えんじゅです。
だいぶ以前にネットで拾った画像を元に書きかけてたものを、
なんとなくそんな気分になったので完成させてみました。
題材的にはちょっと気恥ずかしいですが(;´▽`A``
ちなみに下が元ネタの画像です。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
少女と自転車
少女は行く。
その華奢な自転車で。
夕暮れの中を
あてどもなく。
遠い家路を。
彼女の家は
どこにあるか知れない。
それでも彼女は
遠い家路を
どこまでも走っていく。
なんのために?
石ころだらけの道を
彼女の分だけ
均すために。
夕暮れの道を
彼女のうちへと
辿り着かせるために。
真っ暗な
夜が来る前に。
ゆっくりと
でも着実に
彼女は二つのペダルを漕ぎ続ける。