悔しいけど、親父は追い越せたと思っていたのは、浅はかでした。死ぬまで職人魂を忘れない仕事人にはは完敗です。規模や営業力では勝ったと思っていたのに⁉ 果たして私が生きてる間に追い越せるかどうか? 自信はないがやるしかない! 死ぬまでに、と思ってます.。 手作業のレタッチ技術は同業者も認める程の腕を持ってました。パソコンがなかった時代でしたので。エアーブラッシュも使ってました。が、しかし感心するのは自然に対する畏敬の念を持ち合わせていたことです。 農家に生まれて、当時は馬と一緒に暮らしていたそうです。小学校から帰ると川へ馬を連れて行き、体を洗ってあげるのが日課だったそうです。それが終わると友達とひと泳ぎするのが楽しみで、何と人種の違う友達、「カワウソ」たちと競争しながら泳いだそうでいたす。大正時代かと思いますが、その頃は栃木県北にもカワウソは居たのですね。四国の四万十川で、20年前くらいにどなたかカメラマンさんが、撮影に成功された写真を新聞で見た記憶があります。それ以来、発見された報道はないので絶滅かなと考えております。父は「みんな毛皮にされっちまったー!」と言ってました。農耕馬と暮らしていたその当時の人達にとっては、家族の一員だったのですね。働けなくなり業者に引き取られて行く時には、家族全員整列してお見送りをしたそうです。その時、馬の目には涙が出ていたと親父は言ってました。これは親父の作り話だと長年思っていましたが、あり得る話と最近は否定出来なくなりました。私が小学生だった頃には、トンボやカブト虫を捕まえて遊んでいると、「10分位遊んだら逃がしてやれ!」と必ず言ってました。せっかく捕まえたのに何で? 、、、、、、、母親も同じことを言ってました。 特に お盆 の頃には、捕まえただけでも叱られました。 「命」あるもの、むやみやたらに奪う権利はない!人間それ程偉くない❕,,,,,これが親父の持論でした。雀や燕たちにも話しかけてるのを見たこともあり、何て阿呆な親なんや⁈と思ってましたが。いっしょに仕事をするようになってからは、よく「気合い入れてシャッター切れ!」と言ってましたが、意味が理解できない私は、「あほか!そんなことしたらシャッター壊れる!」 今、理解できるのは「気合い」すなわち「気」なんだと、生命あるものの「気」を入れてシャッターを切る、カメラは機械だが撮影するのは「生命体」の人間だという事。そんな事を教えたかったのかな?、、、、、今頃、気付いた俺❣ つづく