですが、やっとこさ意図通りに撮れてきたかな?と恥ずかしながら、年甲斐もなく思ってますが?     厳しいのは成功させて  なんぼのもん  という職人技 の  勉強です。                                                 記念写真  以外で  更にまた   難しい撮影  は  選挙 の  ポスターに掲載する  ポートレートです。     これまた、当選させて なんぼのもん?    というのはおこがましく、思い上がりも甚だしく思いますが、見る人がどう感じる か? が問題です。それこそ主義主張や政策論の前にポスターから受ける第一印象は大なるものがあると思います。しかも経験値、、年齢、性別,などなどにより感じ方に差異があると思います。コミュニケーション力としての写真の影響力は偉大だと思います。受け取ってしまったイメージは拭いきることは大変です。発展性のある良いイメージで第一印象を発信出来れば最高です。まだまだこれから、お勉強です。   一昨年前にある中学校の合唱コンクールの審査員に招かれたオペラ歌手の方の,指導講演会を取材しながら聴かせてていただいてました。その先生がヨーロッパに留学なさった折に、痛切に感じたことは日本人として弱いなと思った事が、語学力以上の「コミュニケーション力」だと仰ってました。   見ず知らずの土地で思ったように生きてゆくためには、音楽以上のコミュニケーション力が不可欠な生きる術だと話されたことが印象的でした。勿論、中学生に対してのお話だったのですが。海外経験のない私には、ハッと!するお話でした。

 コミュニケーション力としての「写真」を更にまた考え直します。つづく