えんじゅです。

ご無沙汰してしまいました。

東京から戻って以来、疲れのためか、

PCを開く気になれませんでした。

申し訳ありませんが、

まぁ「気まぐれブログ」なのでご容赦ください(笑)


さて、Coccoライヴ、詳細です。

全体的にヘヴィーチューンの曲が多く、

Coccoさんが今抱えてる「怒り」が

すごく伝わってくる内容になってたと思います。

何の「怒り」かっていうと、やはりそれは

沖縄を巡る今の状況、でしょう。


鳩山前首相の「最低でも県外」発言に

端を発した普天間問題、

全国でもトップクラスに入る失業率の高さなど、

沖縄の抱える問題は根深く、

なかなか一筋縄ではいきません。

現在の菅政権が腫れ物にでも触るかのように

普天間問題を避けてるのも頷けなくはないですが、

だからといって避け続けるわけにもいかないでしょう。


「自分の問題は自分で解決するしかない」

3年前の武道館ライブで、Coccoさんはそう言ってました。

沖縄人ではない僕らにとっては、

普天間問題は国と国の問題あるいは国内の政治問題ですが、

沖縄人であるCoccoさんにとっては、

普天間問題は自分の問題つまり生活問題なのでしょう。

事実沖縄の政治も経済も、基地の存在に左右されてるところが

少なからずあります。


何日か前に、NHKで国会予算委員会の中継を見ていたのですが、

ある議員の質問で、沖縄の基地と経済の関係について質問する場面が

ありました。

それによると、

基地が沖縄にもたらす収益は全体の数%(たしか2%くらい)ですが、

市町村が実施するインフラ整備(道路とか下水道とか)にかかるコストは

基地があるために2倍も3倍もかかってしまうのだそうです。

そのため沖縄の経済は基地に発展を阻害されてる部分が

あるそうなのです。


安全保障とか、そういった問題から、おそらく基地は必要なのでしょう。

ですが、沖縄にだけ負担を求めるのは、

恐ろしくアンフェアな気が、個人的にはします。

一部訓練施設などは沖縄に残す必要はあるかもしれないですが、

通常の飛行訓練などは自衛隊などの基地でできるでしょうし、

そのほうが安全保障としても効率的なような気がします。

もちろん周辺住民との協議をした上での話ですが。


失業率の問題もそうですが、沖縄の問題は日本の地域が抱える問題の

縮図のような気がします。

地域によって、基地がダムや原発や放射性廃棄物処理施設に

なったりはしますが、

基本的な構図は同じだと思います。

そしてそれが、ムダな公共事業や「政治とカネ」の問題にも

つながってると思います。


そうした問題に対して、歌で対抗すること、

Coccoさんがやろうとしてるのは、おそらくそうしたことだと思います。

だからこそ、沖縄に対して愛憎半ばする感情を抱くんでしょうし、

沖縄タイムスのコラムで書いてたように、

堂々と「悪口」も言えるんでしょう。

僕のようなファンはおそらくCoccoさんのそうしたスタンスに

共感してるんだと思います。


ともかく、最高に盛り上がったライヴでした(^∇^)