眠られず、三木聡監督『大怪獣のあとしまつ』を観た。
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500円
人類を未曽有の恐怖に陥れた巨大怪獣が、ある日突然、死んだ。国民が歓喜に沸き、安堵に浸る一方で、残された巨大な死体は徐々に腐敗・膨張を進めていた。爆発すれば国家崩壊。終焉へのカウントダウンは始まった。絶望的な時間との闘いの中、国民の運命を懸けて死体処理を任されたのは、警察でも軍でもなく、3年前に突然姿を消した過去をもつ1人の男…。彼に託された<使命>とは一体?果たして、爆発を阻止することができるのか――!?前代未聞の緊急事態を前に立ち上がった、ある男の”極秘ミッション”を巡る空想特撮エンターテイメントが、今、動き出す。
カタストロフ・コメディなどというジャンルがあるのかどうかは知らないが、
もしあるとするなら、本作はその代表作となるだろう。
タイトルから推察できるように、
本作はゴジラやウルトラマンといった特撮物のパロディであると同時に、
3.11以降の日本/世界のパロディでもある。
こういう作品こそ、真のエンターテイメントと言えるだろう。