山本昌子監督のドキュメンタリー映画『REALVOICE』を観た。
やあ、REALVOICEを観ているよ。Prime Videoを今すぐチェックする
https://watch.amazon.co.jp/detail?gti=amzn1.dv.gti.0dc90faf-8d7c-44f2-a038-e6b19ebee600&ref_=atv_dp_share_mv&r=web
自身も児童養護施設出身という山本昌子監督。虐待された経験のある全国の若者の声を聞き、社会的養護の経験をした子たちや保護されることのなかった子たちの実情に迫った。大人になっても癒えない彼ら彼女らの心の叫びを、カメラを通して伝えていく。
【シェア拡散希望】
— 山本昌子*ドキュメンタリー映画REALVOICE監督 (@7974lovesmile) July 22, 2025
虐待経験のある若者たちが出演するドキュメンタリー映画「REALVOICE」
Amazon Prime Videoでの配信を開始
過去の自分は救えなくても、未来の子ども達へ繋げ日本を変えたい
− 当事者たちの思いhttps://t.co/ONCktyFvrK#児童虐待 #ドキュメンタリー映画#児童養護施設
ACHAプロジェクト代表として児童養護施設育ちの子どもたちに振袖を着せてあげたい、と活動されている山本昌子さんによる、虐待サバイバーたちの思いを綴ったドキュメンタリー映画。
以前から見たいと思っていたが、このほどアマゾンプライムに入ったとのことで観た。
理想の家族の下で育つ――誰もがそうなるに越したことはないだろう。
だが現実には家族の形、あり方は多種多様であり、世の中には親などから虐待を受けて育つ子どもたちも少なくない。
以前にもこのブログで書いたことがあるが、虐待を受けた子どもの脳は、虐待を受けずに育った子どもより委縮することが分っている。
虐待の影響は子ども本人にとっては生涯にわたって影響を及ぼすのだ。
この映画はそうした虐待サバイバーの若者たちがその思いを伝える映画だが、半数以上(おそらく)の出演者が顔出しNGで語っているのが非常に印象に残った。
虐待というハンディを背負っていることが、彼らの今現在の生活においても、決して小さくない影響を及ぼすのだという事を再認識させてくれる。
不幸にも虐待を受けてしまった責任は、サバイバーたちにあるのではない。
それは明確に家族にあり、またその家族を止められなかった社会の側にあるはずだろう。
それなのに、なぜ彼らは匿名で語らざるを得ないのか。
そこに、この日本社会の根本的な病があるのであり、僕らはそれをこそ、剔抉せねばならないのだろう。