街録に雨宮さんが出ていた。

 

 

植松死刑囚の特徴は、

今で言うASD、一昔前ならアスペルガー症候群と言われていたものと、

妄想性障害と呼ばれる病像にやはり近いような印象を受けた。

前者は、相手の表情やしぐさの意味を読み取れない、

オンレコ/オフレコがわからない(冗談を冗談と理解できない)、

相手の感情を理解できない等。

後者であれば誇大的な妄想に異様に執着する、

殺害予告をやたらと大勢に言い振らす(相手の信用度を測っている)、

等々の徴候から類推できる。

だとすれば、後者は明らかに2次障害と言えるだろう。

 

妄想性障害 - 10. 心の健康問題 - MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)

 

にも拘わらず死刑判決になったのは、

ひとえに世間や政治への「忖度」からだろう。

強い言い方かもしれないが、

45人を殺傷した犯人を死刑にしなければおかしいと感じる世の向きが

一種の圧力となって司法に働いたのだ。

これはこれで異常な事態と言わねばなるまい。

 

 

 

今行われている札幌ススキノ事件の裁判でも、

おそらくこのような社会的圧力は働くであろう。

このような裁判の在り方の是非も含めて、

僕らは考えていかなければいけない。