えんじゅです。

34年前の今日6月12日は、

宮城県沖地震があった日です。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%9F%8E%E7%9C%8C%E6%B2%96%E5%9C%B0%E9%9C%87_(1978%E5%B9%B4 )


そのため宮城県ではこの日を「県民防災の日」と定めていて、

僕の職場なんかでも避難訓練が行われました。


1978年の宮城県沖地震は死者28名、負傷者1万人以上、

建物の全半壊7400戸という甚大な被害を出し、

旧建築基準法が現行法に改正されるきっかけになったとも言われます。

これ以降に建造された建物の耐震性は格段にあがりましたが、

一方でこの改正以前に建てられた建物の耐震性は

そのままの場合が多く、

そうしたギャップは1995年の阪神大震災などで

特に大きな問題となったように記憶しています。


それから時を経て2011年、

僕たちは1978年の地震を遥かに超える天災人災に遭遇しました。

被害は宮城県や東北だけに止まらず、

文字通りの「国難」の中で、いまだ道筋さえ見えずにいます。

今後、この流れがどこへ向かうのか、どこへ導くべきなのか、

僕たち一人ひとりはまさに当事者の一人として、

見守り、時には積極的に判断を下していかなくてはならないように

思います。


一方、同じ60年前の6月12日は、

有名な『アンネの日記』が書き始められた日だともいいます。


http://ja.wikipedia.org/wiki/6%E6%9C%8812%E6%97%A5



アンネの日記 (文春文庫)/文藝春秋
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13歳の誕生日に父親から日記帳をプレゼントされたアンネ・フランクが、

7人の同胞とともに暮らすアムステルダムの屋根裏部屋での生活を

詳細に書き留めていたことは、ユダヤ人にとってではなく、

彼女以降を生きる人類にとって、大きな遺産であると思います。


いろんな意味で彼女が生きていた時代に

次第に近づいて来ているような気がする昨今、

彼女のように少数者であることは非常に重要であるように思います。