穂村弘著「絶叫委員会」読了。

 

町には、偶然生まれては消えてゆく無数の詩が溢れている。突然目に入ってきた「インフルエンザ防御スーツ」という巨大な看板、電車の中で耳にした「夏にフィーバーは暑いよね」というカップルの会話。ぼんやりしていると見過ごされてしまう言葉たち…。不合理でナンセンスで真剣だからこそ可笑しい、天使的な言葉の数々。

 

歌人・穂村弘によるエッセイ。

街中に普通に転がる、普通じゃない言葉たちを集積し、

そこに注釈をつけていく、というようなスタイル。

面白い。

笑えるコトバ、ゾッとするコトバ、ムカつくコトバ。

街中には様々なコトバが溢れているものだと思う。