海南友子監督『いわさきちひろ~27歳の旅立ち~』を観た。

 

 

 

今も世代を超え愛され続ける画家いわさきちひろ。本作は、誰もが知ってる絵本画家の、誰も知らない波乱の人生を、黒柳徹子、高畑勲ら、ちひろから影響を受けた50人の証言を元にひも解くドキュメンタリー。四面楚歌での再婚、失業中の夫を絵筆一本で支えた過酷な日々、病と闘いながら反戦を訴えた晩年。貴重な原画の数々をもちいて、愛と不屈の物語を描く。ちひろを敬愛する山田洋次がエクゼクティブプロデューサーを務める。© ホライズン・フィーチャーズ

 

 

亡くなって半世紀近くが経つが、

世界は未だに戦争を終わらすことができないでいる。

無力な子どもたちの瞳に映るものを、

僕たち大人はまだ見ることができない。

それは、僕たち大人自身が無力で、無知で、傲慢だからだろう。

「戦争反対」

もちろん、そうだ。

でも戦争を無くすために何が必要なのか、

まだ誰一人として理解はしていない。

叫ぶだけでは、戦争は終らない。

戦争を終わらすために何が必要なのか考えなければならない。